【オペレーション日記】vol.227 ~正嶋松場さん~

分会委員向けセミナー

労働組合における分会委員は、職場単位で組合員の声を集め、組合本部や執行部に伝え、日常的な活動を担う「現場代表者」です。組合の方針を職場に浸透させると同時に、職場の課題を組合全体に反映させる役割を持ちます。

今回、お客さまのご意向として、「組合役員として1年目から2年目といった2足の草鞋を履いた状況で、全国各地から集まり、お互いが話したこともなければ顔合わせも初めての方ばかりで、研修のスタートとして、笑い等により全員が和やかに臨めるような講演を」とうことで、正嶋松場さんをお招きしました。

正嶋松場さんについて

正嶋松場さん講演『人を喜ばせる最強コミュニケーション術』は、対人関係で求められる「思いやり」や「おもてなし」に何が必要かを紐解き、相手を喜ばせるスキルを身につけることを目的としたプログラムです。

元お笑い芸人という経験を持つお二人が、漫才形式などで「笑い」の側面からアプローチし、ビジネスや日常の様々なシーンで使えるコミュニケーション術を伝授しています。

ちなみにお互いの役割ですが、正嶋ヒデノブさんは「ツッコミを通じて空気やコミュニケーションをデザインする」ツッコミデザイナー。松場エイジさんは「人にいじられる=好かれる、愛される」をコンセプトにしたイジラレアーティスト・・ということで、参加型でインプットだけでなくアウトプットも重視しています。

・・・ちなみに同期の芸人さんは、とにかく明るい安村、モンスターエンジン西森、友近、おいでやす小田など今をときめく錚々たるメンツです。

最強コミュニケーション術

人が遺伝子レベルで好感を持つ笑顔について、我々は笑うと「幸せホルモン」と言われている脳内物質が出ます。人は「自分を笑顔にしてくれる人」が好きなのです。

偽りのない心からの喜びを表す笑顔として、遺伝子レベルで信頼感を引き起こすことが知られています。この笑顔は、相手に「心を開いてくれている」という安心感を与えます。

「人を喜ばせる」ことの重要性:社会にある全てのビジネスやサービス、円滑な対人関係は、相手を「喜ばせる」ことで成り立っているという考えに基づいています。

●「ヒトタラシ術」の活用:営業、プレゼンテーション、上司部下間のコミュニケーションなど、あらゆるシチュエーションで相手との距離感を縮め、信頼関係を築くためのノウハウやスキルを伝えます。

組織の活性化とパフォーマンス向上:チームや組織における人間関係や労働環境の課題に対し、笑いによってポジティブな空気を作り出し、組織の活性化とパフォーマンスの最大化を目指します。

関係性の土台を作る承認術

この承認術は、相手の存在や努力、成果を「正しく認め、伝える」ことで、強固でポジティブな人間関係の基盤を築くことを目的としています。

「人の悪口ではなく、日向口(ひなたぐち)を言う」習慣をつけましょう。

1.相手の素晴らしいところを見つける
相手の存在そのものや、相手がいてくれることへの感謝を伝えます。 例:「〇〇さんがチームにいてくれて本当に助かるよ」「いつもありがとう」 効果: 相手に「ここにいていいんだ」という安心感を与え、土台を安定させます。

2.Iメッセージ
相手の存在そのものや、相手がいてくれることへの感謝を伝えます。 例:「〇〇さんがチームにいてくれて本当に助かるよ」「いつもありがとう」 効果: 相手に「ここにいていいんだ」という安心感を与え、土台を安定させます。

3.結果ではなく過程や内面、行動に着目
相手の努力やプロセス、具体的な行動を認めます。 例:「この資料作成、細部にまで気を配っていてプロ意識を感じたよ」「昨日のプレゼンの話し方がすごく分かりやすかった」 効果: 相手のモチベーションと成長意欲を引き出し、行動の再現性を高めます。

あるあるを言い合おう!

「同感」と「共感」は違います。 「同感」とは、“自分の意見と相手の意見が同じであるさま・相手の意見(考え)に賛成であること”を指し、例えば「あなたと同じ意見です。」といった類であるのに対し、「共感」は、「あなたの言っていることは分かります」といったように、

“相手の気持ちに寄り添って、喜怒哀楽などのさまざまな感情を共有すること”や“他者の感情を推測・理解しながら、その人の気持ちに同調すること”を指します。

・・・「チームで一体感をつくる」。「共感」が職場の人間関係やパフォーマンスに与える影響は絶大です!

最強コミュニケーション術を実践していただくことにより、関係の質を高めると、心理的安全性も高まります。その結果エンゲージメントも高まる、というこの正の連鎖を創ることも目的です。

人を喜ばせる最強コミュニケーション術 〜笑顔でつながる、職場のコミュ力革命〜』(正嶋松場さん

吉本興業出身の元芸人が人を喜ばせる、笑顔にさせる為の「笑い」を紐解き、 実際に社会で役立ったエピソード、実例などを交えながら、楽しくお伝えいたします。

また元芸人特有の「笑い」を活用した独自性の高いワークショップを通じ、参加者の皆さんが一緒に笑う機会を多く創出します。 この「一緒に笑う」行為により、一体感を作り、帰属意識を高め、エンゲージメントを最大化させます。

・こちらこそ、大変お世話になりました。研修のひとつ目の講座で、受講生がひとつになれましたし、今後の組合活動に活かせる内容で満載でした。本当にありがとうございました。

・とても良かった。全員参加型でよかった。パワーポインターをプリントで見たい。

・分かりやすい内容でしたし、元芸人の話術の凄さを改めて感じた。お笑いから学ぶコミュニケーション術を学べたのは組合活動だけでなく日々の業務にも生きると思います。

・お笑いのプロの話で講義を聞くのははじめてで、とても楽しかったです。受講生からの満足度も過去にないくらい高く、大変楽しいセミナーでした。

・お二人とも明るく元気で礼儀正しい方で、執行部としても親近感もって対応させて頂くことが出来ました。  良い意味で「芸人」のイメージが変わりました。

・参加者からは「笑いでチームの距離が縮まった」「職場の空気が柔らかくなった」「実践ワークがすぐ使える」といった声が多く、チームビルディング研修として非常に高評価を得ています。

・“あるあるネタ”で笑いながら共感できた。職場の悩みやズレを笑いに変えることで、心理的安全性が高まったと実感。

・承認ワークで仲間の良さを見つけて伝えるのが新鮮だった。普段言えない感謝や尊敬を言葉にすることで、関係性が深まったという声が多数。