-組合役員に必要なリーダーシップ-
「現場の意見を集め、会社と対等に協議ができるようにしたい」etc.・・・労働組合が目指す組合役員の人材育成のゴールは「活動してよかった」「活動を通じて成長した」「達成感を得た」などの実感が得られることではないでしょうか。
組合役員に求められるリーダーシップの形も様々で、リーダーシップスタイルは多様化しています。
リーダーシップと主体性の発揮に欠かせないのは当事者意識です。 「自らが当事者である」 という認識から、自ら課題を解決しようとしたり、 より良い成果を生み出すために自ら考え行動したりする主体性が発揮され、 リーダーシップへと繋がります。
・・・今回、某地方銀行従業員組合さま主催で中村成博さん講演会が開催されました。
-「知っている」と「出来る」の違い-
中村成博さんが特に強調されていたのは「知っていること」と「出来る」ことの違い。「知っているか?」ではなく「できているかどうか?」の視点で聴くことの大切さです。
「知っている」と「出来る」では段階が違います。欲しい情報が誰でも手に入る今の時代、ご自身の理想とする人生や望む結果を手に入れるための情報収集は、みなさんはもう充分に行ってきた方が多いのではないでしょうか。
しかし多くの方は知識として理解した段階で「出来る気」になってしまい、そこで動きが止まってしまいます。 理想とする人生や望む結果を手に入れるための知識を「知っている」ということと、実際に「できる」ということは、全くの別物なのです。
リーダーとは、「リーダーシップを発揮する人」であり、管理職等の役職ではありません。全社員がリーダーである、というのが目指したい組織像となります。リーダーシップや主体性が何なのかを確認するところから始めます。
・・・知識と行動が伴ったリーダーのもとに部下はついてきます。これを「言行一致」と言います。
-リーダーシップに欠かせない当事者意識-
これから求められる人材は「当事者意識がある」人です。どんな時においても、「自分に何が出来るか?」に意識を向けることが出来る人。
リーダーシップと主体性の発揮に欠かせないのは当事者意識です。「自らが当事者である」という認識から、自ら課題を解決しようとしたり、より良い成果を生み出すために自ら考え行動したりする主体性が発揮され、リーダーシップへと繋がるのです。
では、当事者意識はどこから来るのでしょうか。当事者意識は多くの場合、「責任感」からきます。日本における「責任」は“結果に対する責任”を示すことが多いですが、結果責任を担うという点だけからでは、当事者意識は生まれません。
当事者意識を生み出すために必要なのは、「自ら選択し影響を与えられる」という考え方です。自ら選択するからこそ、結果に対する責任が生じるのです。
-リーダーシップの公式-
1.グループとチームの違いとは?
チームは目的のために集まった違う能力の集まりなので、違いを活かすことがポイントになってきます。
2.リーダーシップ=敬意 × 信頼
敬意:たくさんの知識・経験・高いスキル 信頼:約束を守ること・ハートコンタクト
3.ハートコンタクト
アイコンタクトはGOODだけど、BESTではない!自分の心臓を相手に向けてコミュニケーションを取ること。相手の目を見て話すことで想いが伝わる。だからこそアイコンタクトは意識することで円滑なコミュニケーションになるのですが、もっと大切なことは“ハートコミュニケーション”。無言でも相手にリアクションを送っているんです。
『リーダーシップを⾼める 〜当事者意識の⾼い職場づくりの秘訣〜』(中村成博さん)
執行部内でも評判高かったです。確かに内容的には聞いてことがあるものも含まれていたが、中村講師の話の進め方、伝え方がとても良かったし、行動を促すという部分で我々も勉強になった。本当にありがとうございました!
・参加者から「とても良かった」「これから実践していく」との声が多く、大変為になる有意義なセミナーとなりました。
・今回の定期大会では、組合役員の意識変化の狙いがありました。そのため今回の講演内容は非常にぴったりでした。
・とても良かった!です。アツい方で、強調したい部分では思わず「ハッ!」となるような刺さる部分があったり、明日からの行動に繋げていきたいと思いました。
・当事者意識、心理的安全性など、言語化されるのが大変上手であり、理解しやすかった。先生の「熱さ」が参加者にも伝わり、非常に内容の濃い講演会であった。
・機嫌のコントロールを課題認識していたため、聴講出来て良かった。知っているかどうかではなく、「今できているか」の観点で学ぶことの重要性を感じた。
・上司や後輩にも聞いてほしい内容であった。仕事に対するモチベーションを見つめなおす良いきっかけとなった。
・当事者意識を持つことが自分には欠けていたため、非常に良いテーマであった。