-離職防止、人材不足解消-
今、各企業・経営者の大きな悩みの一つが「若手人材の離職」ではないでしょうか?多くの企業や業界で、採用難と離職率の高さに悩まされていると言います。
日本は人口減少社会なので、好転せず永続的に続くことも予想されます。岡本文宏さんの今回の講演は「人材不足の解消」「離職防止」がテーマになっております。
せっかく採用して育ててきた若手の人材が離職してしまうのは、企業にとっては大きなダメージになります。そうした中で、経営者や上司・管理職に求められるのは成果で、「仕事ができる人材の確保」になります。
「最近の若者は何を考えているかわからなくてね…」と悩みを抱えておられるマネジメント側の皆さんがたには、是非!「15分で完結できるマネジメント法」を学んでみてください!
-離職率の実態とは!?-
厚生労働省データ(2015年発表)になりますが、
産業全体では、高卒39.6% 大卒生32.4% が3年以内に離職という数字が出ており、
従業員数5~29人の企業では半数以上が3年で離職という結果が出ています。(高卒57.8% / 大卒51.5%)
そして、1年目での離職率が最も高いということです。
なぜスグに辞めてしまうのか?・・・それも“仕事ができる人”から辞めていくと思いませんか?
どうしてこういう事態になるのでしょうか??
-できる人材が続かない職場の共通点-
どんなに優秀な人を採用しても、すぐに辞められてしまったら意味がありません。定着率は働きやすさを測る指標であり、会社の生産性を左右します。
1.できる人材を放置している
できない人材に時間と労力を使いがち →どちらが大切ですか?
本来はできる人材に注力すべき
経営者/上司の時間・エネルギーは有限ですので、どこに力を注ぐのかという配分を決めることはとても大切です。多くの場合は、下位の2割に力を注いでしまいますが、本来は上位2割に力を注ぐべきです。
なぜならその方が成果を上げやすいからです。個人の能力開発で言えば、短所を克服するよりも、長所を伸ばす方が圧倒的に早く成長できるのと同じです。組織の上位にいる“できる人材”に、上司が手を掛けるようにすれば、モチベーションが上がり、これまで以上によい成果を上げてくれるようになります。
2.人間関係の問題がよく起こる
離職理由の中で、人間関係の離職が実に43%を占める
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩(お局様)・後輩とうまくいかなかった(13%)など
-人間関係を良好にするには!?-
スタッフと関係を良くするためには、話を聞くこと
→話を聞くメリットは主に3つ
1.相手からの情報が多く入る
2.好感を得られる(自分のことを承認してくれる人)
3.信頼関係が築ける など
全身で聴く =すべてを止めて「聴く」に集中する
・ながら聞きはNG
・スタッフの話は⾧くても1~2分程度なので、会話は5分以内で済む
・どちらが重要か?⾧期視点で比較する
自分の作業を継続orスタッフの話を聞く
→15分≒1日の1%
-採れない時代に「仕事ができるすぐに辞めない人材」を採用するポイント-
「春に採用したスタッフが、秋には9割辞めてしまいました。そんな状況がもう何年も続いています。どうすればよいでしょうか…?」・・・ある企業の人事担当者が肩を落としながら、そう悩みを打ち明けてきました。コロナ禍前も今も、人材の定着率の低さは企業の大きな課題です。
1.頭数合わせの採用をしない
採用面接で感じる違和感に蓋をしない
教育しても「違和感」は消えない
「違和感」⇒ 素地・価値観・習慣
2.共感できるメッセージを伝える
自社にマッチした人を見抜く:自社のこだわりを伝える
こだわりに共感できるか?
『仕事のできる人を「辞めさせない」15分マネジメント術 〜人材の離職を防ぐために今やるべきこととは?〜』(岡本文宏さん)
・岡本さんは、上手に参加者の考えを引き出してくださり、少し先のイメージを伝えてくださるので、よかったです。
・人の問題がいつも悩みの種になっていて、思うような結果にはつながりませんでしたが、セミナーをきっかけに、課題解決の糸口が見つかった感じでした。
・机上の空論ではなく、実際のご経験からの話でしたので、説得力がありました。
・一見大人しそうで、つまらないかな?と思ってたのですが、モチベーション高く元気な方で、引き込まれて聞いて、アッという間の90分でした。
・先生の研修は、通り一辺倒のカリキュラムを講義するのではなく、新店オープン、新卒採用など、その時の会社の状況に合わせた内容で行うので、とてもありがたいです。おかげさまで、新卒採用もうまくいき、今、社内の雰囲気がとてもいい状態になっています。
・研修を受けての変化としては、皆が同じ方向を向いて進んでいくことができるようになってきたこと。そして、一番変わることができたのは、なにより自分自身だと言えます。
・ルーティーンワークに追われている現状を打開したいと思い、参加しました。これまでのアウトソーシングとは別に、社内でも同様に自分の仕事を振っていく方法が理解できた。忙しさに追われて、売上拡大のチャンスをみすみす潰している経営者には必須の内容だと思いました。