【講師著書から読み解くビジネスの真髄】⑦

予測不可能な時代に必要な「本当の自立」とは?

持ち込める食糧はお米と調味料のみ。食材となる魚や貝を自ら捕獲しないとまともな食事にありつけません。電気もガスもないので、調理は火おこしから始める必要があります。

・・・「サバイバル技術を身につける」のが目的ではなく「無人島で子供たちに自立する力を身につけて」もらうことが目的なのです。

山崎清治さんが考える『自立』とは、どんな状況に直面しても自分の頭で考え、自己決定できること。自分を知った上で個性や特技を活かしながら社会で役割を持つこと。自部で出来ないことはキチンと人に頼れることだそうです。

「無人島」での体験学習プログラムのメソッドを日常生活に

すべての子供にはもともと「自立」する力は備わっています。しかし子供たちが本来の力を発揮できないでいるのは、“供給過多”・・・過剰なまでの便利さだったり、親や周りの大人による過保護だったりするのです。

「失敗する前に助けてあげたい」「教えるより自分でやってしまった方が楽」・・・このような「与えられすぎ」の状況が、子どもたちが本来持っているはずの自分らしさや考える力を発揮する機会をうばってしまっているのです。

無人島に行かなくても子供の自立は促すことは出来ます。

予測不可能な時代に必要な「本当の自立」とは?

大自然の中で数日間を過ごす「無人島学校」では、大人たちは安全面のサポートをするのみで、1日の過ごし方や役割分担、そのほかのさまざまな意思決定は子どもたちが行います。実際にプログラムに参加した子どもたちのエピソードも多数掲載されており、その力強さを垣間見ることができます。

究極の体験学習プログラム『無人島学校』の内容をもとに、「がっちり見守り しっかり放任」することで子どもたちの「本当の自立」をはぐくむ子育てメソッドを解説します。

普段の生活でも、少し声のかけ方を変えるだけで、「ちゃんと見守っていることは伝わる」「一方で、子どもの考える時間を邪魔しない」、「無人島式」と同じ環境を作ることができます。

試されるのは親の勇気。ほんの少し「与える」のをやめるだけで、子どもは驚くほど成長するのです。あなたの普段の生活にも、子育てがグンと楽になる「無人島式」メソッドを取り入れてみませんか?

著書『自立をはぐくむ「無人島式」子育てメソッド

【アウトドア型研修】① 〜無⼈島⾃給⾃⾜⽣活研修(2泊3日)〜』(山崎清治さん

・・・いかがでしょうか?オンライン講演事業に取り組まれる執行部さんのご参考になれば、幸いです。