【講師著書から読み解くビジネスの真髄】⑮

世界最強企業amazonの採用・育成・目標管理とは?

アメリカの巨大IT企業4社を表すGAFA。皆さんご存知の「Google」、「Amazon」「Facebook」「Apple」。

世界最強企業と呼ばれ、毎年成長を続けている「Amazon」はどのような採用・育成・目標管理をしているのでしょうか?従業員と組織が最高のパフォーマンスを発揮し、持続的に成長し続ける究極の仕組みを、『amazonのすごい人事戦略』(佐藤将之さん・東洋経済新報社)で読み解くことが出来ます。

時価総額世界一の巨大企業

amazonは1995年にシアトルで誕生し、創業からわずか20数年で時価総額世界一の巨大企業となったそうです。ここまでの巨大企業となり、現在も成長し続けている理由は・・・考え抜かれ、見事に機能する「人事制度」のおかげであると結論づけています。

アマゾンジャパンの立ち上げメンバーとして勤務した経験を持つ佐藤将之さんが、amazonの人事制度の仕組みを解き明かしていくという、非常に興味内容となっております。

14項目からなるリーダーシップ理念

アマゾンの人事制度の根幹は、OLP(Our Leadership Principles)と呼ばれる14項目から成るリーダーシップ理念にあるようです。

OLPとは「顧客へのこだわり(Customer Obsession)」から始まり、「広い視野で考える(Think Big)」、「質素倹約(Frugality)」などを掲げた行動規範、価値判断の基準であり、アマゾンで働く全ての人が行動する上での根幹となっているということです。

同社で生まれてきた多くの標語にも触れながら、採用や人材育成、目標設定・評価、リーダー研修など、同社の人事制度の全般が紹介されています。

世界最強企業の人事制度

アマゾンには数々の素晴らしいサービスがありますが、根底にあるのは“人の力”ではないでしょうか?。OLPに賛同してくれる社員を採用し、その人たちをOLPに添って成長させる・・・そうすることで会社も“人”と一緒に成長してきました。

アマゾンは「人づくり」が決め手となって、ここまで来たと言っても過言ではないと思います。

この機会に是非、世界最強企業の人事制度を読み解き、自社の人事制度をつくり上げていく”参考書”として、ご活用されてみてはいかがでしょうか?

・・・世界最強企業amazonの採用・育成・目標管理がこれ一冊で分かります!!

アマゾンの会議術(ファシリテーション) 〜ジェフ・ベゾスが生んだマネジメントの技法〜』(佐藤将之さん

・社内で新規ビジネス創出のミッションを担っているが、イノベーションを支える仕組み、プレスリリースのポイント、KPI の重要性、注意すべき点など、多くの事を教えて頂いたので、社内で活かしていきたい。 

・イノベーションの事例研究として、書籍等を通じてアマゾンの取組みを理解したつもりだったが、書籍には記載がない新たな情報や背景を聞くことができて、大変参考になった。

・アマゾンのサービス力の源泉を良く理解できました。未だ、自社の顧客満足度を理解できていないと認識しました。今後の取組みを検討したい。 

・・・いかがでしょうか?リアル/オンライン講演事業に取り組まれる執行部さんのご参考になれば、幸いです。