【オペレーション日記】vol.174 ~桑野麻衣さん

新たな門出(新入組合員)

入社して間もないこの時期、新入社員のあなたは、不安に思うことも多いのではない
でしょうか?学生の時との生活リズムの違い。新しい人間関係。これから仕事を任されるプレッシャーなど・・。不安に思う事を挙げればキリがないはずです。

今回は某地方銀行組合さま主催で、桑野麻衣さんの講演会が行われました。

入行から6ヵ月が経過し、社会人としての自覚が生まれつつある中で、行員として更なるモチベーションアップにつなげると共に、組合知識の習得、早期の離職防止の観点からも同期入行者、執行部との親睦交流を図る機会を設けることを目的に開催されました。

レジリエンスを高める必要性

「レジリエンス」は、一般的に「復元力、回復力、弾力」など と訳される言葉で、近年は特に「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応 して生き延びる力」という心理学的な意味で使われることが多く、 「逆境力」とも呼ばれています。

メンタルを強くするというのは、“鋼(はがね)のメンタル”、“何があっても動じない”というより、“しなやかでどういう状況にも対応できる”というイメージに近いです。

レジリエンスを高める上で必要な3つのポイントは「心のしなやかさ」「自己肯定感」「良好な人間関係」になります。

3つのポイントを高める

レジリエンスを高める上で、必要な3つのポイントを高めると、


①心のしなやかさ(「~でなければならない」「~べき」に縛られない)
②自己肯定感(自分自身を正しく客観的に評価)
③良好な人間関係(周囲に信頼のおける仲間や存在がいる)

・・・の3つが確保されることにより、人は安心安全を感じることができます。

それにより「自責型」の人材になることが出来ます。簡単に言いますと「自分で自分の人生に責任を持てる」「他人に振り回されない」ということになり、安心安全が確保されていない場合は例えば被害妄想になったり、他責型の人材になってしまいます。

「自責型」人材と「他責型」人材

逆境がおとずれた時、それを『自責』にするか『他責』にするかで、
その後の行動や思考に大きな違いがあります。

①自責 「自分の責任で考えたり、行動したりする」 

 ⇒精神的な負荷がかかるが、現状を打破できる。

②他責 「自分の行動の結果を他人や組織・環境のせいにする」

 ⇒行動が遅くなる。あきらめる。現状維持の傾向。

逆境がおとずれた時、その要因を他責にするとモチベーションを上げる事が大変になります。
だからと言って、何でもかんでも自責にすれば良いものではないので、「自分は今、何ができたのか?できるのか?」と問いを立ててみませんか?

自己肯定感を高める

「自己肯定感」と「自己有能感」を合わせたものが『自己重要感』になります。

人生は山あり谷あり。上手くいくこともあれば、どうしようもないくらい落ち込んでしまうこともあります。しかしそれは私たちが本気で人生を楽しもうとしている証拠だと思います。

人生という限られた時間を自分の心に火をつける方法さえわかっていれば、必ず好転させることができます。
ネガティブになるのは生きていくために必要な生理作用。無理にポジティブになる必要はなく、うまく付き合うことが大切です。

自分のモチベーションをコントロールし、一見ネガティブに思える感情とのうまく付き合うポイントをお伝えします。

あなたの心に火をつける! ~ネガティブ感情とうまく付き合い、自分らしく生きるためのメンタルコントロール術~』(桑野麻衣さん

・この度は大変お世話になり、ありがとうございました!新入組合員にはとってとても良い機会となったようで、参加者からは「満足できる内容でした」「業務以外での講義を受講する機会が少ないのでありがたかった」「対顧客のみだけでなく、対職場の人間にも活用できる内容であり良かった」などの感想をいただきました。

・モチベーションが下がる時、それを乗り越えると自分だけでなく、人のことを幸せにできるんだと気がつけました。

・モチベーションについて人に教えたり、伝える立場としても非常に勉強になりました。

・嫉妬や火が消えそうな時など、ネガティブな感情に対して新しい捉え方ができ、自分自身と向き合うきっかけができました。

・自分を俯瞰する、客観視するのは難しいと思っていましたが、例えも説明もわかりやすく、今後ぜひ取り入れていきます!

・相手によってコミュニケーションの仕方を変えることは知っていたものの、男性脳・女性脳の違いやタイプ別コミュニケーションなど、誰に何をどのように変えていいのかが初めてわかり、すぐに実践できるものばかりでした。

・仕事に前向きに当たれそうで、自分自身を見つめ直すことができました。ありがとうございました!

・コミュニケーションの大切さやチグハグ感の理由がわかった。

・自分自身を見つめ直すことができた。今まで聞いた講演の中で一番わかりやすかったです。