「講演会」「研修会」「セミナー」「講習会」「講座」など、この業界ではまるで同義語のように、似て非なる開催形式があります。
今回、“講師目線”から「講演会講師」と「セミナー講師」の違いを解説していきます。
-スキルシェアサービスが追い風に-
現在、スキルシェアサービス 「ストアカ」、「ココナラ」を中心に、自分の得意なことを売ったり、相手のスキルを買ったりできるサービスが浸透しています。
スキマ時間にネットを使って稼ぐことができることから、新しい副業のかたちとして注目されており、セミナー講師と言われる方が増えているようです。
『相手に寄り添う聴き方の秘訣 本音を引き出す傾聴コミュニケーション』、『アウトプット上手になれる 自分の意見を作る 会話&スピーチ練習会』などビジネススキル習得を目的にしたセミナーや、
『小説・脚本・マンガ、文章を書きたい人が、即書ける物語の作り方講座』、『初心者大歓迎! 45秒の特殊な音読で英語が聞こえ始める!』などターゲットを絞ったセミナーなど様々です。
-セミナー講師について-
セミナー講師についてまとめると、以下のような諸条件を揃えていることになります。
①主催者・開催は自分自身 =参加者を招く側
②集客も重要な作業 =参加人数により金額が変動
③対象者は個人(ビジネスマンなど)=悩みを抱えているだろう切り口
④有料催事 =自主的・能動的参加姿勢
⑤講演テーマは自身のコンテンツ =自分の得意分野・フィールド
-講演会講師について-
同様に講演会講師についてまとめると、以下のようになり、セミナー講師と各項目を比較して頂くと、分かり易いかと思います。
①主催者は別にいる =お客さまから「講師」として招かれる
②集客作業は主催者側 =講演料 1回〇〇万円
③対象者は組織人 =組織課題・ビジネス界課題(コミュニケーション・リーダーシップ・モチベーションアップWLB/タイムマネジメント/メンタルヘルスなど)
④無料催事(予算化事業) =強制的・受動的参加姿勢
⑤講演テーマはお客さま課題 =カスタマイズする必要あり
-似て非なるもの-
このように各項目で比較していくと分かり易いと思いますが、
①人にスキルを教える、提供する
②人前で話す
・・・という共通部分はありますが、「セミナー講師」と「講演会講師」は似て非なる職業・業務だとご理解いただけるかと思います。
ターゲットとする対象者(聴講者)層は違いますが、悩めるビジネスパーソンの課題解決と考えると、どちらも素晴らしい職業だと思います。
※セミナー講師キーワード
『ホーム』、『能動的参加』、『バックボーンは違うが、抱えている課題・悩みは共通』、『参加意識が高い』、『継続性・to be continue』、『進学塾講師』(上位に合わす)、『成果:参加人数・バックヤード商品、サービス購入』
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※講演会講師キーワード
『アウェー』、『受け身的参加』、『バックボーンは同じだが、抱えている課題・悩みは様々』、『参加意識は(さほど)高くない』、『1回きり・一期一会』、『公立学校の先生』(下位・平均)、『成果:参加率・主催者対応、主催者評価・盛り上がり』
・・・“ホスト(千里)の道も一歩から”。エージェント業界最高値となる200zoomを今日までに経験した塾長の実体験からの塾長なりの“ホスト道”、そして今後より“ホスト道を極める”ための考察をしていきたいと思います。