【講師著書から読み解くビジネスの真髄】㊲

チームパフォーマンスを上げる

企業の成功は、パフォーマンスの高いチームを編成できるかどうかにかかっています。

チームのパフォーマンスが高ければ高いほど、企業のパフォーマンスも向上し、結果として組織は成功します。

チームマネージャーは個人のパフォーマンスだけではなく、チームメンバーと一緒に「チーム成果を最大限出すこと」がトッププライオリティで求められています。

しかしながら、どうしたらチームメンバーのパフォーマンスがアップするのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

信頼関係の構築

ちなみに「グループとチームの違い」を整理しておくと、グループは、同じ場所にいる人々の集まりであり、共通の目的や目標を持っている必要はないですが、

チームはメンバー全員が共通の目的や目標に向けて協力し、相互に補完しあうメンバーから構成される組織の形態・・・と言えます。

同著書では、決して仲良しグループをつくるのはなく、「社員が主体的に行動し最大のパフォーマンスを発揮できる環境をつくり、チームの成果を最大化にする」ためのリーダーの言動がポイントになると説いています。

それを『快適距離間メソッド』としてシーンごとに紹介されているので、興味深く読むことが出来ます。

快適距離間メソッド

「あなたの部下との距離は何メートル?」・・・と聞かれたらどう答えますか?

人との距離感は実際の長さで測れるものではないですが、リーダーとしてメンバー一人ひとりの個性を踏まえつつ「快適の思える距離」を取ることが大事です。

部下との距離を近づけるということで、「快適距離間メソッド」は大きく4つに分けて、具体例を挙げながら説明されているので、自身の現状を振り返りながら理解することが出来ます。

1.マインド 基本姿勢は「人として興味関心を持つ」こと

2.観察力 部下の変化を観察し、外見・態度などから相手の様子をつかむ

3.想像力 観察で得た情報を基に、部下の気持ちや様子を想像する

4.表現力 的確に思いを表現する

心理的距離の確認

人の心理的距離と身体的距離はほぼ一致していると言われており、好意を持っていたり心を許している相手に対しては、近寄りたくなりますが、逆に警戒心や敵対意識のある人に対しては、遠ざかりたくなります。

そのため、相手との身体的距離を見れば、言葉を交わさなくとも、自分が相手にどのような関係を望んでいるのか、相手が自分とどのような関係を望んでいるのかを推測できるのです。

・・・心理的距離が近いと、リーダーと部下の関係は良好と言えますが、この多様化の時代、それぞれの部下をひとまとめというわけにはいきません。

リーダーとして一人ひとりのメンバーの個性を踏まえつつ、一人ひとりが快適だと思える距離を保つことで、リーダーに見守られながらメンバーは主体的に活動し、チームパフォーマンスも挙がります。

・・・快適距離感で居心地のよいチーム作りのきっかけにしませんか?

心理的安全性のある最強の職場をつくる 〜社内コミュニケーション5つのコツ(ウェルビーイング)〜』(津田典子さん

・講師が終始笑顔で質問しやすい雰囲気で接してくださり、社内のコミュニケーションもまさにこれだと、講師の姿を見て感じました。

・ワークの事例が本当に社内で起こるような内容で、大変わかりやすかった。

・心理的安全性という言葉は知っていたが、具体的な後輩への接し方がわかり、明日からやってみようと思いました。

・フィードバックを受けながら、自分の価値をどのように活かし貢献していくかを理解していく作業だったので、組織内キャリア形成に不可欠な、他者理解と共生力も深まる内容で良かったです。

・接し方がワンパターン、という意識がなかったので指摘されて驚きました。 そんなこと考えたこともなかった、ということがたくさん学べました。

・具体的な声のかけ方が非常に参考になりました。これほど自分自身のことをじっくり考えたことがなかったので、とても深い時間でした。