-各企業が抱えるテレワーク・リモートワーク課題-
場所や時間にとらわれない柔軟な働き方、テレワーク(在宅ワーク)。各企業でも制度として導入されているところも多く、その重要性が訴えられる働き方改革・テレワークですが、何から始めたらいいか、何が必要になるのか?・・・
テレワーク・リモートワークにはメリットが多いことはもちろんですが、コミュニケーション面の課題を抱える企業・労働組合も多いようです。
相手の顔が見えづらく、対面ではなんとなく感じ取れていた感情面が伝わりにくいテレワーク・リモートワークだからこそ、いつも以上に頻繁にコミュニケーションを取る必要があります。
-会場中継・個別視聴型 講演-
デジタルカメラなどを製造販売している某労働組合さま主催事業です。去年、全社的にテレワーク制度を導入され、現在約3割の従業員の方がテレワークを実施。
作業的に特に大きな問題はないが、細かい部分で周囲とのコミュニケーションや、そもそもテレワークの基本的な考え方、より効率的な方法を模索するため、講演会が開催されました。
従業員の皆さんがたの働き方が分かれているため、会社にいらっしゃる方は、会議室にてリアル参加、リモートの方はオンライン参加。総勢50名強のご参加となりました。そして講師自身もオンラインという形式になりました。
-岡本文宏さんオンライン講演-
人材育成、採用メソッド開発の専門家。アパレル専門店チェーン勤務、セブンイレブンFC 店経営を経て2005年メンタルチャージISC研究所(株)を設立。延べ250社以上の経営者に対して「繁盛企業になるための人材マネジメント」ノウハウを提供。
著書『テレワークでも部下のやる気がぐんぐん伸びる!リモート・マネジメントの極意』(WAVE出版)他多数。
今まではフェイストゥーフェイスという状況下でのマネジメントでしたが、リモートワーク下では、「会わないで」マネジメントするスキルが求められますが、実は上司も部下も不安でいっぱんなんです。
上司は「サボっているのではないか?」と心配し、部下は「サボっていると思われているのではないか?」と不安になっていたりします。
そういう中で“やってはいけない!NGマネジメント”を紹介。「おぉ~、なるほど。確かに・・」という内容です。
ただ「そもそも会わずにやる気を上げる」こと自体、可能なのか?という疑問も出てきますが、その辺りも岡本文宏さんご自身の経験談も含めながら、いくつかのスキルをご紹介し、話を展開されていきます。
参加者の皆さんがたは、自身に関わる話でもあるし、講話のみならずブレイクアウトで議論するグループワークや、個人ワークもあり、真剣に聞いておられました。
リモートマネジメントで大事なのは「信頼」「承認」。
ひとは誰しも周りから「価値ある存在」と認められたいと思うものです。ですから意識的に能動的に、“承認欲求を満たせる環境”を作ることがより大切になってきます。
それがないと、大袈裟な表現かも知れませんが、
承認欲求がのニーズが満たせない →モチベーションダウン → 退職
という悪循環にも成りかねないので、リモートワーク・テレワークではより『承認メッセージ』が常に受け取れる環境を作ることが必須になってきます。
-最後に・・・-
約90分の講演の締めくくりは、
『今日、90分の中でお伝えしたことを何かひとつでもいいので実践してみてください。そして、挑戦し続けてください。』
-質疑応答-
皆さんの関心の高さがうかがえるほど、結構な人数の方のご質問を頂きました。
-レビュータイム-
「終わり良ければ全てよし」という言葉通り、終わり方も重要で、ここで言う“終わり方”とは講演の終わり方ではなく、“セミナーURL自体の閉じ方を指します。
当社では、参加者の皆さんがご退室された後、関係者だけ残って頂き、熱が冷めないうちに、“振り返り”の時間を設けております。今回も委員長さん以下、執行部の皆さんがたと岡本文宏さんにも残って頂き、それぞれご感想や反省・課題などを共有させて頂きました。
課題を見つけることが出来れば、次回オンライン講演に活かすことが出来ますから、ブラッシュアップの時間に繋がります。
-エンディングボード-
・本日はありがとうございました。リモートワーク始めてまだ間もないので、講演を聞かせて頂き、かなり自分の中の課題が解決されました。
・机上の空論ではなく、実際のご経験からの話でしたので、説得力がありました。
・一方通行の講話だけでなく、グループに分かれての討議など自分でアウトプットする時間を設けられていたのも良かった。
・一見大人しそうで、つまらないかな?と思ってたのですが、モチベーション高く元気な方で、引き込まれて聞いて、アッという間の90分でした。
⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓
『どんな時代もリモートマネジメントで上手くいく! 〜テレワークで 会わずとも 「やる気」を上げ、「効率」を高める具体策〜』
変化を恐れていては何もできません。ピンチな状況こそチャンスの状況であるともいえます。
このコロナ禍をいかに乗り切るか?新たな壁を乗り越えることで、リニューアルした組合活動という形にいきつくかも知れませんし、我々はそのお手伝いをさせていただくべく、日々学び続けることで進化していきます!