－持ち直す力－

仕事が「できる」と言われている人の共通点をご存じですか？彼らは決して失敗しな い人ではなく、逆に挑戦の数が多い分、人よりも多くの失敗を経験しています。

できる人は失敗しないのではなく、失敗を成長に繋げる「持ち直す力」がとても高い人なのです。

・・・現場における日々の業務の中で、失敗して自信を無くしたり、落ち込む
ことも多いかと思います。ただそんな不安とうまく向き合い、乗り越える経験ができれば、「持ち直す力」が高まり、充実した社会人生活に繋がります。

－「真の自己肯定感」を育む－

充実した社会人生活のためには、失敗や逆境に負けない「真の自己肯定感」を育むことが大事になってきます。

小峠勇拓さんは、潜在能力開発・心理学・脳科学の研究と、少し違ったご自身の人生経験を通して、そのコツを体得し、教育の現場で実践し、その学びを「逆転メンタル」として体系化されています。

今回は、地方金融機関労働組合さま主催の若手組合員向け講演会でした。

若手組合員の成長を加速させるきっかけを作ること。また将来仕事で悩んだ時に、立ち返ってもらえる機会にすることを目的として、

小峠さんは、親しみが持てる伝え方をすることで、大切なことを分かりやすく・面白く・深く伝わった感じがします。笑いあり、涙ありの演出をすることで、若手組合員の心の奥底まで深く、突き刺さる気づきを提供して頂きました。

－持ち直す力①　～感動体験～－

人を変える力は「感動」です。人は、大きく感情を揺さぶられた時に動き出します。「理動」という言葉はありません。

感動体験は「人」によってもたらされます。ですから、自分の無限の可能性を引き出すには、自分より凄いと思える人物にどれだけ出会えるかが鍵です。

身近な存在の方が、その人の具体的な「思考法」まで真似することができますし、身近な成功例を見ることで、「自分にもできる」と思い込むことができ、まさに思い込みの壁を壊します。

・・・逆転メンタルの第一歩は「自己否定はしない！どんな時も！」です。今の自分を受け入れ、今の自分を磨く。逆境を乗り越える人に共通するマインドです。

－持ち直す力 ②　～意識を「プラス」に向け続ける～－

人の脳は、意識したことやイメージしたことに関係ある情報だけインプットし、関係
ない情報はスルーするという性質があります。
そのインプットした情報の積み重ねにより、自分の無意識の習慣や思考の癖、思い
込みなどが作られ、未来の「自分」が作られていきます。

意識を「マイナス」に向け続けたままでは、ヤル気も生まれず、高いパフォーマンス
を発揮することはできません。自分を磨くためにも、周りに良い影響を及ぶすために
も、意識をプラスに向け続けることが大切です。

－「消えないヤル気」の作り方－

なぜ変わることができたのか？脳は意識した情報を優先する
・結果、意識を向けた情報が自分に集まってくる
・プラスを意識すればプラスの情報が
　マイナスを意識すればマイナスの情報が集まる
・意識をプラスに向けることが消えないヤル気の第一歩

無意識の癖を矯正して「意識改革」する３STEP
人間は、普通に生活しているとマイナスに意識が引っ張られます。それが、脳の無意識レベルの歪みだからです。その「無意識」に気づく訓練をすることで、相手視点で考える癖を作ることができます。３つのSTEPを踏むことで、社員の意識改革が実現されます。

『失敗を成長に変える「持ち直す力」　〜全ての若手社員に必須のミスに負けない心の作り方〜』（小峠勇拓さん）