
-2025年の崖-
「2025年までにDXに取り組まなければ、企業は存続できない」ということを意味し、経済産業省が使ったことで一躍ビジネス界で話題になりました。ご存知の方も多いことと思います。
新型コロナウイルスの影響によるテレワークの普及で、「ITはどうも苦手」「昔からのやり方で稼ぐ」・・・そんなことを言っていられない世界になってしまったのです。今やITツールを駆使した効率化、生産性向上はすべてのビジネスマンが無視できない議題になりました。そんな時代にこそ、個人に向けたDX活用術=DX仕事術が求められています。

今回、某金属加工会社さま主催で、協力会社若手経営者向けで、相馬正伸さんの講演を開催いたしました。
相馬正伸さんは、IT歴25年/3万人以上の相談実績があり、経済産業省認定のIT導入支援事業者でもあり、 著書『超DX仕事術』(サンマーク出版)をご出版されております。

・・・「ChatGPTに興味はあるけれど、ビジネスにどう活用すれば良いのか分からない」という声をよく耳にします。 人材不足による生産性の低下や、競争力の維持と向上を図りたいと考えてはいるものの、 具体的な取り組みには至っていないのが現状です。そんな課題に応えるべく、ChatGPTの基本から、 ビジネスでの実践的な使い方・効率化のテクニック・特徴あるビジネスモデルの構築方法まで学んで頂きました。
–日本企業の会社経営の課題–
会社経営の課題と挙げられる上位について、まず課題1位が人材/採用の問題、2位がデジタル化/DX、3位が新規事業創出となっておりますが、DXで解決できることとして、人材/採用の課題と当時に新規事業創出も可能となり、デジタル化/DXの課題も解決できるのです。

・・・本日のゴールは- 残業時間の増加に悩む中小企業経営者 – 柔軟な働き方を導入したい企業 – 業務効率化を図りたいが、何から始めるべきか分からない方 DXの基礎知識が身に付き、人材/採用の課題解決方法と「デジタルの力」で持続可能な成長へ導けるようになることです。
単なる理論ではなく「現場で使える実践的なDX戦略」に重点を置いていますので、経営者にとって、即効性のあるヒントが満載で好評です!
–人的資本経営とDXの関連性–
人的資本経営とは、社員一人ひとりの知識・スキル・経験・価値観などを「資本」として捉え、企業の持続的成長に活かす経営手法です。従来の「人件費=コスト」という考え方から脱却し、「人材=投資対象」として戦略的に育成・活用します。

DXとの関連性としては・・・
1. 人材の価値を最大化するための手段としてのDX
・DXは業務の効率化だけでなく、社員がより創造的・戦略的な仕事に集中できる環境を整える。
・ルーティン業務を自動化することで、人的資本の「知的生産性」が向上。
2. 社員のスキル可視化と育成
・DXにより、社員のスキルや業務履歴をデータ化・分析でき、適材適所の配置が可能。
・ eラーニングやAIによるパーソナライズ学習で、個々の成長を支援。

3. エンゲージメント向上と働き方改革
・DXツール(チャットボット、業務管理ツールなど)でコミュニケーションが円滑になり、社員の満足度や定着率が向上。
・テレワークやフレックスタイム制度の導入もDXによって実現しやすくなる。
・・・人的資本経営は「人を活かす経営」、DXは「仕組みを変える技術革新」。この2つを組み合わせることで、企業は「人と技術の両輪」で持続的な成長を実現できます。
–DXで変わる採用の本質–
DX(デジタルトランスフォーメーション)による採用革命は、従来の「経験と勘」に頼った人材採用から脱却し、データとテクノロジーによって新たな才能を発掘する革新的なアプローチです。
DXで変わる採用の本質としては大きく3つあり、1つ目はAIによる候補者スクリーニングで、応募書類の自動評価・分類や求める人材要件とのマッチング分析、面接内容の解析による適性判断 →人的バイアスを排除し、客観的で公平な評価が可能になります。

2つ目は、データドリブンな採用戦略で、採用チャネルごとの応募率・通過率や入社後の定着率・業績との相関分析、採用ROI(投資対効果)の算出 → 採用活動の改善と最適化が可能になります。
DXで変わる採用の本質の3つ目は、オンライン面接・説明会の活用。地理的制約を超えた全国・海外からの人材獲得や、録画コンテンツによる企業理解の促進 →多様な人材プールへのアクセスが拡大します。

・・・DXによる採用革命は、単なる効率化ではなく「企業の未来を担う人材との出会い方そのもの」を変える力を持っています。

DXを推進すると、従業員一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、コスト削減や生産性向上にも貢献します。
会社の成長のために継続的に取り組んで行きましょう!!

『持続可能な成長のための人材を活かすデジタル戦略 ~身近な課題を解決し、仕事を楽に!~』(相馬正伸さん)


・相馬先生のセミナーは具体的でわかりやすく、DX導入はそんなに難しいことではないことがわかりました。DX化は、経営改善そのものである事が再確認できました。私のクライアントにも紹介したいセミナーです。
・DX化についておぼろげな認識であったのがかなり明確になってきた。またAIの活用についてやったことがないのでぜひ試してみたい。守りのDXをはじめたところで業務課題の洗い出しを進めている。攻めのビジネスモデルまでは手が回らないが重要であることは認識した。今後は段階的に課題解決できそうなツールの検索も進めていきたい。
・豊富な事例で具体的な参考資料もあり試してみたい。初級でわかりやすく良かったです。
・ITとDXの違いが明確になり、単なるツール導入ではなく“経営戦略”としてのDXの重要性が理解できたし、小さなことから始めるDXの考え方が腑に落ちた。守りと攻めの両面からのアプローチが参考になった。

・ためになるし、面白い、いろいろなことがわかった。DXの基本部分を分かりやすく教えていただき参考になりました。
・前半が用事できちんと視聴できていなかったのですがDXを 取り入れるにあたっての業務フロー、大変参考になりました。
・先に超DX仕事術のホント購入し予習してから受講できたことがよかった。自社の課題点をひらめきながら受講できた。12時間講習が開催されず残念だったが、現在の会社にDXが必要不可欠出あることを十分に理解した。小さな引っかかりを一個ずつ、通りをよくしていくことをたくさん積み重ねていきます。
・中小企業のDX化について、自社だはある程度取り組んでいますが、コンサルタントの仕事の支援先へのサポートが必要だと感じています。3時間研修だけでしたが、もう少し早くわかっていれば、4時間、12時間研修も企業と一緒に参加したかったです。