和田 徹(わだとおる)
プロフィール
1985年キリン・シーグラム株式会社入社。1997年キリンビール社 マーケティング部商品開発研究所へ異動。
同社初の発泡酒開発プロジェクトに参加。
1998年「麒麟淡麗〈生〉」を発売し、史上空前のヒット。2001年「キリンチューハイ氷結果汁(当時)」を発売し大ヒット、
チューハイ市場を一変させる。
2005年キリン創業100年を機とした大型ビール新商品開発の特命プロジェクトの指揮を任命され、開発に着手。
2009年世界初のアルコール分0.00%の「キリンフリー」を発売。世界的なノンアルコール市場創造の火付け役となる。
2015年キリンの社内ベンチャー「スプリングバレーブルワリー株式会社」の社長就任。
クラフトビール市場と飲料・食品業界全体を巻き込んだ「クラフト化」をリード。
2021年キリンビール社を退職し、フォー・ザ・プラネット合同会社を創設し、これまでの0→1(ゼロイチ)の市場創造・
イノベーションの知見を活かし、商品づくりコンサルタントとして活動中。
《代表開発商品》
「麒麟淡麗〈生〉」 、「キリンチューハイ氷結」シリーズ、「キリンFREE」、「ハードシードル」、「スプリングバレーブルワリー」
《メディア出演》
シブ5時 / NHKニュース(NHK総合)
news every.(日本テレビ)
スーパーJチャンネル / 報道ステーション(テレビ朝日)
JNNニュースの森 / イブニングニュース / Nスタ(TBS)
FNNスーパーニュース(フジテレビ)
ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)
【メッセージ】
キリンでの33年間の商品開発やマーケティングの実務経験の中で、ありがたいことに多くのヒット商品を生み出すことができました。
その裏には更に多くの失敗があります。私は入社から12年間、何をやってもうまくいかず、今振り返ってもダメ社員でした。
そんな私ですが師である前田仁氏との出会いをきっかけにヒット商品の勝ち筋・要諦を体得していきました。
一部の天才ではなく、誰にでもできる方法です。ダメ社員ができたので、嘘ではありません。
商品開発者・マーケターだけでなく、新しいコトを始めたり挑戦する方にも役立つ方法です。
略歴
- 1961年
- 新潟県小千谷市生まれ。
- 1980年
- 慶應義塾大学経済学部 計量経済学(産業連関分析専攻) 入学。
- 1985年
- 慶應義塾大学経済学部卒。キリン・シーグラム株式会社入社。4年間首都圏の洋酒営業担当として毎晩深夜まで働く日々を過ごす。
- 1989年
- 念願の本社マーケティング部へ異動。国産洋酒(ウイスキー、スピリッツなど)のブランド・マネジメントや、ビジネス英語と格闘しながら輸入洋酒ブランド(バーボン、スピリッツ、リキュールなど)のマーケティングを担当。その後、ウイスキー、缶入カクテル、スピリッツ類の新商品開発を担当するもヒット商品にはめぐまれず。
- 1997年
- キリンビール社 マーケティング部商品開発研究所へ異動。同社初の発泡酒開発プロジェクトに参加。
- 1998年
- 「麒麟淡麗〈生〉」を発売し、史上空前のヒット。そのまま同商品のブランドマネージャーとして広告・販促・PRなどを担当し、発泡酒カテゴリー全体の拡大をリードする。
- 1999年
- キリン・シーグラム社マーケティング部へ復帰。新商品開発リーダーとして、ウイスキーやブランデー、台湾紹興酒、リキュールなどの開発に携わる。
- 2000年
- 再びキリンビール社マーケティング部に。チューハイ市場参入プロジェクトのリーダーとして新チューハイの事業開発を指揮。
- 2001年
- 「キリンチューハイ氷結果汁(当時)」を発売し大ヒット、チューハイ市場を一変させる。その後も2005年までチューハイやRTD・焼酎・リキュール類のカテゴリーマネージャーとして「氷結」ブランドのシリーズ展開やRTDカテゴリーでの新ブランド開発を担当。
- 2005 年
- キリン創業100年を機とした大型ビール新商品開発の特命プロジェクトの指揮を任命され、開発に着手。
- 2007年
- 満を持して「キリン・ザ・ゴールド」を発売するも、商品は失敗に終わり、ビールよりも苦い思い出を残す。飲酒運転やアルコールによる事件・事故を世界からなくしたい、という強い想いから完全ノンアルコールビールの開発に着手。
- 2009年
- 世界初のアルコール分0.00%の「キリンフリー」を発売。世界的なノンアルコール市場創造の火付け役となる。
- 2009年
- 英ディアジオ社とのジョイント・ベンチャー創設プロジェクトに参画。そのまま新会社(キリン・ディアジオ社)へ「ギネス」などビアブランド・マーケティングディレクターとして出向。
- 2011年
- キリンビール社マーケティング部へ復帰。新事業(クラフトビール事業やシードル事業)創設プロジェクトを指揮。
- 2015年
- キリンの社内ベンチャー「スプリングバレーブルワリー株式会社」の社長就任。立ち上げた自社ECサイト「DRINX」や直接接点であるフラッグシップ店舗限定ブランド「スプリングバレーブルワリー」を発売し、クラフトビール市場と飲料・食品業界全体を巻き込んだ「クラフト化」をリード。
- 2018年
- キリンビール社マーケティング部・事業創造部エグゼクティブ・フェロー。新規事業開発、新サービス開発(ホームサーバーやサブスクリプションなど)を指導の傍ら、次世代マーケッターやゼロイチ型開発者の育成に携わる。
- 2021年
- キリンビール社を退職し、書籍『商品はつくるな 市場をつくれ』執筆開始、2022年3月に出版。
- 2022年
- フォー・ザ・プラネット合同会社を創設し、これまでの0→1(ゼロイチ)の市場創造・イノベーションの知見を活かし、商品づくりコンサルタントとして活動中。NPO政策塾「一新塾」卒塾(45期生)、「和の心」プロジェクト参画。生涯のビジョンである「世界平和」や地球環境保全、より良い社会を実現する新たなプラットフォーム構築を鋭意画策中。
ギャラリー
主な講演実績
●主な講演実績
京都総合経済研究所 /播州信用金庫 / 東京大学 / 学習院大学 / 日本文理大学 / 拓殖大学 / 日本経営合理化協会
小千谷商工会議所 / 日経トレンドEXPO / マーケティング懇談会 / 丸の内ブランドフォーラム / スタートアップカフェ大阪 その他多数ほか多数(※敬称略)
●その他
オンライン実績多数あり。(双方向型研修、ウェビナー講演、ハイブリッド型等)
『キリン「伝説のヒットメーカー」が伝えるヒットの極意!』
※和田 徹さん印刷用プロフィール資料
制作:リンクアップビズ
●オンライン講演記事
【講演テーマ一覧】
1. キリン「伝説のヒットメーカー」が伝えるヒットの極意
~商品はつくるな市場をつくれ~
2.キリンのリーダーシップ ~メンバーの心に火をつける~
(視聴者ご感想)
・さらっと話をされてましたが、その中に経験による苦労とノウハウが詰まっている様で、
もっと深く話を聞きたかった講義でした。おもしろかった。
・現状で満足するのではなく、常にアイデアを出して成長する必要があることを改めて認識しました。
・多くの経験の話が聞けて勉強になりました。業種は違いますが仕事の中で参考にしていきます。
・ヒット商品を生み出される方の考え方、プロセスについて詳しくお伺いすることが出来、大変参考になりました。
自身にどう置き換えられるかを持ち帰って考えたいと思います。
・全く新しい市場をつくるということは簡単にできることではないですが、
この業界はまだまだ新たな市場を切り拓く可能性があると思いました。
・単純に売れる商品・サービスから発想することでなく、未来を構想していくことからのピラミッド構想が大事であると感じた。
・ついつい商品のことばかり考えてしまいますが、お話いただいた考えができれば世界が拡がるように思います。
そしてチーム作りの話など非常に参考になる内容で参加者も満足でした。ありがとうございました!
・仕事/プロジェクトを進める上での考え方、チームで仕事をするメリット、リーダーの役割等、参考となる話が多々ありました。
・習慣を少し変えると、意識も変わるのだと感じた。貴重なお話を聞けてとてもよかったです。
・とても勉強になる内容でした。誰もが知っている商品を開発された方のお話を聞く機会をいただけて良かったですし、
チームの作り方、まとめ方の考え方が参考になった。
・新商品を企画する上でメガトレンドを意識する、ポジショニングマップを利用しない、
という話は月曜からの業務ですぐに活用したいと考えます。
・「変化を起こす側にまわる」という言葉が印象に残りました。違う業種の方のはなしをきくきかは少ないので、参考になった。
・他業種の話がまず面白かった。また参考になったところは最終のゴールを意識すること。忘れないことの大切さ。
・自身の経験談から、自分達の立場にそっていろいろな話を聞けた。インナースローガンの話が心に残った。
・チームとしてのあり方の講話は今まできいたことがなく、興味深かったです。
本部企画部署として、未来志向で市場を想像していくところとか参加になりました。
・リーダーシップを養うために、大切な考えを学ぶことができました。WHYを何度も繰り返ししていくことで、
本質、問題の核心に繋がるとの内容が参考になりました。実践していきます。
・10年以上勤めてからでも、価値観が変わって仕事の取り組み方が変わりその成果が出たというところに励まされました。
ロングセラーを生み出すためのお話もとても参考になりました。
・普段聞けないような業種の話を聞くことができ、今後どのように仕事に取り組んでいくか考えることができました。
・業種は違えど、成長や発展に向けて取り組む姿勢は変わらないので、和田さんが仰っていた秘訣などを参考にしたいと思います。
・仕事をうまく進めていくために、共通する部分は多々あると感じました。
良いチームの良いリーダーとなれるように行動していきたいと思います。
登録テーマ・ジャンル
出身・ゆかり