【講師著書から読み解くビジネスの真髄】63

リカバリーとは?

最近、ビジネス現場でも良く聞くようになった「リカバリー」という言葉。「取り戻す、回復・復旧する」という意味で、「仕事のミスをリカバリーする」とは、ミスをしてしまったことに気づき、ミスを訂正や修正し、ミスの状態から回復するすることを言います。

リカバリーが上手な人は、ミスをした場合でもミスではなく、予定通りかのように支障なく成果を出すことができます。ミスをすると恥ずかしかったり、悔しかったりと負の感情が湧いてくる人がほとんどだと思いますが、ミスをしたことがない人はいません。

ミスすることがいけないのではなく、いかにリカバリーしてミスの状態から回復するのか?が大切になってきます。

コミュニケーション力が高い人というのは、”決して失敗しない人”のことを言うのではない。相手とのつながりを諦めず、失敗を失敗で終わらせたくないという”失敗からのリカバリー(回復)ができる人”のことを言うのだ。(著書より)

コミュニケーション上でのリカバリー

皆さんも、今までにこういう場面に遭遇された経験はあるかと思います。

・挨拶の後が続かなくて、なんだか気まずい……
・同僚のミスや愚痴を正論で正そうとしたら嫌な空気…
・「大したことないよ」と励ましたつもりが、本人には「大したこと」だった etc.

後悔先に立たずではないですが、「ああ言えばよかった」と思う場面は誰にでもあるものです。どんなに素晴らしいコミュニケーション術を学んでも「とっさにそんな良いこと言えない」と感じる方も中にはいらっしゃるかも知れません。

オフィスシーンや友人関係など、シチュエーションごとにコミュニケーションでの「正解」「NG」「リカバリー術」を、具体例・心理学などを使って解説されているので、とても理解しやすい内容となっております。

人づきあいを長く円滑に保つために大事なのは、間違いを起こさないように必死になることではなく、たとえ間違えてもそれをきちんとフォローして回復させていく意識と術を持つこと。(著書より)

コミュニケーションにおける勘違い

「コミュニケーション上手に」というと、「明るくハキハキ話せないといけない?」とか、「〇〇さんみたいになるべき?」「対人問題はすぐに解決するのが正解? ?」etc. と、何故か自身を追い詰めてしまうような、勘違いを1つずつ紐解いていってくれます。

多くの失敗を経験している人のほうが、人にやさしく、肩の力を抜いて相手とのやりとりを楽しんでいるもの。失敗の数だけリカバリーを経験しているので、「失敗してもリカバリーできる」ということを知っているのかも知れません。

「失敗に尻込みしてコミュニケーションが怖くなってしまっている人が、前向きな一歩を踏み出すためのサポートになれたら」という思いがあるので、どのページから読むこともできるので、大いに活用したいところです。

人づきあいが面倒、怖い、疲れた・・・そういった方々も「リカバリー術」を知ると、気持ちが楽になります。

組織を強くする鍵はコミュニケーションにあり! 〜「伝える」から「伝わる」へ ココロをつなぐコミュニケーション術〜』(山本衣奈子さん

・ポイントがまとまっており、とても聞きやすくわかりやすい研修でした。すぐにできそうな内容が多々あり、今日から始めていきたいと思います。 

・非常に為になった。オンラインに特化したプレゼンの仕方はなかなか勉強できない。 

・『日々スカイプ会議やオンライン飲み会で引っかかっているポイントが次々に解説されて、目から鱗の1時間でした。 

・話し方のテクニックを説明しつつ、そのテクニックが講師ご本人のプレゼンテーションで使われているというのが、実践的で説得力があって、とてもわかりやすかったです。   

・カメラの映り方の話など、単なるコミュニケーションスキル以外の話もあって、大いに勉強になりました。 

・講師の先生のお話しが、クリアで聞き取りやすく、そのまま良いお手本になっていました。 内容が、オンラインのみならず、通常のプレゼン等の時でも役に立ちそうなもので、参考になりました。 

・オンラインでのメリット、デメリットを踏まえた対応の仕方、工夫する点などのお話が参考になりました。 

・オンラインでの話し方になじめずに困っておりましたところ、今回の研修は大変参考になりました。すぐに役立てたいと思います。 

・大変聞き取りやすく、わかりやすい説明でした。オンライン会議、説明会の実例としても有効に活用したいと思います。 

・簡簡にして要を得たご説明でした。双方向の講義も効果的だったと思います。 

・オンラインで相手に言いたいことを伝える上で意識することや、NGな行動・言動等についてご講義いただき、すぐに実践したいと思える内容でした。