
-労働組合における集客事業について-
改めてになりますが、労働組合は従業員(組合員)がより良い労働環境を求めて団結し、必要に応じて企業と交渉するための団体です。個人では対応が難しい課題を集団で解決し、労働者の権利を守るのが労働組合の意義であり、働く人々が安心して仕事に専念できる環境の構築を目指しています。

そういう中で時代背景も含め、「労働組合の必要性」というのが少しづつ薄れてきつつある中で、組合活動における「集客事業」というのはポイントの1つになります。組合員同士のコミュニケーションの機会作りや、 組合活動のPRや興味喚起の機会づくりの達成、組合活動への参加数促進きっかけづくりになるからです。某今回、某物流労組さまの文化講演会事業でした。お客さまとしてもなるべく華々しい感じで開催されたいご意向や、一人でも多くの集客を実現したいということで、髙木菜那さんを招きし、会場超満員で熱気ムンムンの講演会となりました。
-髙木菜那さん講演-
髙木菜那さんの講演は、華々しい栄光だけでなく、その裏側にある「挫折」「劣等感」「再起」に深く焦点を当てた、非常に人間味あふれる内容です。彼女の明るいキャラクターもあり、時間が経つごとに参加者(会場)が髙木さんを中心に一体化していく感じがしました。
トップアスリートの華やかな栄光だけでなく、泥臭い努力と失敗への向き合い方に焦点を当てた講演は、変化の激しい現代を生きるビジネスパーソンや、組織を支えるリーダー層に、一歩踏み出す勇気とレジリエンスの重要性を示します。

ミラノ・コルティナ五輪では解説者として、妹の髙木美帆さんに誰よりも近い存在だからこそ分かる細かな技術の変化や心理状態を、持ち前の『言語化能力』で鮮やかに紐解き、単なる家族愛を超えたプロフェッショナルな視点で多くの視聴者を唸らせました。
-夢や目標を叶える-
髙木菜那さんは、夢や目標を叶えるために最も大切なのは“自分と向き合うこと”だと語ります。何のために努力するのか、仕事や人生でどんな姿を実現したいのかを明確にし、その軸があるからこそ苦しい時期も踏ん張れたといいます。
さらに“自分の脳で考えること”を徹底し、「目標達成のために今必要な行動は何か?」「金メダルに近づく選択はどれか?」を常に問い続け、行動に落とし込む習慣を大切にしてきました。周囲の支えを受け取りながら、自ら考え、選び、進む姿勢こそが夢を現実に近づけたと強調しました。

「失敗」への向き合い方についても、参考になる話で、 職場でのミスを恐れがちな現代において、髙木菜那さんが語る「失敗の先の景色」は、組織の心理的安全性を高めるヒントになります。
人からもらったアドバイスをまずは自分に落とし込む。「確かにその考え方も大事だ」と。
-「天才」と比較される苦悩-
幼少期から「天才」と称された妹・美帆さんの背中を追い続けた葛藤について触れます。
幼い頃から“天才”と称される妹・美帆さんの背中を追い続けてきました。常に結果を出す妹と比べられ、自分だけが思うように伸びない焦りや悔しさを抱えた時期もあったといいます。

しかしその葛藤こそが努力を積み重ねる原動力になり、自分にしかない強みを見つめ直すきっかけにもなりました。妹の存在はプレッシャーであると同時に、大きな刺激であり支えでもあったと語り、互いに切磋琢磨しながら成長してきた姉妹の歩みが、彼女の競技人生を形づくったと振り返りました。
相手ではなく自分:自分自身で変えられるところに目を向ける。「他人や環境のせいではなく自分」
-チームワーク-
チームパシュートは4名で滑る競技ですが、同時に全員が個人種目ではライバルという独特の関係があります。髙木菜那さんは、この“仲間でありライバル”という距離感こそがチームワークを強くすると語ります。
パシュート(団体追い抜き)とマススタート。どちらも「個の力」だけでは勝てない競技です。0.01秒を争う世界で、100%の信頼関係が必要で、仲間に背中を預けるために必要な「日常の対話」と「覚悟」の話が興味深かったです。

互いの実力を認め合い、誰かが調子を崩した時には支え、良い記録を出した時には素直に称え合う。その積み重ねが信頼を生み、レース中のわずかな判断やスピード調整にもつながったといいます。個人の強さを持ちながら、チームとして同じ方向を向く難しさと尊さを、競技経験を通して実感したと強調しました。
役割の全う: チームの中で自分が何をすべきか、その「当事者意識」の持ち方について。
-七転び八起き-
自身の名前と「七転び八起き」を掛けたタイトルの通り、度重なる挫折を乗り越えた経験から得た「折れない心の作り方」を伝える内容です。 最大のハイライトは、2022年北京五輪のチームパシュート決勝。
最終コーナーでの転倒という、日本中が注目する中での衝撃的な失敗から、いかにして絶望を乗り越え、再び前を向くことができたのか。その再起のプロセスを赤裸々に語ります。

また幼少期から「天才」と称された妹・美帆さんと比較され続けた葛藤や、そこから見出した「自分だけの軸」の確立、チームの信頼関係を築くための「言葉の力」についても言及します。

・・・トップアスリートの華やかな栄光だけでなく、泥臭い努力と失敗への向き合い方に焦点を当てた講演は、変化の激しい現代を生きるビジネスパーソンや、組織を支えるリーダー層に、一歩踏み出す勇気とレジリエンスの重要性を提示する内容で、お勧めの内容です!
『なな転び八起 〜わたしが今伝えたいこと〜』(髙木菜那さん)

・成功の裏にある失敗や葛藤を率直に話してくださり、胸に刺さりました。自分も“転んでもまた立ち上がる”姿勢を大事にしたいと思いました。
・とても良かったです。アスリートの中では可愛くチャーミングというのもありますが、明るく一生懸命なところが共感し、引き込まれるように聞いていました。そして途中で飽きないよう、「ストレッチコーナー」も設けるなど、工夫をされていたのも好感が持てました。
・金メダリストの方でも不安やプレッシャーと戦っていると知り、気持ちが軽くなりました。仕事で落ち込んだ時に思い出したい内容でした。
・努力の積み重ねや、仲間に支えられることの大切さを改めて感じました。職場でも周囲ともっと協力していきたいです。

・チームで成果を出すためのコミュニケーションや役割意識の話が、職場のマネジメントに直結する内容でした。
・“結果が出ない時こそ自分を信じる”という言葉に勇気をもらいました。部下育成にも活かせる視点が多かったです。
・競技人生の節目での決断や覚悟の話が印象的で、自分のキャリアを考える良い機会になりました。
・若い世代にぜひ聞かせたい講演。挑戦し続ける姿勢や、周囲を巻き込む力は、組織運営にも通じると感じました。
・困難を乗り越えるプロセスを丁寧に語ってくださり、組合活動や職場づくりにもヒントが多かったです。



