
-16年ぶりの五輪出場!-
植田辰哉さんは男子バレーボール日本代表監督として、低迷していたチームを再生させ、目標達成に導きました。緻密な戦略と実践的リーダーシップによって、結果を出す組織へと改革を進めた現役全日本監督だった当時のノウハウ全公開!の内容となっております。

植田辰哉さんの経験から学べる「最高のパフォーマンスを引き出す組織マネジメント」は、企業やチームにとって非常に有益だと思います。組織作りや人材育成に必要な考え方や戦略を、実際の成功事例を通じて学んで頂ければ幸いです。
-マネジメント(management)とは?-
マネジメント(management)は、英単語をそのまま訳せば「管理」や「経営」という意味を持ちます。今では、組織の管理や運営を示す言葉として広く使用されています。

マネジメントという言葉の定義は様々ありますが、一般的に認識されている定義は、著名な経営学者として知られるピーター・ファーディナンド・ドラッカー(1909~2005、アメリカ)が刊行した「マネジメント」から生まれたとされています。ドラッカーは起業コンサルタントや経済学者として活躍し、経営や経済に関する著作を多く発表してきました。

ドラッカーの名前は、2009年に刊行された『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの”マネジメント”を読んだら』(もしドラ)でご存知の方も多いのではないでしょうか? ドラッカーの「マネジメント」の内容が、初心者でも理解しやすくまとめられていることから人気を博し、経済学の本としては異例のヒットとなり、現在でも影響を与え続けています。
-植田辰哉さんについて-
植田辰哉さんは、元男子バレーボール日本代表監督であり、現在は日本バレーボール協会シニアディレクター(強化委員長)としても活躍するバレーボール界の巨星です。大学卒業後、新日本製鐵(現、堺ブレイザーズ)に入社し、センタープレイヤーとして数々のタイトルを獲得。特に1992年バルセロナオリンピックでは主将としてチームを牽引し、6位入賞に大きく貢献しました。

現役引退後は、日本代表ジュニアチームや新日鐵の監督を経て、2005年には日本代表監督に就任。低迷を続けていた日本代表を指導し、2008年北京オリンピック世界最終予選でオリンピック出場権を獲得。自らが出場したバルセロナオリンピック以来、16年ぶりのオリンピック出場を果たし、その感動的な瞬間は日本中に衝撃を与えました。

現在は大阪商業大学教授として活動し、卓越した組織マネジメント力を活かして企業向けに講演を行っています。目標達成に向けた計画立案や組織作りについて、深い知識と実績を持つ植田辰哉さんは、スポーツ業界だけでなくビジネス界でも高く評価されています。

植田辰哉さんのバレーボール日本代表監督としての経験から学べるリーダーシップの本質とは、メンバー一人一人の強みを引き出し、チーム全体をまとめ上げる力です。リーダーシップを発揮するための方法や、組織全体のパフォーマンスを最大化するための考え方について学ぶことが出来ます。

『植田流リーダーシップ論 〜最高のパフォーマンスを発揮する組織マネジメント〜』(植田辰哉さん)


・今回の主旨(周年行事)に合った非常にためになる話だったと思います。話し方は上手でしたし、紳士的でまたユーモアを混じえたお話には大変好感をもてました。
・男子バレーボール日本代表監督としてチームを一つにまとめる思い、考え方が今の会社組織に おいても共通する部分が多く、共感が持てる講演であったのでお薦めしたいと思います。
・良い指導者について、「目的と目標をしっかり明示して、状況を分かるように確認、評価してくれる人。」という部分が特に記憶に残っています。

・選手に厳しいトレーニングを課す時には、論理的にトレーニングの必要性を理解してもらう必要があると改めて感じました。
・指導者は学び続けることや、専門コーチやスタッフとのコミュニケーションが重要であるという部分は、とても腑に落ちる部分でした。
・植田さんの様々な経験から伝えられるコーチングやマネジメント理論は、経営者やリーダーに活かせるヒントが詰まっていて、大好評でした。