【講師著書から読み解くビジネスの真髄】㊷

球界屈指のモチベーター 熱男魂!!

常勝軍団福岡ソフトバンクホークスのチームリーダーであり、球界屈指の“モチベーター”である松田宣浩さん。野球をあまり観ない方でも、松田宣浩さんのことをあまり知らなくても、「熱男!!」というフレーズや「熱男ポーズ」でチームもファンも燃え上がらせるシーンは、一度は観たこと聞いたことがあるかも知れません。

人の特性として使われる“モチベーター”は、個人ではなくチーム・組織全体のやる気を引き上げる人のことを指します。“モチベーター”が組織にいることでチームの生産性は大きく上がると考えられます。

皆さんの職場でも、「あの人がいると何だか職場に活気が出るし、盛り上がる感じがする」というイメージの人がいらっしゃると思うのですが、そういう方が“モチベーター”と言われるタイプなのです。

優秀な組織に不可欠なモチベーターの存在

仕事というのは個々人ではなく、会社・部門など組織レベルで動くことが大半です。たとえ優秀な人材がいたとしても、その能力を活かせる組織体制が構築されていなければ、本領を発揮することなく埋もれてしまう可能性があります。

組織としての成熟を目指すのであれば、全体のレベルを底上げできる“モチベーター”の存在が必要不可欠です。

リーダーとして、組織全体の利益のために仲間を鼓舞し、部下のカバーリングができるような人材が、会社組織では求められています。

優秀な上司がいるチームが優秀な成績を残す可能性が高いのは、その人が組織のモチベーターとして機能していると言える一面もあるかと思います。

上司が部下のモチベーションにしっかりと気を配ることで職場の雰囲気向上につながり、組織を成長させることにもつながります。上司はそうした重要な役割を担っていることを常に意識し続けなければなりません。

モチベーターとは!?

そもそもモチベーターとは?ということですが、いくつか特徴がありますが、今回は主に2つの特徴を挙げます。

1.目標達成やビジョン実現に向けて前向きである

組織に於いて“モチベーター”と呼ばれる人は、常に目標達成やビジョン実現に向けて「どうすればできるのか?」という思考を持ち、その方向にチームを引っ張ろうとするので、その人の言動を見て、チームも感化されて良い方向に引っ張られていく傾向があります。

2.ゴールや成功の方向性や道のりを全員にイメージさせる

“モチベーター”はゴールや成功など、どこに向かっているのかを明確に示し、それに到達するまでの道のりを具体的に全員にイメージさせることが得意です。

そのチームのメンバーも目指す方向性が明確になるからこそ、それぞれが同じ方向に向かって頑張れるのです。

仲間を元気に、前向きにする秘訣

常勝軍団・ホークスの中で周囲と自分を勇気づけるために、松田宣浩さんが現役時代、日々心掛けていたこと、ルーティンが著書の中で紹介されています。

勝てる組織をつくるために必須な「仲間を元気に、前向きにする秘訣」が詰まった内容となっております。

元々は寡黙で、現在の「熱男」からは想像もできないキャラだったという学生時代から、ドラフト1位で入団して感じたプロの壁、ホークスのレジェンド達との出会いなどから得てきた『熱男の言葉』とは??

“球界屈指のモチベーター”が、勝利のために常にポジティブに行動するためのメソッドが満載の一冊となっております。

熱男のことば ~球界最高のモチベーターが実践する究極のポジティブマインド~』(松田宣浩さん

・前向きになれ、元気になれた。今後、仕事、人生、夢に向かって頑張っていきたい。

・「やっぱりプロはすごい。プロになる人の人生に感動した。」 等々・・・元気になったとの意見が多いです。

・野球にまつわる数々のエピソードを自らの野球人生に重ね、楽しくお話して頂き、参加して良かったです。

・松田さん自身の野球人生を振り返り、現役時代の思い出や今年の野球界についての話を展開されたので、興味深く聞くことが出来ました。

・とても良かった!いい話でした。自身の考えるリーダーシップやチームワークの話も交え、組合役員としてとても参考になる内容でした。