【講師著書から読み解くビジネスの真髄】51

上司のマネジメント能力

会社の長期的な成長を目指す上で人材育成は重要ですが、人材育成にはマネジメント能力を持った上司が必要不可欠です。しかし現実にはマネジメント能力のない上司も多く、そんな上司の影響で会社や社員のモチベーションが低下していることも多々見受けられます。

例えば・・・「管理能力が乏しい」、「現場や実務の実態が分からない・知ろうとしない」、「部下の考えや行動を理解していない」etc.

それは単に上司のマネジメント能力不足という問題のみならず、周りにも影響をするので、業務量に偏りが発生し部下にしわ寄せがいったり、部下に精神的な負担が発生しいたり、能力のある社員やメンバーが転職といった課題が発生する源にもなりうるのです。

本当の部下の知り方を指南

山田真由子さんは、特定社会保険労務士、公認心理師、キャリアコンサルタントとして、社労士としての法的な視点だけではなく、キャリアや心理の視点を併せ持ち、統合的な観点からクライアントの本当の問題をいち早く見抜くことをモットーとしてきました。

これまでに1,500 回以上のセミナーを実施し、相談件数は累計10,000 件を超えます。部下を育てる上司に向けた「本当の部下の知り方」という内容となっており、部下育成に携わる管理職の上司の方、人事担当者や社労士の方などに広く読んでいただきたい1冊です。

社会保険労務士ならではの、客観的な視点

山田真由子さんの本業でもある、数多く労務管理のサポートをされてきた“社会保険労務士”の立場から、客観的な視点からのアドバイスが多数記載されておりますので、とても役立つ内容だと思います。

健康経営が重要課題とされている昨今、部下の心身共の健康管理に寄り添うことも管理職の大きな役割となってきていますが、従業員のエンゲージメントや生産性を高める取り組みは企業価値の向上に繋がります。

変化が頻繁に起こる現代では、その変化自体が従業員個人のストレスの元となり、メンタルヘルスに問題が発生しやすい状況です。
そのため、企業は従業員のパフォーマンス低下に対して、防止・改善に取り組むことが求められています。

・・・これまでのやり方から、何をどう、工夫すれば良いのでしょうか?そんな悩み・課題を解決するきっかけとなる内容になっております。

上司が1人で抱え込まないために

プレイングマネージャーとしてマネジメントのみならず、プレーヤーとしても実績を残さないといけない多忙な上司の皆さんは、部下に対してどう寄り添っていいけば良いのでしょうか?

大切なことであるとは頭で理解していても、上司が1人で抱え込むことには限界もあります。

「上司が1人で抱え込まない」ために外部リソース等の活用法にも触れられており、企業の様々な事案に関わってきた山田真由子さんならではの内容となっております。

・・・部下にどう寄り添っていけば良いのか?マネジメントとして何が求められているのか?時代のニーズに合ったやり方や在り方とは?

自身の考え方や行動の癖を見直すことで、仕事を1人で抱え込む習慣を改善できるかもしれません。

個と組織を活かすマネジメントのノウハウ 〜部下との信頼関係構築をしながら生産性を高める方法〜』(山田真由子さん

・昨今の情勢から、大変興味深く聴かれ、内容についても概ね好評でした。「とても参考になった。」   

 「わかっていることだけどあらためて気づかされた。」「即実践できる内容で良かった。」などなど大変好評であった。 

・一方的に話しているだけの講義ではなく、受講者へ頻繁に質問をし、常に笑顔で相手の顔を見て話したり、相手の話に積極的にうなずいたりと、とても好印象でした。 

・とてもわかりやすく大変参考になった。ハラスメントの改革には、相当な覚悟が必要であり組合、会社はもちろんのこと、一人ひとりの意識改革が必要であることを再認識した。   

・今回は支部長対象であったが、会社とも共有し役員・部長など管理職にたいしてもおこなうべきだと思う。

・社会保険労務士の立場で数多く労務管理のサポートをされてきた講師ならでは「客観的な視点」からのアドバイスが、とても役に立つと感じました。

・健康、心理、環境の側面から部下を理解し、効果的に育成するための内容が腑に落ちました。 部下の表面的な行動を見るのではなく、背後にある健康状態や心理的背景を深く理解することが重要性だと認識できました。