-東京2020オリンピック-
今年パリ五輪が終わったばかりですが、皆さまの記憶にもまだ新しい1大会前の東京2020オリンピック。早いもので、4年という月日が経っております。
新型コロナウイルスの世界的拡大を受け、1年延期して開催されたこの大会は、モチベーションやコンディションを維持するという面でも、アスリートの方々は大変だったかと思いますが、日本選手団は金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個という大活躍を見せてくれました。
その中でボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈さんは、女子ボクシング初の金メダリスト!となりました。
-流行語大賞ノミネート-
大会期間中から「カエル愛」を叫び続け、試合の戦略を全て「カエル」で例えたことから、メディアでも大きく取り上げられ、「カエル愛」が流行語大賞にノミネートされました。
入江聖奈さんは、「ふてぶてしくてつぶらな瞳。表情に人間味があっていとおしい」と魅力を力説され、大会後もご自身のツイッターなどを通じて「カエルの勉強」と連日に渡って、種別ごとの生態などをノートに書いて学んでいる様子を発信されていました。
2022年11月で競技を引退し、2023年3月に日体大を卒業した後は、東京農業工業大学の大学院(修士)へ進学し、現在はカエルの研究を行っておられます。・・・本当に明るく、屈託ない笑顔が素敵な方でした。
-ネガティブだからこそ出来る事-
一般的にはネガティブというと・・・否定的や、自分に自信が持てない、気持ちが落ち込みやすいなど、マイナスやデメリットのイメージを持たれると思いますが、決してネガティブが悪くないと思っており、ポジティブ思考も大事ですが、逆にネガティブ思考も大切ではないか?と思っています。
ネガティブ思考だからこそ、常に最低の事態を想定しており、いざ何か起こったときにも立ち直りや対策を練る意識を日頃より心掛けることが出来ます。ネガティブだからと言って悲観的になる必要はなく、大切なのは自分自身の要素をどうやって活かしていくのか?ではないでしょうか?
-長所を活かす!-
意外と、自分の長所に気付けていない人が多いと感じており、それではせっかくの長所を活かすことは出来ません。
よく「短所を伸ばすか?長所を伸ばすか?」という話がありますが、世界で勝っていくには、自分の武器が必要!です。短所は武器になりません。長所に気付いて伸ばしていく事が大切だと思っています。
長所を武器にすることは、短所を伸ばすことに比べても、時間は相対的にかかりません。長所を中心に伸ばすことで、結果的に自分の短所にも気づきやすくなります。 長所を伸ばす中で、自分の短所と向き合い、それらを改善する力やモチベーションが生まれやすくなります。結果、最終的に全体的なパフォーマンスが向上する効果が期待できるのです。
-新たな夢/道の途中-
私は決して子供の頃から器用だった訳ではないですが、「謙虚さ」と「ネガティブ」をキーワードに目の前の課題、難題を一つ一つクリアし、目標を達成してきました。
ボクシング競技は学生までで区切りをつけ、愛する生き物・カエルの研究のため大学院へ進学し研究者の道へ。競技で金メダルを獲ったように、今度は研究の道でも一つ一つ難題をクリアして行けるよう新たな道で学んでいる途中です。
・・・それぞれの方の人生の目標のヒントになるお話ができればと思います。
『不器用な私が金メダリストになれた思考力
〜「謙虚」と「ネガティブ」が生み出す目標達成方法〜』(入江聖奈さん)
・地元のジムで育まれた強さの秘訣(ひけつ)やカエルの研究中心の現在の暮らしなど、キャラクターもあり、とても朗らかな雰囲気の話でとても面白かった。
・「ボクシングの才能ない」世界一達成への最短距離の話は興味深かったです。
・ネガティブ思考を重要視した理由など、競技と向き合う上で大切にした思考法を聞くことが出来た。
・生で金メダルを見ることが出来て良かった!サービス精神も旺盛で、とても明るい方なので、こちらもワクワクしながら聞くことが出来ました。
・初めて聞く内容だったので、考える機会になった。自分の仕事に置き換えて聞くことも出来る内容で、とても良い機会になりました。ありがとうございました。
・自分にとっての価値を見直すきっかけになってよかった。
・完成度が高い内容も楽しいセミナーでした。講師の自分映像の解説も素晴らしい。
・タイムマネジメントがきっちりできていて、満足度の高い内容でした。