-アフターコロナに真の淘汰が起こる-
ベストセラー『捨てられる銀行』著者・橋本卓典さんの最新作です!
コロナ支援が終わり、今後中小企業と地銀の倒産が激増する恐れがあります。しかし「危機」は「チャンス」ということで、地域経済と金融行政に精通する橋本卓典さんが、成功例をもとに明確な処方箋を提示する内容となっております。
地域が持続可能であるために行動する事業者と、企業を“自分事”として支える地域金融機関という、地域の未来のために行動する“当事者たち”の話を追った内容で、これからの地域金融機関と企業の関わり方、あり方を考えるきっかけになるのではないでしょうか?
-『地銀再編』では解決しないこと-
本来、銀行が提供すべき「付加価値」とは何でしょうか?
私たち顧客が「頼りにする銀行」を選ぶ時、重視している事。それは・・・好調な時には、成長のための的確な助言を与え、気付かない課題に対して注意喚起し、苦境に陥っても経営改善に向けて親身になって相談に乗ってくれることではないでしょうか?
人口減少が進む地域の生産性向上に必要な手段の一つは、銀行・企業に変革をもたらす経営者の数を増やすことです。銀行の数を減らすための「地銀再編」を目的化してしまうと、付加価値や生産性向上のために変革する意志も能力を伴わなくなり、中途半端な結果を招きかねないと、橋本卓典さんは危惧されています。
-事業承継問題と地銀-
中小企業庁によると、2025年までに平均引退年齢の70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人に達し、その約半数の127万人は「後継者未定」という未曽有の事態が懸念されています。
約300万社以上あると言われる日本企業全体の1/3が消滅する未来が現実味を帯びている中で、地方銀行が事業承継支援を強化していっているようです。
経営者が高齢化し、業績が好調でも後継者不足を理由に廃業する中小企業が増えているため、雇用の受け皿がなくなり地域経済の衰退を招きますし、地方銀行は取引先を失うことにもなりかねません。事業承継を新たなビジネスの収益源に育てたい考えで、様々な手法を駆使しているそうです。
地方銀行に関しては、特に地域の企業があっての金融機関ということを考えると、共存共栄です。世の中の環境は、時代と共に変化していきますが、共に成長し続けられる関係を続けていくことが大切ということなのでしょう。
『アフター/ウィズコロナを迎えた現場から 〜地域における未来の金融 機関のあり方を考える〜』(橋本卓典さん)
・共感できる点が多かったとの意見を多数いただいた。 組合としてこうした機会を今後も積極的に提供していく必要があると改めて感じた。 同業者にはぜひ聴いてほしいと思う内容である。
・全国の金融機関を取材されており、現場の情報に基づく講演は、大変説得力があり好評でした。同じ業界の人間として、他の人、他の組合にも聞いてほしい内容でした。
・地方銀行の置かれている現状と、今後当行を担う銀行員としてどうあるべきか認識してもらうことが開催目的の一つでしたが、 大方の参加者からはそれぞれの気づきを得られたとの反応がありました。
・・・いかがでしょうか?リアル/オンライン講演事業に取り組まれる執行部さんのご参考になれば、幸いです。