-中堅組合員向けセミナー-
労働組合にとっても企業にとっても、若手・中堅組合員(従業員)は未来を担う期待の人材になります。
“組合離れ”が言われて久しいですが、しかし今回のパンデミックや想定外のことが起こると、改めて労働組合という組織が見直されたのではないでしょうか?
企業研修とは違い、組合事業では肩の力を抜いて愉しみながら、若手・中堅層として必要なスキルを身につけることが出来るセミナーが向いていると考えます。
・・・今回は、某地方銀行労働組合さま主催事業で、長年ディズニーランドでインストラクターとして実践指導を行っていた石坂秀己さんの講演会でした。
-ディズニーからリーダーシップを学ぶ-
ディズニーのリーダーシップ哲学は、従業員一人ひとりが組織の成功に貢献することを重視する点に特徴があります。組織全体が一丸となり、お客様に魔法のような体験を提供することを目指しています。
この哲学を実践するために、例えば、あらゆる従業員に対して「お客様第一主義」を徹底させることで、一貫したサービス品質を実現しているように、リーダーに対し、共通の価値観と目標の共有を奨励しているそうです。
驚異のリピート率を誇り、魅力に溢れるディズニーランド。このように、夢と魔法の王国の裏側では「本当のサービス」を追求し実践するスタッフの絶え間ない努力があり、 「仕事の意味」をわかりやすく伝える“リーダー”がいるのです。
ディズニーランドの感動を超えたサービスの実践。 その感動サービスを支えるディズニー流のリーダーシップとは何かを石坂秀己さんは、ディズニーの感動サービスを例にお話しされていました。
-ディズニーのリーダーシップとは-
ディズニーでは、互いにチームでほめ合い、認め合う風土があり、わからないことをわからないと言える環境を作っています。
「当たり前」のことですが、こうした当たり前のことをバカにせず当たり前に積み重ねていることこそがディズニーのすごさであることを強調されていましたし、チーム連携に必要なコミュニケーション術であると石坂さんは熱弁されていました。
・「SCSE」行動指針はシンプルな方が良い
・覚える努力をしなくても覚えられる方がすぐ思い出すことが出来る。
・決断には勇気が必要!リーダーシップは勇気だ!
・キャスト同士が褒めあい、認め合う。ほめてますか?ほめられてますか?
・自らの意思で前を向いて働こうとするキャストが多い
-ディズニーのリーダーシップとキャストのモチベーションアップ-
ディズニーのキャストたちが笑顔で楽しく働いていただくためにリーダーたちがどのようなことを意識して行動しているのか?実例を交えての話がとても腑に落ちます。
リーダーとしての基本的な心構えを理解し、チームのメンバーを「その気にさせる」立ち振る舞いができるようになることを目的なので、若手~中堅組合員(従業員)の方々によりリーダーシップを発揮して頂く機会として、是非!石坂秀己さんの講演をお勧め致します。
・・・どうしてディズニーランドのスタッフってみんな笑顔なんだろう?それは
「心の持ち方」と「行動のしかた」。まずは自分が笑顔になろう!
『一体感のある組織づくりのための 〜ポジティブリーダーシップ〜』(石坂秀己さん)
この度は大変お世話になりありがとうございました。中堅層は職場における中核的な立場としてあらゆる状況でリーダーシップを発揮していくことが重要。
石坂先生の講演を拝聴し、セミナー冒頭ではこれまでの経験を踏まえた仕事に対する考え方やストロークとディスカウントについてお話いただき、後半では指導する上での心構えやマネジメントにおいてリーダーがメンバーを理解することの重要性についてお話頂いたことで、リーダーの役割や心構えを習得できたものと思います。
・今まで自分がやってきた仕事と違う考え方を教えて頂きました。今回の、講演の内容を今の自分の仕事にどのように取り入れられるか考えてみたいです。
・石坂先生のお話しを聴講しながら、現場の安全に不慣れなスタッフ達が、夢中でメモを取る姿は、今まで見たことがありませんでした・・。ゲストとして行くことはありますが、ランド運営側の方々や、キャスト方のお客様への安全配慮、本当に頭が下がりました・・。
・興味のある話題を沢山持っており、参加者も飽きることなく話を聞くことができたようです。新たな視点で考える機会となり、幅広い受講者層で考え方や行動に変化が期待できると思います。
・相手を変えるためには、まず自分自身を変える必要があるという点について今まで考える機会が少なかったので、これからは積極的に取り組んでいきたいと思います。
・ディズニーランドが大テーマパークとして成功している秘訣は、その事業を支える組織が強いからということを再認識しました。私たちの職場・会社がより良くなるには組織が強くなる必要があり、一人ひとりが意識を強く持って周囲との関係性を構築しなければならないと感じました。