【講師著書から読み解くビジネスの真髄】⑳

副業解禁時代の人生バイブル!

ビジネスマンの中でも40代以降になると、 「今の仕事が誰の役に立っているのかわからない」 「このまま時間を過ごしていっていいのだろうか」・・・などと、心が揺れ始める人が多くなると言われております。

皆さんはいかがでしょうか?もしそういう課題を感じていたとすれば、一体どうすれば、こういう気持ちを乗り越えられるのでしょうか?  

自分が喜ぶように、働けばいい。-二つの本業のすすめ-』は、そんな課題・悩みを持つ中高年のビジネスパーソン向けに、会社員人生の後半戦を「自分が喜ぶ」ように働いてイキイキと過ごすために、

「会社を辞めることなく、会社の仕事以外の“第二の本業”の準備を今からしておくといいですよ」と薦める内容となっています。

二つの本業を持てる時代に!-

昨今、働き方改革の取組みやコロナ禍への対応によって、テレワーク推進や副業禁止の緩和や兼業を認める会社も増えています。ひと昔前なら考えられなかったことです。  

日本の代表的な会社でも、兼業や副業を認める方向に動き始めています。

ご自身の会社員生活を楽しむためにも、定年後に備えるという意味でも、会社の仕事以外に何か自分が打ち込める「第二の本業」を見つけるべきだと、述べています。

平均寿命が延びた長寿大国

日本人の平均寿命が何歳かご存じでしょうか?

2020年に厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳だそうです。

60歳定年だとすると、男性で21年、女性で27年も残りの人生があるということで、誰もが第二の人生を持てるようになっているのです。


寿命が延びただけではなく、比較的若返っています。昭和の時代では、サザエさんの波平さんではないですが、定年退職後、少しゆっくりすればお迎えが来ると捉えられていましたが、現在では50代と言ってもまだまだ現役の方が多くいらっしゃいます。

そういった背景もあり、会社の仕事以外に「第二の本業を準備すべきである」と薦めています。

充実した老後のために

40代後半から50代といえば、まだ30~40年も人生が続くので、そう考えると元気や活力を失ってしまうのはもったいない話です。

一つの解決手段が、「第二の本業を持つ」ということではないでしょうか?
長くなった中年期の人生を乗り越えれば、70代半ばあたりまでは充実して過ごせるということです。

この本は、人生の後半戦を最高に楽しむ 副業解禁時代の人生バイブル!  と言っても過言ではないかも知れません。自分が少しでも 「関心がある、面白い」と思ったことは、とにかくやってみてください。

やり続けた先に・・・きっと自分が楽しめる場所が見つかる筈です。

人生は後半戦が勝負! 〜定年後をどう過ごすか?〜』(楠木 新さん

・『定年退職後の60~74歳までは「黄金の15年」と言っても過言ではないのです。 なぜなら、組織の束縛から逃れ、家族を養う義務も一段落つくことから、多くの時間を自分のために費やせる人生のラストチャンスだからです。』 という部分が特に印象に残りました。

・とても聞き易い講演で、あっと間に時間が過ぎました。「定年後をどう過ごすか?」というタイトル通りの内容で、腑に落ちることが多かったです。

・対応もさせていただきやすい気さくな方で、積極的に我々の事業に関わってくれた印象があり、とても感謝しております。

・・・いかがでしょうか?リアル/オンライン講演事業に取り組まれる執行部さんのご参考になれば、幸いです。