【オペレーション日記】vol.165 ~荻野容子さん~

組合活動における対面コミュニケーションの重要性

組合員や非組合員に対して、組合活動の重要性や成果を啓発する活動や、組合員から寄せられる職場の問題や悩みに対応し、解決を図る活動はオルグの一環となります。

いずれにせよ組合活動というのは、コミュニケーション力が欠かせません。今の時代、インターネットやスマートフォンがあれば、誰とでも簡単に連絡が取れますが、直接会って話すことで、組合員同士の絆を深め、信頼関係を築くことがより大事になっています。

デジタル時代だからこそ、対面でのコミュニケーションの力を大切するべきだと改めて思います。

・・・今回、某自動車メーカー系労組さま主催 支部事業で荻野容子さんにお世話になりました。

荻野容子さんは、トヨタ自動車株式会社の研修センターでインストラクターとして活躍し、全国の販売会社スタッフに集合研修を実施してきました。また人材育成研修を15年以上にわたり担当しており、自動車業界をはじめとする様々な企業や医療機関、商業施設、学校で年間100回以上の研修を実施しています。

傾聴力から敬聴力へ

組合活動は、やはり対面でのやり取りを大切にすべきでは?と思います。実際に会って話す「対面コミュニケーション」には、特別な力があります。直接会って話すことで、互いの思いや考えを深く理解することができます。対面でのコミュニケーションは、組合員同士の絆を強くし、団結力を高めるのに役立ちます。

コミュニケーションスキルの一つで“傾聴力”がありますが、傾聴力とは、相手の話を注意深く心を開いて聞く能力のことです。そして想いを人に“伝える力”でもあります。

このスキルは、人間関係を深め、信頼を築く上で非常に重要です。

高い傾聴力を持つ人は相手の言葉だけでなく、非言語的なメッセージや感情も理解することができます。また共感的で、相手の立場に立って物事を考えることができるため、コミュニケーションが円滑に進みます。

「聴く」には有名な【傾聴】がありますが、それだけでは深くは聞き出せません。もう一歩掘り下げて、【敬聴】することで、教わることも増えるはずです。

「聞く力」=傾聴

コミュニケーションにおいて、話す力よりも「聴く力」が重要だとされています。人との会話で、何を話すかを考える前に、相手の話をしっかり聞くことが大切です

組合活動をよりスムーズにする「敬聴力」。

組合役員・管理職/リーダー層の皆さんは、日々現場課題や悩みを吸い上げることが必須です。正しい「聴き方」をすることで、早期に問題を吸い上げることができるかもしれません。

・・・本気で「聴く」に取り組んでみませんか?

【敬聴力】を知ろう

・基本の3つの「きく」を知る(※ペアワーク) 
・聴き方の法則(※ペアワーク)
・【傾聴】と【敬聴】=傾聴は「真剣にきくこと」、敬聴は「相手の経験・知識・考 えに敬意を持って聴くこと」。
・つまり【敬聴力】とは=相手に敬意を払って、聴くので学びが多い。敬聴することは学ぶことである。

                           ほか

組合役員のための 組合活動をよりスムーズにするための“敬聴力”』(荻野容子さん

・こちらこそ職場役員に満足してもらえる講演会となり大変ありがとうございます。事前打ち合わせを含め、キチンとご対応いただき感謝いたしております。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

・話の聞き方1つで印象も変わって大事なことだと分かり、ぜひ職場会にて活用してみたい。

・腕組み、足組は無意識にやってしまうので気を付けようと思った。

・職場会で相手の意見を引き出せるように聞きたい。組合員からの話を聞くときに実践しようと思った。

・聞く側の態度の大切さがわかった。仕事の立場上、話を聞く事が多いので実践していきたい。

・今までの自分の行動を振り返るとまずかったと感じた。意識して相槌を使うようにしたい。

・何度も同じ内容を話してしまったときに相手が体を後ろにそらしたら終わってほしいという合図だと気づこうと思った。