【講師著書から読み解くビジネスの真髄】52

afterコロナの働き方

皆さんは、こんな悩みを抱えていませんか?  「コロナショックで大きく働き方が変わり、ついていけない」、「働き方が変わってくる中で、どうやって社員をまとめていいかわからない」etc.

コロナ禍は日本企業に「働き方」の面で本当に多大な影響を与えました。テレワークの導入や印鑑の廃止、無駄な会議や飲み会の減少などなど。これらは良い変化であり、後戻りすることはありません。

企業も個人も、“新しい働き方”に対応する必要があり、その秘訣を新旧の働き方を比較しながら解説されているのが同著書になります。

働き方や仕事観の変化

コロナ禍を経て、我々日本人の仕事観や働き方、価値観は大きく変わりました。before afterのスタイルで、会議のスタイルや出社の必要性など、beforeがこれまでの日本企業、Afterがこれからの働き方という対比をさせながら展開されるので、興味深く読むことが出来ます。

before/after、各々の対比事例を通して、会社にキャリアを預けるのではなく、自律的なキャリアを築くことの重要性を改めて認識することも出来ます。

コロナ禍でこれまでの常識が覆されて働き方まで変わってきたことを、振り返ることも出来ます。変えて良かった部分も勿論ありますが、忘れてはいけないのは「仕事は人がいてこそ成り立つ」ということです。

案外古臭いと言われるやり方の方が斬新に見えたりするかもしれないとも思ったりもしますが、いずれにしろバランスの取れた働き方を考える良い機会になるのではないでしょうか?

「会社のミッションの重要性」がより重要に

大企業を中心に、対面ではなくリモートが定着してきた今、物理的に距離が離れている従業員同士を、チームとしてまとめ上げるために、会社のトップマネジメントは、企業の方向性・目指す像を明確に示す必要性がより高まったと思います。

beforeは同じ場所で働き、時にはランチに行ったり、飲みに行ったりすることで、なんとなくまとまってきた組織でも、実際に「会う」機会が少なくなりました。

・・・だからこそ会社/企業として何を目指すのか?目標に向かってどのように取り組んでいくのか?あいまいではない具体的な指針が必要になってくるのではないでしょうか?

これからの働き方を考える

パンデミックや地震/台風などの疫病・災害、AIの急速な進化など、社会の変化を予測しづらい昨今、将来がどう変化していくかは、全く予測できません。

現代社会はVCUA時代と呼ばれ、今まで全く進まなかった改革が大きく進んだり、考えもつかなかった新しい働き方が出てきたり・・・「VUCAの時代には、VUCAに即した『新たな仕事のキホン』が必要」であると河野英太郎さんは仰っておられます。

これからの仕事のやり方に悩んでいる方でも、決して焦る必要はなく、“ちょっとした仕事の工夫”の中に、これからの時代を生き抜くヒントがあることを感じ、それを実践していくこと。

そんな地に足の着いたやり方が、このVUCA時代には求められていると言います。これまでの変化を振り返り、今後のコロナ時代の働き方を同著書で考えていきませんか?

With/Afterコロナ時代の働き方を考える 〜仕事・暮らし・社会の新しいカタチをつくる〜』(河野英太郎さん

・参加者からとても参考になった等の反響があり、こちら側としても満足感が得られた。

・良かった!今までのWLBの講演の場合、どこか抽象的で広い感じがしたが、河野さんの講演は具体的で明日からも使える内容でしたので、参加者からの好評で、「また次回も呼んでほしい」という声もありました。

・参加者からの反応がとても良かったです。リーダーシップの取り方、考え方は業界通じて共通性があり、とても参考になりました。ネージャーとリーダーの違いの部分は、参加者より我々執行部にとって、とても参考になりました。

・講演の中で質疑応答の時間を設けていただいたが、予想を上回る質問数があり、普段疑問を抱えながら業務を進めていることがわかり、疑問を解決していただいた。

・日頃の業務を改善するコツを教えていただき、生産性向上に関する理解が深まった。