【オペレーション日記】vol.47  ~川口宏之さん~

春闘

そろそろ春闘の時期で、労使による交渉が行われ、毎年春に労働組合やその全国組織が一斉に賃金引上げ・雇用維持・労働時間の短縮など多岐に渡って話し合いが行われます。

このタイミングで、労働組合では中執を中心に財務諸表の見方などの研修が行われます。

2022年春闘は、コロナ禍が長期化し業績のばらつきが拡大する中、各社の実情に適した賃金決定を行うことが重要だとしたうえで、社会的な期待なども考慮に入れた検討が望まれるとしています。

上部団体労働組合さま オンライン講演

今回は、某製造系メーカー 上部団体さんの主催で、ご参加は傘下組織の執行部役員の方々40名弱です。

単組でお世話になっている執行部の方もご参加されていたので、チャットで挨拶させて頂きました。

オンラインオペレーション

さて今回は、前段の会議内容を伺うことは避けた方がいいので、当社は途中入室で総会後の休憩時間から入室。共同ホストとしてオペレーション開始です。

「急にテイストが変わり、エンターテイメントっぽくなった。やっぱり紀三井さんが途中からコーディネートされていたんですね。」と良い意味でですが、後でご参加された方から言われました。

当社オリジナル「留意事項動画」をご覧頂いたあと、講師紹介。

川口宏之さんオンライン講演

「労使交渉には、財務諸表の知識は欠かせません。会計用語も含めてマスターしてください。」

1.貸借対照表(B/S)

2.損益計算書(P/L)

3.キャッシュフロー計算書(C/F)

質疑応答

『財務諸表を毎月もらっているのですが、通期と毎月で数値の見方に注意はあるでしょうか? 』  

『労働分配率の計算式について質問です。分子で使われる「給与総額」ですが、有価証券報告書に記載されている平均年収×従業員人数で計算して求めてもよろしいのでしょうか?弊労組は会社から給与総額のデータを入手できておらず、今持っている情報から労働分配率を求めるために、何か方法があればご教示いただけますと幸いです。』

とても分かり易い内容で、説明も丁寧でしたし、オンラインでしたが聞き取りやすい話し方でした。 内容的にも実例を交えながら、図に書き起こしたり、ワーク・計算もあったので、 単純に聞くだけより、理解が進みました。本当にありがとうございました。

講演については、大変参考になりました。私自身、40年以上前に簿記を学んだことがあったのですが、その当時の捉え方と違い、図として整理することで、直感的に理解できて、良い手法だと思いました。初心者にもわかりやすく、勉強になりました。講師の川口先生も、聞きやすく良かったと思います。

とても分かりやすくお話しいただける講師の先生だったので、とっつきにくい決算書の話題でしたが苦なく参加することができました。

エンディングボード

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川口宏之(かわぐちひろゆき)さん

【オンライン版】 組合役員のための 〜わかりやすい財務諸表の読み方〜

変化を恐れていては何もできません。ピンチな状況こそチャンスの状況であるともいえます。

このコロナ禍をいかに乗り切るか?新たな壁を乗り越えることで、リニューアルした組合活動という形にいきつくかも知れませんし、我々はそのお手伝いをさせていただくべく、 日々学び続けることで進化していきます!