【講師著書から読み解くビジネスの真髄】㉕

気がきく人は、気配りの出来る人

個人的には、気がきかないより気がきく方が良いと思います。

「あなたは仕事ができるね」と言われるのと同じくらい嬉しいのが、「気が利くね」という評価です。

・・・ちなみに、「気がきく人」ってどんな人でしょうか? 自分の周りの人のことを考え、さりげなくフォローできるなど、相手のことを考えて行動している人ではないでしょうか。気配りができた行動ができている人は「気が利く」という印象を与えます。

気がきく人が大切にしているルール

1,000名以上を指導した元JALのトップキャビンアテンダントであり、影響力を持つ客室乗務員として「Dream Skyward優秀賞」を受賞、取締役から表彰を受けた経験を持つ七條千恵美さん。

現在は人材育成コンサルタントとして活躍されていますが、当時はそういう気がきく多くの人に助けられてきたそうです。

著書『「気がきく人」が大事にしている、ちょっとしたこと -誰でもできるけど9割の人がしていない7つのルール』 では、ご自身の経験談を基に、「これは是非真似したい」「これはやるとよくないかな」と感じたことを余すところなく詰め込んだ内容となっています。

挨拶や感謝の言葉で相手の心は動く

何かをした後、無言で会釈でも全然良いですが、でも実際の言葉として「ありがとう!」と言われれば、嬉しいものです。

職場でも想像してみてください。上司から色々指示される中で、都度「ありがとう!」と言ってくれるタイプのほうが、気持ちよく引き受けられませんか?

「ありがとう!」というたった一言だけでも、部下の仕事への意欲が変わることって多々あります。気がきく人というのは、いつでも他人に感謝し、キチンと「ありがとう!」と言葉に出します。

気がきく人はそれを知っていますので、小さなできごとでも「ありがとう」の言葉を欠かすことはありません。

全体を見渡し行動する

気がきく人は、よく見てよく聞いていると言います。

気を配るといっても、周りの状況が見えていなければ適切な動きはできません。 正確な状況判断をするためには、全体を俯瞰して見る必要があるので、気がきく人というのは部分的に焦点をあてて見るのではなく、大きく全体を見て行動しています。

状況判断も得意としています。 間違った判断で、先回りして行動しても「あの人は何をやっているのだろう」と、意味のない行動になってしまいます。

気が利く人は、何が必要とされているのかという部分を把握することが非常に上手なのです。

-「ちょっとしたこと」を意識する

気がきく人というのは、多分誰でもできる「ちょっとしたこと」に意識を向けることが出来、そしてとことん取り組むことが出来る人だと言えます。

そしてそれがいかに相手の信頼につながるか、相手を喜ばせるのかを知っているということなのです。


「ちょっとしたこと」意識し、日頃から実行するよう心がければ、まわりの人から「気がきくね」と言われ、感謝される機会が増えることでしょう。

いろいろな人の考えや価値観に触れることから始め、 ひとつの知識として吸収していく・・・どんどん挑戦して、素敵な気がきく人になりましょう。

接客マナー 〜一番に思い出され選ばれる社員になるために〜』(七條千恵美さん

・自分の行動がクリニック全体の印象に繋がるため、責任感、使命感を持つことの大切さのお話を聞き、身が引き締まりました。

・すばらしい研修、ありがとうございました!先生の話し方、所作、姿勢などに圧倒されました!単なるビジネスマナーの「知識」だけでなく、礼儀礼節、誠実さを感じるコミュニケーションがとても大切であることを理解できました。

・七條先生の講義を初めて受講した時の衝撃を今も覚えています。 圧倒されたのは、熱量とブレない強さ。 その熱量とブレない強さを研修で感じ、是非とも弊社の全社員に受講してもらいたくその後の依頼をお願いしました。

・弊社がかかげる経営理念「心を込めたお菓子とサービスで笑顔と幸せをつくる」の【サービス】を磨き、自信を持って実現すべく全販売スタッフに向けた研修として依頼させて頂きました。「接客敬語」や「作法」といった小手先のテクニックではなく、接客の本当の役割とは何なのかなど、サービスの本質を深く学ぶことが出来ました。

・参加者たちは「こういう時はどうしたら?」など、普段の細かい接客ならではの悩みもたくさん解決することが出来たようです。特に各店長の意識的な成長は大きく、その後も各店独自のケースを想定したロールプレイを取り入れるなどスタッフたちの継続的な成長につながっています。