【講師著書から読み解くビジネスの真髄】77

ツッコミという名のコミュニケーション術

「会話が続かない…」「とっさに、面白い一言が言えない」「盛り上げるつもりが、逆に場が沈んでしまった…」・・・などコミュニケーションスキルの部分で悩んでおられるビジネスパーソンは多いと思います。

そこで今回は、最強のコミュニケーションスキルのご紹介・・・それは“ツッコミ術”。

そもそも“ツッコミ”と聞くと、間違いなく芸人さんを思い浮かべるかと思います。次に「なんでやねん!」が出てくるでしょう。それがツッコミです。・・とは言え、一言にツッコミと言ってもその種類は様々で、

『否定(なんでやねん! 違うわ! 誰がやねん等)』  、『ノリツッコミ(そうそうそう…って違うわ!等)』 、『 例えツッコミ(〇〇みたいやないか!等)』・・・etc.多種多様なツッコミを、日常のコミュニケーションの中に入れていきましょう!というのがこの著書の目的となっております。

放送作家 村瀬健さん

放送作家や漫才作家として今まで2,000組を超える芸人さんを指導してこられた村瀬 健さんが、ツッコミを具体的に分析し、豊富な事例とともに解説されており、ビジネスのみならず、日常会話でも充分使える内容となっております。

ツッコミを入れるメリットは 、『コミュニケーションレベルの向上』ではないでしょうか?・・・これに尽きると思います!  ツッコミができると頭が良いと思われる、聞き上手と思われる、会話相手に喜ばれる、笑いが取れる・・・など皆さんも思うようなツッコミのメリットが分かります。

ボケは才能が必要だけれどもツッコミには才能が不要で、努力と経験で上達可能なスキルであるというのが根底にあります。

ツッコミのメリットとは?

会話の中でツッコミを入れるのが上手い人はコミュニケーションスキルが高い人だと思っていましたが、いくつかのメリットがあり、例えば・・・

①知識量が増える 

②頭の回転が速くなる 

③老若男女問わず接する力が付く 

④場の空気を読む力がより付く 

・・・などといったメリットが挙げられます。 

ツッコミとして使うワードを増やすために本やテレビ、ネットなどの情報にアンテナを張っていた結果、その情報が知識として入ってきたり、相手の言動に素早く反応して言葉を出すことを繰り返しているうちに頭の回転が速くなったり。 

・・・『情報収集能力』と『情報分析能力』がツッコミによって得られるのです。

練習と経験でスキルアップ!

前段で、「ボケは才能が必要だけれどもツッコミには才能が不要で、努力と経験で上達可能なスキルですというのが根底にあります。」と書きましたが、

著書を読むと、ツッコミはセンスではなく、練習と経験でスキルアップするコミュニケーション方法だと知ることができます。

普段会話の中でツッコミを入れることができない、入れようと思っても怖くてできなかったり、前に言ったことあるけれども変な空気になったことがあってツッコむのが怖い・・・というような人にお薦めです。

どのようにしてツッコミが成り立っているのかを知ることができます。ツッコミの型を知ることが出来るというのは非常に心強いですし、自分でもツッコミをやっていこうと思えます。ツッコミのキレとは何か?というようなプロフェッショナルのツッコミがやっているようなことを知ることによって自分でも応用できると思います。

ツッコミをコミュニケーションに取り入れると、 場の主導権を握れる、プレゼン・説明がうまくなる、他人と違う着眼点が身につく、 など多くのメリットがあります。・・・是非!最強のコミュニケーション、ツッコミ術を学びましょう。

お笑い芸人に学ぶ! 〜最強の人当たり術と会話術〜』(村瀬 健さん

・難しい話ではなく、ごく当たり前の簡単のことの積み重ねということで、自分を振り返ると出来ていないことも多かったので、非常に良い機会となりました。

・村瀬さんの講演は参加者全体として聞く姿勢がありましたし、午後のグループワークも今までにないほど活発になりました。

・ベテランの執行委員からは今までの講演で一番良かったという声ももらいました。

・昨日の研修会を取りまとめていましたが、村瀬さんの講演に対する参加者からの声は大絶賛しかなかったです。村瀬さんの講演が素晴らしかったので、その後のプログラムも盛り上がり続け、村瀬さんの講演の内容を実践している参加者が多数いました。

・今までで一番聞いていてよかった。自分での実践することには苦労があるがひとつひとつやっていきたい。

・2時間があっというまだった。ひとつひとつできることからやっていきたい。講演の中で休憩があったことはよかった。朝礼でもさっそく実践した。

・普段の生活で中々関西弁に触れることが少なく、新鮮な気持ちだった。今までで一番よかった。合宿にもきて支部長にも講演を聞いてほしい。

・普段使えるプレゼン能力向上だった。日常に使えるためになった。学んだスキルを活用して人との信頼関係をしっかりと築きたい。

・大変よかった。立場上人の前で話す機会が増えたことでためになった。全執行委員のレベル高いと感じた。モチベーションも高かった。