【オペレーション日記】vol.96 ~梶浦正典さん~

コロナ禍になり3年目。行動制限規制は解除されたものの、まだまだ予断を許さない状況の中で、今回某労組さま主催・「支部三役セミナー」が3年振りにリアル/対面式開催に至りました。

組合活動へのアツい想い

大手信託銀行で労働組合委員長を務められたご経験もありますが、とにかく組合・組合活動へのアツい想いが溢れでている梶浦さん。

三者オンライン事前打ち合わせ

『組合活動が、どれだけ組合員の心を救えるのか。組合役員の果たす役割は、どれだけ意義があるものなのか。 ・・・組合員、組合役員の心に、夢と誇りとやりがいを取り戻すべく、これからも活動していきたいと思います。』

何のために働くのか?

心理学者アブラハム・マズローは「人間性」について論理的解釈を与えるために、他の動物には見られない人間に特有の「欲求」を調査しました。5つの欲求は下位欲求から生じ、満たされることで欲求階層を上げていきます。

その価値観はなぜ変化してきたのか?現代日本における私たちは、何を求めているのか?どうすればモチベーションはあがるのか?
わかりやすい「モチベーション理論」に基づき、人間の欲求を学び、

なぜ組合員は動かなかったのか」「これからの組合が果たすべき役割は何なのか」が明快に理解できる内容です。

組合員の心が求めているものとは?―

どんなほめ言葉にも惑わされない人間でも、自分の話に心を奪われた聴き手には惑わされる」 (ジャック・ウッドフォード)

「自分をわかってくれている」「自分を認めてくれている」・・・
組合との関わりの中で、自分の心が求めているものを満たしてくれる「価値」を見出すことができたとしたら、それはモチベーションの向上に直結します。それでも、聴けない人が多い。聴いているつもりで聴けてない人はもっと多い。

多くの組合員を笑顔にすることができる「身近な理解者」「成幸者(幸せを成す人)」になるための内容です。

組合員から悩みを打ち明けられた時どんな対応をしがちですか?

組合員が自ら行動を変えてくれる伝え方とは、いったいどんな伝え方でしょうか?

自分の中の「真に素直な感情」とは何か?
あなたの伝えている内容は、本当に「自己開示」「自己主張」なのか?
組合員が気持ちよく行動を変えてくれる「伝え方」とは何か?

組合員がドンドン協力者となり、組合員も自分も幸せになっていく「伝え方」を習得していく内容です。

最後に・・・

支部役員の皆様とお話をさせていただいて、あらためて、組合役員が組合活動に対し誇りを失いかけている、という課題を実感しております。
組合活動が、どれだけ組合員の心を救えるのか。
組合役員の果たす役割は、どれだけ意義があるものなのか。

・・・組合役員の心に、夢と誇りとやりがいを取り戻すべく、これからも活動していきたいと思います!

この度は大変お世話になり、ありがとうございました。有意義な研修、懇親会が開催できて本当に良かったです。参加した支部役員からも概ね好評です。講演のみならずグループディスカッションや懇親会にもご参加頂き感謝いたしております。非常に良い人をご紹介頂きありがとうございました。

・今回の研修内容は、組合役員としての心構えだけではなく、実業務における心構えとしても適用できると思う内容だと思って聞いていました。普段の自分の態度を振り返り大いに反省すべき内容でした。今後の業務・組合活動に生かしていきたい。

・講義いただきありがとうございました。今回は組合として話をしていただきましたが、仕事を進める視点でもお聞きしてみたいと思いました。

・組合員との関わり方については非常に勉強になりました。また対面での研修だったので、支部間で有意義な情報共有ができたと思います。

・講師の方のお話は大変有意義でした。グループ討議は集合研修がやりやすいと再確認しました。時間配分やグループ討議等全て大変良かったと思います。有難うございました。

・聴くという行為はお互いの信頼関係があってこそ成立すると思います。講習でも最初から本当の悩みを話する人はいないとおっしゃってました。なかなか相手が話をしてくれない時もありますが、そうした場合に具体的に実行している事があればご教授下さい。

・他支部の方々との交流が出来て良かったです。また、色々な職種、立場の方との交流は新しい気づきとなり良かったと感じております支部三役の役割を学ぶ場としては時間が足りないので2年のサイクルの中で、今回のような研修と織り交ぜながら試行錯誤してもらえればと思います。

・聞くということを深く考えたことがなかったのでとても勉強になりました。同様の研修があれば是非参加したいと感じました。

・外部の方から労働組合活動とはというのを聴くのは自分達の活動を遂行する上で非常に貴重な講習だったと思います。グループ討議は時間が短かかったが足りないぐらいでも色々な人と話が出来て良かったのではと思います。

組合役員が、誇りとやりがいを持って 〜組合活動に取り組むために必要なこと〜

変化を恐れていては何もできません。ピンチな状況こそチャンスの状況であるともいえます。

このコロナ禍をいかに乗り切るか?新たな壁を乗り越えることで、リニューアルした組合活動という形にいきつくかも知れませんし、我々はそのお手伝いをさせていただくべく、 日々学び続けることで進化していきます!