-つらい時こそ笑いましょう-
山田邦子さんと言えば、90年代に漫才ブームに付随する形で巻き起こったお笑いブームで大注目されたお笑いタレントさんです。 当時、冠番組も多数持ち、多い時ではレギュラー番組を14本も持つなど、 女性で唯一天下を取ったお笑いタレントとも言われているそうです。
「M-1グランプリ2022」で、審査員の一部が交代したことが注目され、上沼恵美子さん・オール巨人さんが勇退し、その代わりに博多大吉さんが復帰、そして山田邦子さんが新たに加わったことは、記憶に新しいところです。
苦しくて元気がなかったり落ち込んだりしているときに、「辛い時こそ笑え!」「苦しい時こそ笑え!」と言われたご経験って、皆さん一度はあるかと思います。
そういうことが簡単に出来れば、人生楽に生きることが出来ますが(笑)、この言葉が意味するところは、「笑っていれば物事が好転しやすくなる」ということなのです。
辛い時こそ笑う要素を取り入れることで、辛い気持ちも忘れやすくなりますし、笑うことで、少し心の力を抜くことができ、柔軟な考え方やラクになる考え方がしやすくなります。
-40年間の芸能人生活-
山田邦子さんは2021年にデビュー40周年を迎えられたそうで、芸能生活40年ともなると、当然浮き沈みもありましたし、ご本人の体験談も著名人とのエピソードも、中身の濃いモノが次から次へ飛び出してくるような感じです。
「普段は物静かな志村けんさん」というのもありました。残念ながらコロナで亡くなれた志村けんさんですが、山田邦子さんが志村けんさんと初めて会ったのは、新宿二丁目の飲み屋だったとか。たまたま会えば、「やあやあ」という感じで盛り上がり、朝まで一緒に飲んだり、駄洒落を言い合ったり、近況報告をしたりする仲だったそうです。
「もう一回、志村さんに会いたかったなあ」と書かれており、今は亡きスター、大御所とのエピソードの数々は、かなりレアで興味深い内容です。
-エネルギーの源は?-
下町育ちの「勘違い少女」だった山田さんは、アッという間に週にレギュラー14本を抱える売れっ子芸人になりました。夏目雅子さん・島倉千代子さんなど昭和を代表するスターとの話や、「オレたちひょうきん族」で苦楽をともにしたビートたけしさん・明石家さんまさん・島田紳助さんとのエピソードを通して、昭和/平成/令和の芸能界を生き抜いてきたそのエネルギーの源が分かるような気がします。
生い立ちから芸能界での出来事、最近の芸能事情などが飾らない文章で綴られていてとても読みやすいです。山田邦子さんは、ガンと闘ったり、いわれのないバッシングを受けたりと色々ご苦労をされてきたのに、持ち前の明るさと前向きな姿勢で芸能界という厳しい世界で生きてこられたことが凄い!と単純に思いました。
-逆境に動じない原動力-
「同じ山田」という共通点から、東日本大震災で被災した岩手県山田町の復興に一役買われたり、ユーチューバーなど常に新しいものに挑戦したりとそのパワフルな生きざまは励まされる部分がありますし、
「最近のテレビはつまらなくなった」という話はとても印象的でした。
山田邦子さんの凛とした強さ、笑いへの情熱がヒシヒシと伝わってくる内容です。「絶頂と絶望」を経験したからこそ書けただろうこの本は、「逆境に動じない原動力」がみなぎっているように感じました。
・・・日々辛いことが多くて、「元気を出したい!」 「笑いたい!」 「なにかを吹っ切りたい!」と思っておられる方には、是非読んでいただきたい本です。
・山田邦子さんからの沢山のメッセージは、様々な属性の方が参加された講演会でしたので、共感した言葉、心に響いたメッセージはそれぞれ違っていましたが、一人ひとりの気付きに繋がる大変有意義な講演でした。
・話術はさすがというくらいとても巧みでした。 会場を盛り上げるのがとても上手く、参加者の笑いを誘っていました。
・山田邦子さんの話は面白く含蓄があり、非常に好評でした。参加者の皆さんの反応もよく、本当に感謝しております。
・自身の半生を中心に話していただき、前向きな内容で笑いもあり良かった。
・話が上手で、参加者全員が引き込まれてました。最初から最後まで、楽しんで聞くことができました。
・話術はさすがで、会場を盛り上げるのがとても上手く、参加者の笑いを誘っていました。ためにもなり飽きない面白い内容でした。
・前向きな内容で笑いもあり、幸せな気分になると共に「明日から頑張るぞ!」と思える内容でした。