【講師著書から読み解くビジネスの真髄】108

自分の強みや才能とは?

人生どれだけ長く生きても、意外と「自分の強みや才能がわからない」と感じている方 も多いのではないでしょうか?キャリアや働き方に迷いがある方には必見で、「自分らしく生きたい」と願うすべての人に向けた“問い”の力を教えてくれる一冊です。

自分の才能を引き出す質問力』は、元トップセールスであり、現在は強み開発コンサルタントとして活躍する山田裕介さんが、自らの人生を通して導き出した「問いの力」を伝える実践的な書籍です。

・・・「質問力」と「才能」。一見関係なさそうなこの2つが、実は深く結びついていることを、山田裕介さんは自身の人生を通して教えてくれます。

トップセールスから“問いの人”へ

「違いを面白がれる世界を創りたい」・・・山田裕介さんのキャリアは、製薬会社での営業職から始まりました。なんと4社すべてで売上No.1を達成するという驚異的な実績の持ち主。

でも、山田裕介さんの人生を変えたのは「自分にしかできない仕事をしてください。」という、ある医師の一言でした。

・・・その後、ストレングスファインダー®という自己分析ツールと出会い、「自分の才能」に気づき、質問を通して人の強みを引き出す活動へとシフト。そして2019年武田薬品を早期退職し、独立。2023年には株式会社ストレングスアスリードを設立されました。

現在は企業研修や講演を通じて、800人以上の才能開花を支援しています。

「問い」が才能を開く鍵になる

同著では、才能とは「特別な人だけが持つもの」ではなく、「誰もが持っているが、気づいていないもの」だと定義されています。

その才能を見つけるには、自分自身に問いかけること——「自分は何が好き?」「どんな時にワクワクする?」「人から感謝されたことは?」・・・そんな問いが、自分の中の“当たり前すぎて見えない強み”を浮かび上がらせてくれるのです。

そして才能を“誰もが持っているが、気づいていないもの”とし、読者が自分自身に問いかけることで、その才能を発見・開花させるプロセスを丁寧に解説します。

自分にしかできない仕事をしてください』——ある医師の言葉が、山田裕介さんの人生を変えたように、その気づきが、皆さんにも訪れるかもしれません。

読むだけで終わらない“問いの旅”が始まる

山田裕介さんは、3年間で1000人以上に問いを投げかけてきた経験をもとに、「才能を引き出す質問」の型と実例を紹介。自分自身への問いが、自己理解を深め、働き方や人間関係、人生の選択にまで影響を与えることを、実体験とともに語ります。

・・・『自分の才能を引き出す質問力』は、読み終えた後も、何度も自分に問いかけたくなる本です。「自分らしく働く」「幸せに生きる」——そのヒントが、あなたの中にあることを教えてくれます。

皆さんの中にある“当たり前すぎて気づいていない才能”に光を当てるために。
この本は、皆さん自身との対話を深める“質問の旅”のガイドブックです。

・・・山田裕介さんの活動の中心にあるのは、「問い」と「強み」で Gallup認定ストレングスコーチとして、800名以上の才能開花を支援してきました。 企業研修や講演では、心理的安全性の高い職場づくりや、自律・自走型組織の育成に力を入れています。

「才能とは、誰もが持っているが気づいていないもの」——この考え方をベースに、質問を通じてその人の本質を引き出すのが、山田裕介さんのスタイルです。

強みを活かせば、職場が変わり、成果が変わる 〜自律と信頼が生まれる“問い”と強みのマネジメント〜』(山田裕介さん

・参加者からは「自分の指導を見直すきっかけになった」「問いかけの力を実感した」「職場で実践したい」といった前向きな感想が多く寄せられています。怒らない指導の実践性と納得感が高く評価されています。

・“問い”の力に気づかされた。つい感情的になってしまう自分の指導を振り返るきっかけになった。問いかけることで部下が自ら考えるようになるという話に納得した。

・怒らない=甘やかすではないと理解できた。怒らないことは甘やかしではなく、信じて任せることだと気づいた。これからは“問い”を使って関わっていきたい。

・実践的で明日から使える内容だった。“なぜそうしたの?”“次はどうする?”という問いの例が具体的で、すぐに現場で使えると感じた。

・心理的安全性の重要性を再認識できた。怒らないことで部下が安心して話せるようになるという話に共感。職場の空気を変えるヒントをもらえた。

・自分の強みを活かす視点が新鮮だった。ストレングスファインダーの話も興味深く、自分の強みを活かすことが指導にもつながると感じた。

・私の好きなこと、過去の経験からの自分の強みや弱みに気づけました。創り上げること、確かにーそうだわぁと改めて納得です。 こうして立ち止まって自分を知る時間は大切ですね。

・自分の好きじゃないところは、魅力に変わるというところ。それは何かが変わるのではなく、自分の捉え方一つで変わり、  特別なことは何もない。全ては自分次第だと気づいた。