【オペレーション日記】vol.209 ~菅原美千子さん~

全国1位受賞アナウンサーの「人を動かす話し方」のコツ

地方局/仙台放送のアナウンサーだった菅原美千子さんは、アナウンサーコンクールで日本1位で表彰されました。なぜ日本一になれたのでしょうか?
しゃべりが上手いアナウンサーはたくさんいますが、菅原美千子さんが「人を動かす話し方」のコツを身につけたからです。

「そうは言っても、人を動かすのは難しい・・・」このように悩んでいる人は多いです。その誤解を無くし、「話し方」のコツを体得する研修を提供されており、どちらでも大好評の講演です!

・・・さて今回は某自動車部品メーカー系労組さま主催で菅原美千子さんをお招きし、講演会を開催させて頂きました。

チームが一つにためにどのようなコミュニケーション(関係性)が必要なのか?

信頼関係を築くことで、チームは一つになることができます。では信頼関係を築くためには、どのような働きかけが必要なのでしょうか・・。

それは、相手に「重要感」を感じさせることで、「自分は重要な存在として、認めてもらっている」と感じさせることです。

このスタンスは、聞く・質問するなど、基本的なコミュニケーションの際にも重要なポイントです。講演では、信頼を築くコミュニケーションを作り出す具体的な方法について知っていただき、実践していただく場を提供します。

他者との信頼関係に必要な条件

人を動かす3条件

1.ロゴス(論理性) →筋道(理屈)が通っている

2.パトス(感情)→感情を察知する・汲み取る・共感を喚起する

3.エトス(信頼)→信頼感・安心感を築く

・・・人は理屈(ロジック)が正しいだけでは動かない。感情(共感)と信頼がセットになったとき人は動く。

人を動かすのは、人の思い、ビジョンです。ビジョンのないリーダーに人はついていきません。リーダー自身が、まず自分自身の明確な未来のビジョンを創ることが求められます。

自分の価値観を掘り起こし、未来の「手に入れたい状態」を明確にする実習を通して、燃えるような使命感をつかみ取ることができます。

心理的安全性について

心理的安全性とは、組織やチームの成果に向けた率直な意見・疑問・違和感の指摘がいつでも気兼ねなく言えることで、人間関係をうまくいかせるキーワードとなっています。

GAFAの中の1社、グーグル社の研究で分かったことですが、心理的安全性の高いチームのメンバーは離職率が低く、多様なアイデアをうまく利用し、収益性が高いといった特徴があるといいます。

 「こんなことを言ったらバカにされそうだ」など、周囲を気にしなければならないような組織では自由な発言は期待できません。

良いアイデアを生みだすだけでなく、組織が抱える課題を早期に把握するためにも「この組織ならどんな発言をしても大丈夫」と思えることは非常に重要なのです。

信頼関係を築くコミュニケーションの創り方-  

相手の話を聴くことは“承認”で、関係性を創るためにも、意見を引き出すためにも聴く力をつけることは重要です。 

「きく」という行為にはバリエーションがあり、「聞く」「聴く」「訊く」「利く」  があります。

「聴く」とは、興味関心を持って、相手の話に耳を傾けることであり、自分の考え・意見をいったん脇に置いて、相手の話を聴くということですが、皆さんは出来ていますか? 

「聴く」とは、相手の話に「興味・関心」を持って、バイアスをかけずに聴くことなのです。   

チームが一つになる!  〜信頼関係を築くコミュニケーションの創り方 〜』(菅原美千子さん

・EQの講習をもっと受けてみたいと思うくらい関心を持った。とても良かったです。

・コミュニケーションの大切さがわかったし、さすがアナウンサーで声が大きく聞き取りやすかった。

・「キク」にもいろいろあることが分かった。実践型での講習だったので、内容が頭に入ってきた。

・コミュニケーションは双方向であることを再認識した。

・心理的安全性の高い職場にしていくことが必要と感じ、普段やれていないことが知れました。

・相手の事を考えて、上手くコミュニケーションを取れるように職場で活かしたいと思った。EQを大切にしようと思った。

・「承認」を意識したコミュニケーション活動し、聴くを意識して普段から会話できるようにしようと思った。

・今後は組合員へ話をする際、具体的な質問を混ぜながら話をし、興味、関心を持って耳を傾けます。