-オンライン講演事業の本質-
Web会議システムZoomを使ったオンライン講演。もうかれこれ3年目のシーズンに突入しておりますが、まだまだその本質を理解出来ていない方も多いのではないでしょうか?
「Zoomで講演事業を効果的にできるの?」
「オンラインだと成果が低いんじゃない?」
・・・こういった疑問をお持ちの執行部の方もいらっしゃるかも知れません。
ご安心ください! Zoomをしっかり使いこなせば、リアル(対面式)事業同等、もしくはそれ以上の成果を生み出す講演事業を開催する事ができます。
今回は、Zoomを使ってのオンライン講演事業を成功させる為のポイントを紹介していきます。
-1.マインドセットを持つ-
まず最初に重要なことは、リアルとオンラインは同じ価値があるというマインドセットを持つことです。
我々は長年の習慣で、何十年もリアル開催事業を手掛けてきた側からすると、どうしてもオンラインに対しての偏見を持ちがちですが、
長所を挙げていけば、オンライン開催は有効な手段だということが分かってくると思います。
1.参加者にとっては、ある意味気軽に参加することが出来る。
2.育児休暇者や海外事業所勤務などを含め、時間・距離的にリアル開催では参加できなかった方々が参加することが出来る。
3.コロナ禍において3密回避が可能。
4.リアル開催でかかるような会場費や講師の旅費、資料の印刷など会場運営に関するコストをカットできる。
5.チャットやアンケート機能を使用することで、より聴講者の声を拾うことができ、聴講者との距離が近くなる。 etc.
-2.運営スタッフの役割分担-
リアル(対面式)で開催されていた事業をオンライン開催する場合、最も留意しないといけないのは、事業全体の進行です。
全体の進行がグダグダだと、講演の効果も半減しますので、“オンラインでもリアルと遜色ない進行”を心掛け、どう構築していくか?が、事業成否を分けます。
そのためには、役割をキチンと分けて適材適所の配置をしていく必要があります。サポート役を配置して、ゲスト(参加者)にストレスを与えないことが大切です。
-3.オンライン進行をマネジメントする-
マネジメントは、「マネージャー」「管理職」など、組織の経営管理をする職務内容を指す言葉です。「オペレーションマネジメント」と言われるオペレーションの構築から実施を管理する役職もあります。
ホスト(オンラインオペレーション)の真の役割は、“参加者(ゲスト)にいかにご満足頂ける空間・時間をマネジメント出来るか?”ではないでしょうか?
-4.ディレクション能力を高める-
ディレクションは製作指導、進行管理などの職務内容を指す言葉です。進行管理はオペレーションを管理するだけでなく、部下やチームメンバー、プロジェクトメンバーの指揮をとる役割を担うこともあります。
オンラインオペレーションに於いては、オンライン事業の全てを仕切り、的確に指示していく能力が求められます。 多方面に目を配り、自らも手を動かしながら全体を管理する・・・という、“総指揮”みたいな役割が必要不可欠になってきます。
単純に台本通り進行していくのはオペレーター。 我々ホストには、参加者(ゲスト)により愉しんで頂くため、 一つ上のレベル=ディレクション力が求められます。
-5.ハンドリング力-
「ハンドルを握る」とも言いますが、組織における管理などを行う意味合いが強く「チームの指揮をとる」などリーダー的ニュアンスで使われます。
いわゆる、オンラインオペレーションに於いて、「手綱を握る」「舵を取る」「操縦する」というニュアンスです。
参加者(ゲスト)視点で、「ストレスのない聴講環境をつくる」「スムーズな進行を心掛ける」「ゲスト(参加者)とのコミュニケーション、盛り上がり感の演出」・・・といった部分が必要になってくると思います。
ちなみに弊社のオンラインオペレーション キャッチフレーズは・・・
万全の体制でオンライン事業の雰囲気づくりを!!
-7.参加者(ゲスト)同士でコミュニケーションを取る時間を作る-
これもオンライン講演事業のクオリティーを高める重要なポイントです。
我々主催側以上に、「オンライン参加に慣れていない」のが参加者(ゲスト)です。カメラオンorオフ問題含め、参加する人の多くはオープンマインドとは言い難いです。
・・・ではどうすれば心を開いてもらえるのか!?
最適な方法は、参加者同士でコミュニケーションを取ってもらうことです。参加者同士はフラットな関係なので警戒心は薄れます。
ご存じのように、Zoomにはブレイメクアウトルームという機能があるので、3~4名のグループをつくり、あるテーマを設け一定の時間、話し合って頂きます。
・・・“ホスト(千里)の道も一歩から”。エージェント業界最高値となる200zoomを今日までに経験した塾長の実体験からの塾長なりの“ホスト道”、そして今後より“ホスト道を極める”ための考察をしていきたいと思います。