
-サッカーボールがつないだ希望の旅路-
北中米ワールドカップは皆さんの記憶に新しいところかと思いますが、その熱狂の裏側には、各国が積み重ねてきた努力や、選手たちが歩んできた長い道のりがあります。
元日本代表として活躍した北澤豪さんが、JICAサポーターとして20年以上にわたり紛争地帯や貧困地域を訪れ、子どもたちへサッカーボールを届け続けた軌跡を描くノンフィクションになります。

現地で目にした絶望的な状況と、それでも前を向く人々の希望を、サッカーという“共通言語”を通じて浮き彫りにする・・・ドーハの悲劇やジョホールバルの歓喜など自身の波瀾万丈の競技人生も交えながら、スポーツが社会を変える力、そして「どんな境遇でも終わりではない」というメッセージを読者に投げかける一冊となっているます。
-競技人生と“挫折のリアル”-
北澤豪さんの競技人生は、輝きと挫折が交錯する“リアルな人間ドラマ”として描かれれています。ヴェルディ黄金期を支え、日本代表として活躍した北澤さんは、華々しい成功の裏で幾度も深い挫折を味わいました。
1993年「ドーハの悲劇」では、世界への扉が閉ざされる瞬間をピッチ上で経験し、1997年「ジョホールバルの歓喜」では代表復帰を果たしながらも、翌年のW杯直前に突然の落選――“ニヨンの衝撃”に打ちのめされます。・・・どちらも毎回W杯が開催される前になると、メディアなどで放送されるので、記憶にあるかと思います。

こうした出来事は、単なるスポーツの勝敗ではなく、人生の価値観を揺さぶる体験として北澤さんの心に刻まれ、成功が永遠ではないこと、努力しても報われない瞬間があること、そしてそれでも前に進むしかないこと・・・etc.挫折をどう受け止め、再び立ち上がる力をどのように育てたのかが丁寧に語られ、我々に「終わりではない」という強いメッセージを投げかけているようです。
-JICAサポーターとしての20年:世界の現場へ-
北澤豪さんがJICAサポーターとして20年以上にわたり世界の現場を訪れ続けた活動は、サッカーを通じて人々の希望をつなぐ実践の記録です。ちなみに、JICAサポーターとは、JICA(国際協力機構)が行う国際協力活動を広く社会に伝え、理解と参加を促すために、各分野で活躍する人々が“応援者”として関わる制度です。

北澤さんは紛争地や貧困地域、教育環境が整わない国々を訪れ、子どもたちにサッカーボールを届けながら、現地の人々と対話を重ねてきました。そこでは暴力や貧困により未来を描けない子どもたちがいる一方で、ボール一つで笑顔を取り戻す瞬間が確かに存在します。
サッカーが国籍や文化、宗教を超えて人をつなぐ“共通言語”であることを実感し、スポーツが持つ社会的な力を強く認識していきます。こうした経験を通じて、「どんな状況でも終わりではない」というメッセージを世界に伝え続けています。

・・・同著は、サッカーという一つのボールが、世界の子どもたちの心を動かし、未来への希望を灯していく過程が丁寧に描かれており、読みながら胸が熱くなる一冊でした。
紛争や貧困の厳しい現実の中でも、ボールを追う瞬間だけは笑顔が戻る。その光景を目の当たりにした北澤さんの言葉には、競技人生での挫折や葛藤を乗り越えてきた人だからこそ語れる重みがあります。サッカーは単なるスポーツではなく、人と人をつなぎ、心を前向きにする力を持つのだと強く感じました。

スポーツの価値を再発見したい方、国際協力や教育に関心のある方、そして「人の可能性」を信じたいすべての方におすすめです。世界の現場で起きている“希望の瞬間”を知ることで、自分の毎日にも前向きな視点が生まれるはずです。


『足りない部分は頭で補え 〜目標設定の大切さ〜』(北澤 豪さん)


・サッカーを通じて経験されたチームワークやリーダーシップのとり方、 その大切さは、ビジネスシーンでも大変参考になるものでした。
・ボールを使い参加者と一緒に実践することや、PPTを使用する点など、 聴く者を飽きさせない工夫が随所に感じられました。
・サッカーの体験談を通じて「夢」「目標」の大切さを伝えるだけではなく、御両親、奥様との心温まるお話しもされ、自分の仕事に対する取り組みと生活を見つめ直すことが出来た有意義な講演となりました!

・成功へのステップを聞くことで失敗することも怖くなくなりましたし、何より 勇気をもらった気がします。ありがとうございました。
・人生の中で、壁はたった一枚ではない。ひとつ壁を乗り越えても、 その先また新しい壁にぶつかる。そう考えて、まずは目の前の壁を乗り越えていくことが、 無理なく自分高めていける方法だと感じました。
・サッカーで一時代を築いた北澤さんの講演を聞き、自らの頭で考える力をつけ、自発的に行動し、社内全体の生産性を向上させたいという目的は達成された内容だったと思います。
・講演中、若手社員の方々だけでなく、北澤さんよりも年長の方々が深く頷かれている場面を何度も見かけました。


