-ビジネスパーソンの学び直し-
年収約260万円だったのを、およそ2年で10倍以上にまで伸ばしたという馬渕磨理子さんが、「知識・経験なし」でも年収を上げることが出来る勉強法を紹介している一冊です。
新聞・雑誌からの情報収集・分析・整理術をはじめ、仕事や投資に役立てるためのSNS活用法、忙しくても勉強時間を確保するためのマルチタスク術など、アナリストならではのメソッドが満載です。
今、我々ビジネスパーソンの学び直し熱が高まっています。予測不能な時代(VUCA)において、新しいスキルの習得は不可欠ですが、何をどう学べばいいのか?本を読むだけではダメなのか?
・・・学生とビジネスマンの勉強方法は違うと、馬渕さんは考えております。
社会人になっても勉強をしないといけない数ある理由の1つが、「自分の独自性を発揮するため」 です。よく言われることですが、AI(人工知能)やITに取って代わられないように勉強するのです。その独自性が認められれば、報酬が支払われます。
-実践に紐づいた勉強と教養の違い-
「実践に紐づいた勉強」というのは、実際にビジネスの現場で使って初めて価値をもたらすので、今必要になります。
一方、「教養」というのは、社会と関わり、経験を積み、体系的な知識や知恵を獲得する過程で身につける「ものの見方」「考え方」「価値観」と言うことが出来ます。
教養としての「哲学・歴史・地政学」などは、幅広く世の中を見ていく時に必要な知識や考え方ですが、教養としての「マーケティング・営業・情報収集力」とは決して言いませんよね。
ビジネスの現場で生き抜くための知識であり、自分の武器として身につけて使いこなすものなので、これが教養と実践の勉強の違いなのです。
-自分のためではなく誰かのために勉強-
人学んだ知識が誰かのためになり、アウトプットが評価されれば嬉しいもので、その小さな成功体験が「もっと勉強しよう!」という意欲をもたらします。
我々人間は承認欲求を持つので、誰かのために勉強をしている人は必ず収入がアップしていますし、勉強が習慣として身についています。
なぜなら勉強するほど自己表現がうまくなり、その先に成功体験が待っていることを知っているからです。
『収入10倍アップ高速勉強法 〜社会人になってからの学びとは?〜』(馬渕磨理子さん)
社会人になってからの「学び」は、学生時代の受験用の勉強とは違うということを認識するところからです。学生時代と違い、「時間がない」「何から勉強すればいいのか」分からないからです。
今、「学び直し」が政府の政策になっているからこそ、社会人には社会人の勉強法があることを認識することが大事になってきます。世の中、より一層「自分の独自性を発揮」した方がいい環境になっていきますから「学び直す」ことで自分の独自性を発揮する機会にしませんか?
・・・いかがでしょうか?オンライン講演事業に取り組まれる執行部さんのご参考になれば、幸いです。