【オペレーション日記】vol.234 ~川谷潤太さん~

部内従業員向け講演会①

某家電メーカさま主催で部内従業員向けの講演で、川谷潤太さんが招かれました。4時間講演で、開催日を開けての2回講演の初回です。

強い組織づくりの“本質”をスポーツの現場からわかりやすく紐解く内容で、甲子園出場校や全国制覇チームを指導してきた川谷潤太さんは、成果を生む組織には必ず「共通認識」「習慣化」「一点集中」の3つがあると語ります。

特に、整理整頓や声かけなど“誰でもできる小さな行動”を徹底することが、チームの結束力とパフォーマンス向上につながるという話は印象的でした。スポーツ指導の現場で培った“勝てる組織づくり”のエッセンスを、企業や労働組合でも使える形に落とし込んだ内容が中心です。

日頃からコンディションを整える

よく「心技体」と言われますが、ビジネスに於いては順番は違って「心体技」だと思っています。まず心と体を整えることが大事です。プロとして常に一定したパフォーマンスを出すためには、日頃から心体のコンディションを整えておくことが大事です。

「心の抵抗」「身体の抵抗」などストレスの原因をよく理解した上で、対策をしておくことです。

潜在意識(思い込み)を変える!

川谷潤太さんが強調する「すべては心(イメージ)!潜在意識(思い込み)を変える!」というパートは、組織力向上の核心ともいえる内容です。人は無意識のうちに“自分はこれくらい”“チームはこんなもの”と限界を決めてしまい、その思い込みが行動の質を下げ、結果にも影響すると指摘します。

「人は心が向いている情報だけを認識し、心が向いていない情報は見落としがちである。」

だからこそ重要なのが、望む状態を具体的にイメージし、潜在意識に書き換えること。成功しているチームは、勝つ姿・理想の行動・達成後の感情まで鮮明に描き、それを日常の小さな行動と結びつけています。イメージが変われば言動が変わり、やがて習慣が変わり、組織全体の空気が変わる・・・心の使い方こそがチーム力を底上げする最強の技術だと語っています。

モチベーション(やる気)のメカニズム

スポーツではメンタルマネジメント、ビジネスではセルフマネジメントと言われていますが、やる気を“気分”ではなく“仕組み”として理解することの重要性を示しています。ポイントは、やる気は外から与えられるものではなく、行動によって内側から生まれるという考え方です。

人は「できた」「認められた」「役に立てた」という小さな成功体験が積み重なることで、脳が快感を覚え、さらに行動したくなるサイクルが生まれます。

「A(明るく) G(元気に) T(楽しく) E(笑顔)・・・少しワクワクして未来に意識を向けましょう!」

そのため、最初から大きな目標に挑むのではなく、小さく確実に達成できる行動を設定することが鍵になります。また、周囲からの声かけや承認が“報酬”となり、行動の継続を後押しします。

やる気が出ないのは能力の問題ではなく、成功体験の設計が不足しているだけだと強調。行動→達成→承認→意欲という循環をつくることで、誰でもモチベーションを高められると説いています。

決定的なコンテキストを手に入れる

「決定的なコンテキストを手に入れる」とは、物事の“意味づけ”を自分にとってプラスに書き換える力のことです。同じ出来事でも、どう解釈するかによって行動も成果も大きく変わります。強いチームは、失敗や困難を「成長の材料」と捉える共通の文脈(コンテキスト)を持っており、その視点が組織のエネルギーを高めています。

       コンテンツ<コンテキスト

・・・¥13,000のハンバーガーセットがリッツカールトン京都では飛ぶように売れているそうで、それは何故か?

川谷さんは、コンテキストは自然に生まれるものではなく、意図的につくり出すものだと強調します。たとえば、「なぜこの練習をするのか」「この行動がどんな未来につながるのか」を明確にし、メンバー全員が同じ意味づけを共有することで、行動の質が一気に上がります。

決定的なコンテキストとは、組織の“見えない土台”。これを手に入れることで、チームは迷わず前に進み、成果を生み出す力を手に入れるのです。

・・・講演は参加型で、実際に集中力を高めるワークや簡単なディスカッションも交えながら進行。会場の空気がどんどん柔らかくなり、最後には笑いが起きるほど一体感が生まれていました。

スポーツだけでなく、企業や学校などあらゆる組織に応用できる“チームワークの技術”が満載の講演で、大好評でした。

組織力の高め方 〜甲子園・日本一のチームが実践するチームワークアップ術〜』(川谷潤太さん

・「高校野球などスポーツの話が中心なのに、職場の課題と完全にリンクしていた」「“当たり前の質を上げる”という言葉が刺さった」など、現場に直結する学びとして受け止められた声が多くありました。

・「挨拶・整理整頓・声かけなど、すぐに実践できることばかり」「大きな改革より、日々の習慣が大事だと実感した」といった反応が目立ちます。

・「やる気は行動から生まれるという説明がわかりやすかった」「成功体験の設計が必要という言葉に納得した」など、心理面の理解が深まったという声も。

・「コンテキストの話が印象的で、意味づけ次第で組織は変わると気づいた」「前向きな言葉を使うことを意識したい」という意見が多く、職場の雰囲気づくりへの意識が高まった様子。

・目の前のリアル参加者だけでなく、オンライン参加者にも気を配りながら、話を進めていかれたのが好印象でした。

・「体験ワークが楽しく、部署のメンバーと自然に会話が増えた」「講演後の空気が明るくなった」と、研修効果を実感する声もありました。

・楽しみながら従業員の方々とお話できたり、講演会を聴いたりすることができました。

・とても楽しく有意義な講義でした。自身の気持ちの持ちようの大切さを身をもって体験することができたので、今後はポジティブな思考で物事を考えていきたいと思います。

・初めから反応も良く、非常に盛り上がって笑顔あふれる会となりました。「他人の話を最後まで集中して聞けたのは久しぶりだった」「たくさん笑わせていただきました」

・ 「中身の濃い内容で、目から鱗だった」「体も動かせたのでリフレッシュできました」などの声をいただいております。