
-仕事に役立つ「雑談力」-
ビジネスシーンにおける雑談には、関係構築がスムーズになる、業務上のコミュニケーションがとりやすくなるなどのメリットがあります。雑談力に自信がない人も、質問の仕方を工夫する、相槌を意識するなどのコツを掴むことで、雑談力を向上させることができます。

「雑談」は、関係構築やコミュニケーション円滑化の糸口になるため、ビジネスシーンにおいて重要な要素です。会議や商談前にアイスブレイクとして雑談をはさむことで、その後のコミュニケーションがしやすくなるなどのメリットも期待できるので、雑談力はビジネスパーソンとしては身につけておきたい要素の一つではないでしょうか?
・・・ということで今回某化学メーカー系労組さま主催で荻野容子さんを迎え講演会が開催されました。
-雑談の目的-
私たちは普段何気なく雑談をしますが、その際のふるまいによって人間関係をより豊かにすることが出来ます。
雑談にはいくつかの目的がありますが、「相手との距離を近づけること」、「相手の情報を収集すること」です。

誰でも初対面の人に対しては人柄などの探りを入れてしまうものです。雑談はそれらを知る機会となります。相手に対してよい第一印象を与え、相手に心を開かせて距離を近づけることがひとつの目的です。
ビジネス面で言うと、「心理的安全性の向上」 「信頼関係の構築」 「チームワークの強化」 「業務の効率化」といった4つの効果があるので、職場でも雑談が重要なのです。
-ビジネスシーンにおける雑談のメリット-
コミュニケーションの円滑化に役立つ雑談力ですが、ビジネスシーンにおいてはどのようなメリットが期待できるのでしょうか?ビジネスシーンにおける雑談は、関係構築に役立つというメリットがあります。業務に直接的に関係のない雑談には、お互いの自己開示を進める効果があるため、自然と信頼関係が芽生えやすくなります。

相手と共通点があると、 親近感や好感を抱きやすくなり、雑談が弾みます。そして良い雰囲気を作り出すには、YESを引き出すことがコツです。
信頼関係を築ければ、業務上の相談や困り事を気兼ねなく相談しやすくなり、仕事上のコミュニケーションもスムーズに進められるようになります。信頼関係が構築できた相手とこまめなやりとりができることで、業務内容の認識に齟齬が起こりにくくなるため、生産性の向上も期待できるでしょう。
雑談力を磨くことは、ビジネスパーソンとしての成長に直結します。

雑談は単なる時間つぶしや儀礼的な会話ではなく、ビジネスの成功を左右する戦略的コミュニケーションツールです。ビジネスパーソンが「とりとめのない会話」に終始しがちな雑談を、「信頼/信用」を築くための戦略的なコミュニケーションへと変えることで、ビジネスパフォーマンスは大きく向上します。

・・・雑談力は生まれ持った才能ではなく、誰でも習得できるスキルです。日常的な練習を重ねることで、確実に向上させることができます。ビジネスの成功を目指すなら、戦略的な雑談力を磨き、コミュニケーションの質を高めていきませんか?

『雑談力は最強のビジネススキル 〜雑談でコミュニケーション能力を高めよう〜』(荻野容子さん)


・コミュニケーションをとるのに雑談の重要性は理解しているものの上司や面識の浅い方との間で使うにはハードルが高いと感じていました。今回の講演では雑談のきっかけづくりやポイントをレクチャーいただき
すぐにでも生かせる内容を学ぶことができました。
・若手からも「勉強になった!」「とても使える!」との声を聞いております。本当に良い講演会になったと感謝いたしております。ありがとうございました!
・「雑談」ということで、講演聞くまでは苦手な方が多かったみたいですが、荻野さんが上手く話を進めてくださったお陰で、ワークでも臆することなく取り組むことが出来たり、大好評でした。
・一方的に聞くだけでなく、参加型のワークがたくさんあって、参加者が盛り上がってよかったと思います。

・特に執行部が雑談を重要視されており、熱心に聞いていただき、ワークも楽しんで参加して頂きました。
・皆さんワーク楽しまれてました!職場での「雑談」を重要視されていて熱心でした。他の年次にも聞かせたい!と思います。
・技術職や工場勤務の方も多いためか、参加者の皆さんは全員が「雑談は苦手」に手を挙げられて、テーマとしてはニーズに合っていたようです。
・今まで「雑談」というのを勘違いしていて、あまり意味がないと思っていましたが、雑談をする本当の意味/目的が分かり、明日から取り組んでみようと思いました。
・相手と共通点があると、親近感や好感を抱きやすくなり、雑談が弾むということで、相手のことをよく知ろうというきっかけにもなることを理解しました。