【オペレーション日記】vol.266 髙木菜那さん

-「定期大会」記念講演会-

今回、某金融機関労組さまの「定期大会」記念講演会でした。

定期大会とは、労働組合における最高決議機関です。 毎年初夏~秋ごろにかけて各組合で開催され、過去1年間の活動や予算に関する審議と 次の1年間の活動方針や予算案、労働協約の改廃についての決議が行われます。

大会後の記念講演会ということで、「よし!今期も頑張ろう!」というモチベーションアップに繋がる内容や、参加人数も多いのでアスリートなどの知名度がある講師、集客力がある講師が求められるケースが多いです。

リアル参加/オンライン参加ともにお客さまの想定の集客があり、大盛況!といった感じでした。髙木菜那さんご本人にも事前に三者オンライン事前打ち合わせもご対応いただき、リアル対応の部分でもとても協力的な方なので、主催側としても安心して話を進めることが出来る著名人講師のお一人です。 

-髙木菜那さん講演-

髙木菜那さんの講演は、華々しい栄光だけでなく、その裏側にある「挫折」「劣等感」「再起」に深く焦点を当てた、非常に人間味あふれる内容です。彼女の明るいキャラクターもあり、時間が経つごとに参加者(会場)が髙木さんを中心に一体化していく感じがしました。

トップアスリートの華やかな栄光だけでなく、泥臭い努力と失敗への向き合い方に焦点を当てた講演は、変化の激しい現代を生きるビジネスパーソンや、組織を支えるリーダー層に、一歩踏み出す勇気とレジリエンスの重要性を示します。

ミラノ・コルティナ五輪では解説者として、妹の髙木美帆さんに誰よりも近い存在だからこそ分かる細かな技術の変化や心理状態を、持ち前の『言語化能力』で鮮やかに紐解き、単なる家族愛を超えたプロフェッショナルな視点で多くの参加者を唸らせました。

-夢や目標を叶える-

髙木菜那さんは、夢や目標を叶えるために最も大切なのは“自分と向き合うこと”だと語ります。何のために努力するのか、仕事や人生でどんな姿を実現したいのかを明確にし、その軸があるからこそ苦しい時期も踏ん張れたといいます。

さらに“自分の脳で考えること”を徹底し、「目標達成のために今必要な行動は何か?」「金メダルに近づく選択はどれか?」を常に問い続け、行動に落とし込む習慣を大切にしてきました。周囲の支えを受け取りながら、自ら考え、選び、進む姿勢こそが夢を現実に近づけたと強調しました。

「失敗」への向き合い方についても、参考になる話で、 職場でのミスを恐れがちな現代において、髙木菜那さんが語る「失敗の先の景色」は、組織の心理的安全性を高めるヒントになります。 

-「天才」と比較される苦悩-

幼少期から「天才」と称された妹・美帆さんの背中を追い続けた葛藤について触れます。 

幼い頃から“天才”と称される妹・美帆さんの背中を追い続けてきました。常に結果を出す妹と比べられ、自分だけが思うように伸びない焦りや悔しさを抱えた時期もあったといいます。

しかしその葛藤こそが努力を積み重ねる原動力になり、自分にしかない強みを見つめ直すきっかけにもなりました。妹の存在はプレッシャーであると同時に、大きな刺激であり支えでもあったと語り、互いに切磋琢磨しながら成長してきた姉妹の歩みが、彼女の競技人生を形づくったと振り返りました。

-七転び八起き-

自身の名前と「七転び八起き」を掛けたタイトルの通り、度重なる挫折を乗り越えた経験から得た「折れない心の作り方」を伝える内容です。 最大のハイライトは、2022年北京五輪のチームパシュート決勝。

最終コーナーでの転倒という、日本中が注目する中での衝撃的な失敗から、いかにして絶望を乗り越え、再び前を向くことができたのか。その再起のプロセスを赤裸々に語ります。

また幼少期から「天才」と称された妹・美帆さんと比較され続けた葛藤や、そこから見出した「自分だけの軸」の確立、チームの信頼関係を築くための「言葉の力」についても言及します。 

・・・髙木菜那さんの講演「なな転び八起き ~わたしが今伝えたいこと~」は、地方銀行の組合役員に向けて、挑戦を続ける姿勢と組織運営に通じる学びを語った内容。夢や目標を叶えるために“自分と向き合い、考え抜くこと”の重要性を示し、結果が出ない時こそ思考と行動を止めない姿勢を強調。

さらに仲間を信じ支え合うチームワークの本質、モチベーションを維持するための心の整え方、失敗を恐れず挑戦し続ける価値を、競技人生の経験を交えて伝え、組織の成長にも活かせる示唆に富む講演です。

『なな転び八起き ~わたしが今伝えたいこと~』(髙木菜那さん)

・おかげさまで大会~講演まで、スムーズに進行させていただくことができました。当日私も高木菜那さんの講演を聴講させていただきましたが、日ごろの業務や生活での考え方に活用できる非常に興味深いお話でした。

・主体性を引き出すには“問いかけ”と“意味づけ”が重要だという話が非常に腹落ちしました。部下が動かない理由が、自分の伝え方にあると気づかされました。

・金メダル獲得の裏側にある“再現性のあるプロセス”が、組織マネジメントにも応用できると感じました。特に目標の言語化はすぐに実践したいです。

・メンバーが自分で考える環境づくりの重要性を改めて認識しました。指示ではなく、対話で引き出すリーダーに変わりたいと思いました。」

・“仲間でありライバル”という関係性の中で信頼を築く話が印象的でした。チーム内の競争と協力のバランスをどう取るかのヒントになりました。

・挑戦を歓迎し、失敗を責めない文化が強いチームをつくるという言葉に共感しました。職場の心理的安全性を高める必要性を強く感じました。

・日々の小さな成長を言語化して共有することで、メンバーのモチベーションが上がるという視点は新鮮でした。