【講師著書から読み解くビジネスの真髄】69

ジュニアのための土台となる体づくり

管理栄養士、公認スポーツ栄養士の肩書を持つ柴田麗さん。筑波大学大学院修士課程修了後、食品会社に勤務し、サッカーやラグビー、自転車競技ほか、様々な競技のトップアスリートからジュニア選手の栄養サポート業務に携わられた経歴を満ちます。

現在アスリートの栄養サポート、セミナー講師、執筆活動のほかに専修大学スポーツ研究所客員研究員として活動されております。

スポーツで強くなりたいジュニアアスリートには、練習はもちろん毎日の食事をしっかりとることも大切になります。

当たり負けしないようにする、後半でもバテないスタミナをつけるには、競技力の土台となる体づくりが不可欠です。

スポーツをする子供の栄養摂取

従来、子供の栄養摂取については成年選手に準じた基準値が推奨されていましたが、成長の途中段階にある子どもは大人とはいくつか異なる点があることが認められています。

ジュニアのためのスポーツ栄養についてのポイントは大きく2点あるようで、

『元気でスポーツをするために、カラダの特徴を知り、適切な食事量を摂ることが重要。』

『成長期にはタンパク質、カルシウム、マグネシウム、オメガ-3脂肪酸などの栄養素が怪我のリスクを低減し、体の回復を促します。』

栄養の基礎と体の関係を知る

成長期にあるスポーツジュニアの体の仕組みや、必要な栄養、基本の食事などが大切ということで、第一章で栄養の基礎知識、二章ではその知識を状況に応じて活用するスキル、三章では実際の食事献立という組み立てになっております。

自分の一番興味のあるページから見ても十分に役立ち、楽しめる内容になっています。

スポーツの現場でアスリートやスポーツを頑張る子どもたち、また健康のために運動をしている方々の食にまつわるすべてをサポートされてきた柴田さんが、「これがあれば『ごはんのたいていのことは解決する』というお守りBOOKのような存在」を目指して、サポート現場で大切だったことをまとめた一冊なので、興味ある方には必読の書ではないでしょうか?

アスリートから学ぶ健康づくり 〜人生100年時代の健康戦略のために〜』(柴田 麗さん

・加工食品や免疫力をあげる食べ物など、興味ある内容でアッという間の時間で良かったです。

・3食バランスの良い食事を作ることがストレスになっていましたが、気が楽になりました。

・参加の従業員全員、笑いもあり楽しく終始聞き入っていました。 今回は非常に良い機会となった。  

・ストレスだな…と感じたら、気楽に食事を楽しむのも良いのではと言われホッとしました。

・食を通じて柔軟に考える力と自分で決定する力を育んでいくことにも繋がっていくことが腑に落ちた。