【オペレーション日記】vol.159 ~齊藤正明 さん~

講師としての一流のブランディング

世の中に一人しかしない「マグロ船流人材育成活性化プロデューサー」という肩書。

この世界でもやはり「差別化」「キャラクター化」「ブランド化」というのも大事で、成功した講師のお一人と言えると思います。

講師歴は既に20年近くなっておりますが、未だに年間200件弱の講演活動をこなされ、第一線でご活躍の講師です。

・・・今回、某自動車部品メーカー労組の支部事業で、齊藤正明さんのオンライン講演を開始いたしました。

齊藤正明さんのオンラインデリバリースキル

オンラインは二次元の世界なので、空間を上手く活用し、身振り手振りを意識され、「視聴者を飽きさせない」工夫が講師界でも一級品だと思っています。

いかに視聴者に「伝えるか?」「伝わるか?」・・・仲々ここまで振り切る講師の方も珍しく、別人格というかキャラクター性の大切さを教えてくださいました。

リーダーとしての在り方や、部下のモチベーションの上げ方など、理論を分かり易く伝えるのに、「船長とのやりとり」を落語風に展開されるのですが、情景を思い浮かべることが出来、分かり易いです。

マグロ船に乗るきっかけ

大学卒業後、民間企業の研究所に就職された齋藤正明さんは、『マグロなど生魚が腐りにくくするための鮮度保持剤の開発』という部署に配属されましたが、当時の所長の無茶な命令が多かったため社員はやる気を落としたり、とにかくやる気がない職場でした。

そして入社から1年ちょっと経過したとき、会議の席で、所長から突如、「マグロの鮮度保持剤の開発を一気に進めるために、マグロ船に乗ってマグロのすべてを見てこい!」と命令され、泣く泣くマグロ船送りとなり、赤道近くまで連れていかれてしまったそうです。

しかし、いざ実際にマグロ船に乗ってみると、漁師たちは常にニコニコと楽しそうに働き、お互い助け合いながら仕事をしていたのです。

日本一のマグロ船

当然ながら船内は非常に狭く、病院もコンビニもない極端に不便な環境なので、仲互いせずチームワークよく仕事をしないと、ケンカになったり、ケガなどの労災事故が頻繁に起きると、マグロを捕るどころではなくなってしまうのです。

当時、日本に約500隻あった中でも毎年トップクラスの売上を誇り、関係者からは「日本一の船」と呼ばれていた船に乗船したことに運があったのか、齊藤正明さんが乗ったマグロ船は、イキイキと働ける仕組みをつくりあげていたのです。

当時「仕事はつまらなくて当然だ」と、冷めた仕事観を持っていたようですが、 楽しく仕事し、しかも成果を上げる漁師たちをそばで見ることで、 仕事観が180度変わったそうです。

ためになるユーモアたっぷりのオンライン講演

一度沖を離れれば40日間戻れない、閉ざされた空間である「マグロ船」で学んだ“目標達成のために必要な考え方やストレス知らずになる手法”など、そのまま職場で生かせる知恵が詰まった海上での経験を、ユーモアたっぷりに伝えるオンライン講演です。

「クスッ」と笑える中にも学びがたくさんあり、オンラインでもキチンとワークを取り入れながら進めるので、齊藤正明さんの世界観に引き込まれ、気づけば集中して視聴しアッという間の70分間・・・といったイメージでしょうか?

・・・マグロの鮮度を保つ研究のため、自身の思いとは裏腹に、上司に無理やりマグロ船に乗せられ、過酷な環境下において円滑に進む作業や人間関係を見て驚愕した齊藤正明さんが独自の視点で見出した「究極のコミュニケーション術」をオンライン講演で是非!ご堪能ください。

コロナ時代だからこそ活かせる! 〜マグロ船で学んだ!楽しく働き 成果を上げる仕事術〜』(齊藤正明さん


・とても良かったです。オンライン上での工夫を凝らされていたのが印象的でした。齊藤正明さんの体験から得た理論はとても分かりやすくかつ愉しみながら参加できる内容でした。参加者からは、「メリハリの利いた講義で聞きやすかった。」「参加型で集中できた。」「自身のストレスの原因が分かった気がする。」「何より元気が出た。」という感想を聞いております。


・マグロ船で安定したマグロ漁獲量を確保するための組織の在り方については、製造業の生産現場や事務所の各職場での組織の在り方と共通しており、受講者全員が身近に感じることができた。


・コミュニケーションの重要性と明日から実施できる内容がみられた。受講者を飽きさせない取り組みが随所に見られ、講演自体に工夫を感じた。

・好評でした。幅広い年齢層の職場委員対象でしたが、誰も居眠りする人はなく、話も具体的でイメージしやすく良かったです。


・とてもユニークで、興味深く聞くことが出来ました。オンラインですが、ワークがあったり表情豊かにオーバーアクションで話されるので、引き込まれていました。

・自分たちより悪化な環境でイキイキ働いている人もいるんだ、と自分の職場環境への見方が少し変わりました。

・身振り手振りを用いて、抑揚がある声で、オンラインでしたが飽きさせない講演で良かったです。

・「夢中になる仕組み」や「リーダーとして必要なこと」が明確になりました。
 ワークもおもしろく、内容もとても参考になりました。もっといろいろお話を聴きたいです。

・「努力>成果」の意識。努力より成果が大切だと納得する若手は少ないけれど、レストランの事例は伝えやすいと思いました。