【オペレーション日記】vol.126 ~古橋麻美さん

ハイブリッド型2(対面式+個別視聴)

現在、講演事業開催方法としては多岐にわたっており、緊急事態宣言が解除されたことで、「リアル/対面式」開催がメインになってきておりますが、

この3年近く、各種オンライン開催もご経験されたことで、お客さまのご都合や、会合の性格上、「オンライン/個別視聴型」や、「ハイブリッド型/対面式+個別視聴型」など選択肢が増えてきております。

今回、某化学メーカー系労組さま主催事業でしたが、拠点が全国にあることから、工場内会議室をリアル/対面式会場にして、他はオンライン参加という「ハイブリッド型/対面式+個別視聴型」開催になりました。

会場参加が30名、オンライン参加が100名強ということで、一般組合員向けの事業であれば、参加方式に選択肢がある方法がベターかもしれません。

ヒューマンエラー

事故・災害・ヒヤリは、ヒューマンエラーと環境整備不足によって起きていることがほとんどです。

事故やミスが起きた時、上長は「気をつけなさい」「意識しなさい」と言います。その「気をつける」ことや「意識」することができれば事故や災害、ミスは起こらないはずです。  

またヒューマンエラーとは、「人為的過誤や失敗 (ミス)」 のことです。にもかかわらず、環境整 備やチェックリストの作成等を行いがちで、ヒューマン=人に着目できていないのも現実です。  

古橋麻美さんの講演では、ヒューマンエラーの根本的原因である「脳のメカニズム」に着目し「脳を創って、安全を創る」ための実際に取り入れやすいトレーニング法を教えていただき、ゼロ災害に向 けた今までと異なるアプローチをご講演いただきました。 

またそれらの能力は工場や製造現場のみでなく、研究部門での実験や、お客さんへのメールの確認など、広く日常生活にも活かされると考えます。対象者の範囲が広いため、広くみんなに展開できる内容で、大好評でした!

古橋麻美さん講演会

今回、ハイブリッド型2(対面式+個別視聴)ということで、目の前におられる対面参加者の皆さんがたには、色々声掛けしながら、気持ちをほぐしていったり、オンライン参加の皆さんがたにも気を配られるなど、上手く進行をして頂きました。

脳内ホルモンの働きや安全確保のための日常での確認法を座学でお伝えした後、

オンライン講演でも心身ともに健康な状態を創るために「今」からできる内容ということで、参加者の皆さんには実際に手足を積極的にワークをして頂くと共に、終盤は参加者との質疑応答のやりとりで盛り上がりました。

是非!ゼロ災害のための脳力アップトレーニングを体験してみてください。日常で人の話をいかに聞いていないかを実際に会話の中で実証。

知っていることと、行動としてしていることにはギャップがあることを理解した上で、危険予知察知能力の向上でヒヤリハットを減らし安全確保に役立て、見るだけで安全行動ができる仕組みをお伝えします。

頑張らずにして頑張れる安全行動。反射の形成を安全においてもつくってください!」

脳を創って安全を創る ~「気をつけているつもり」のメカニズムを改善~』(古橋麻美さん

この度は大変お世話になり、ありがとうございました。ハイブリッド型を選択したことで、色々アドバイス・ご協力を頂き、感謝いたしております。当日も滞りなく進行できたことも良かったですし、古橋さんの講演が本当に評判よく、今までにない「安全講話」みたいなイメージで、執行部としても本当に満足しております。ありがとうございました!

・この度はありがとうございました。一方的な講話型ではなく、双方向型で、講演時間があっという間に過ぎたと感じるぐらい充実した内容ですし、是非明日から脳トレを取り入れたいと思います。

・「しっている」事は多いが、実際に「している」のか考えることが重要であり、指差呼称はポーズだけでなく、何を確認するか脳で考え意味のある行動とすることが大事と話されていて、基本動作の重要性を再認識しました。今回の講演で学んだことを日々の業務に活かしていきたいと思います。

・講演内容で印象に残ったのは「自己認識」の重要性です。実際の作業でも、工事業者の方と自分の認識にズレを感じることが時々あります。認識のズレを無くすためには相手の性格や思考などを理解することが大切ですが、自分の思考や常識が偏っていると相手の考えを否定したり、分かり難い指示を出したりすることつながるので、まずは自分に対しての理解を深め、表面的ではなく根本的なところから安全意識を高めていこうと思いました。

・受講者を話に引き込むのが上手かったです。私はオンライン参加でしたが、参加者で飽きさせない進め方がとても良かったです。

・普段、意識していない脳トレの重要性を再認識できました。日常の生活の中でできるトレーニング方法を教えて頂いたので、実践していこうと思いました。そして「安全」は工場などの現場のみならず、他部署でも実践できる幅広いものだと改めて感じました。

・ヒューマンエラーの根本的原因である「脳のメカニズム」に着目され、災害ゼロを実現するための「時間もお金もかけないトレーニング法」を聞くことが出来、有意義な時間でした。

変化を恐れていては何もできません。ピンチな状況こそチャンスの状況であるともいえます。

このコロナ禍をいかに乗り切るか?新たな壁を乗り越えることで、リニューアルした組合活動という形にいきつくかも知れませんし、我々はそのお手伝いをさせていただくべく、 日々学び続けることで進化していきます!