【講師著書から読み解くビジネスの真髄】83

命の授業

「命!」などの漢字ギャグでお茶の間の人気者となったお笑いコンビ・TIMのゴルゴ松本さん。TV番組の出演以外にも、実は2011年から10年間、全国各地の少年院を中心に漢字の知識を通して人生について語るボランティア活動「命の授業」を行ってきました。

ゴルゴ松本さんの「命の授業」は、少年院という特殊な環境の中で、言葉の持つ力と人生への向き合い方を教えてくれる素晴らしい授業だと思います。

「漢字」はその成り立ちや一つひとつの意味など、実に奥深くて興味深いものです。「辛」い時、一歩踏み出せば「幸」になる。長い人生、いろいろなことが起こる。
ハッピーなこともあれば、辛いことも・・・たとえ辛い境遇にあっても、自ら一歩踏み出してみよう。そうすれば、きっと幸せになれる。

など、これまでの活動を振り返り、ご自身の思いを綴った内容となっております。

つらいなら、全力で逃げろ。

当時コロナ禍で生活が一変し、不安を抱えているのは大人のみならず、子どもたちも同様です。そんな中、思春期ならではの悩みに直面する子供たちに「今、つらい時期にいる人たちのために、この10年間のうちに考えたことが、少しでも何かの役に立てないだろうか」と、同著を出版されたそうです。

コロナ禍により小中学生の不登校者数、小中高生の自殺者数が過去最多を記録し、社会問題となりました。そしていじめに端を発した痛ましい傷害事件も発生し、不安を覚えながら学校生活を送る子供たちは多数います。

いじめ、不登校、少年犯罪・・・ゴルゴ松本さんは全国各地の少年院で、漢字を通して人生について語るボランティア講演活動『「命」の授業』を行うことで、この問題と向き合いつづけてきました。

前向きに生きていくためのメッセージ

大きな変化を迎えた世界の中で、自分にできることはないか・・・。悲しい事件を少しでも減らすために、苦しい時代を少しでも生きやすくするために、何か伝えられる言葉はないか・・・。

そんな思いからつづられた同著は、ゴルゴ松本さんが十年間悩める人たちと向き合って考え抜いた、熱くて優しい、前向きに生きていくためのメッセージの結晶です。

若者の悩みに寄り添ってきたゴルゴ松本が考えた、いじめを減らし、生きづらい時代を前向きに生きるヒントを読み解くことが出来ます。

講演では、言葉の持つ力について、具体的な例を挙げながら説明しており、参加者に深い感銘を与えます。漢字や歴史に関する知識を織り交ぜた人生論を「お笑い」とともに届け、ユーモアあふれる語り口が、参加者を惹きつけ、真剣に言葉の力について考えさせられる内容となっており、大好評!です。

出張!ゴルゴ塾 〜命の授業〜』(ゴルゴ松本さん

・普段何気なく使っている漢字の意味や由来を分かり易く丁寧に、時に笑いを交えながらの講演でした。参加された方がたには満足のいくセミナーになったことと思います。

・大変良かった。今までの講演会で一番良かったのではないか。人の集まりも今までで一番。人柄も良く非常に好感が持てた。

・「お笑い芸人であることからセミナー内容については事前にあまり気にしていなかったが、非常に内容が濃く、考えさせられるセミナーでした」300人以上の参加となり労働組合活動に興味もっていただくきっかけにもなりました。人柄、雰囲気、セミナー内容のどれをとっても非常に良い講師でした。

・参加者からポジティブな声を多数いただき、開催を楽しみにしてくれている組合員も多かったです。笑いを交えながらも新たな気づきを得られてたのではないかと思います。

・アンケート結果にて、心に響く講演会でした!仕事に対する意欲が出てきた!等の声が多数上がってきています。講演会内容に関しましても、97.6%の参加者が大変参考になったとの結果が出ております。とても今回の講演会は大好評でした。

・漢字の成り立ちについて歴史を交えながらの講演だったので興味深く、楽しく聞く事ができた。

・参加者を飽きさせないよう臨機応変に参加者を巻き込んでの講演で親しみを感じて良かった。ゴルゴ松本氏の直筆サイン入り色紙をご本人がジャンケン大会で勝った方に手渡してくれたり、全員での記念撮影を撮っていただいたりとサービス精神が旺盛な方で皆さん喜んでいました。