-Amazonのビジネスモデルと成長戦略-
近年、Amazonはその巨大なビジネスモデルと絶えず進化する戦略で世界中の企業に多大な影響を与えています。
世界トップクラスの生産性を誇るAmazonですが、規模を拡大し続けながらも、顧客満足を維持しつつ収益も確保できている・・・毎日いったいどんな「会議」をしているのでしょうか?
今回、某製薬メーカー労組さま主催で、佐藤将之さんの講演を開催させて頂きました。オンライン開催でお昼休み休憩を活用した時間帯ですが、募集したところ大盛況で、70名近い組合員のご参加がありました。
佐藤将之さんも仰っておられましたが、各企業とも最近になってまた「会議」への注目度が高くなっているようです。
-Amazonのグローバルミッション-
アマゾンは、21世紀のビジネス環境において革新的なビジネスモデルを確立しました。その成功の根幹には、顧客中心主義があり、『地球上で最もお客さまを大切にする企業』を謳っています。
これは、絶えずお客さまからスタートし、常にお客さまの立場で考えるという意味だそうです。
アマゾンの成長モデルは、顧客中心主義という哲学に基づいています。すべては顧客の経験の向上から始まります。これにより顧客からの信頼を得て、リピート購入を促し、最終的には市場シェアを拡大しています。
・・・このように、Amazonがどのように市場をリードし続けているのか、その中でも今回は「Amazonの会議術」にフォーカスし、話を進めていきます。
-Amazonの成長戦略-
アマゾンのプラットフォームは、膨大な商品を取り扱うことで知られていますが、それだけではありません。このプラットフォームは、第三者の販売者が自らの商品を販売できる場としても機能しており、その結果、アマゾンは世界中の消費者と販売者を繋ぐ巨大な市場へと変貌を遂げました。
さらに、アマゾンは先進的な物流ネットワークを駆使して、迅速な配送を可能にし、顧客満足度を高めています。この物流ネットワークの効率化は、コスト削減にも寄与し、結果的により低価格で商品を提供することができるのです。
-Amazonの会議術-
さてここでクイズです。下記は何の数字を表わしているでしょうか?
1千人規模 91,900 2億
1万人規模 669,100 15億
・・・結構衝撃的な数字ですが、1千人規模の会社で、無駄な会議に費されている時間が91,900時間、そして無駄な会議に費やされる人件費が2億円という意味だそうです。
いかに我々は無駄に会議の時間を費やしているか、分かります。
一般的に会議には4つの形式があり、
1.会議意思決定 =何かを決める会議 2.アイデア出しの会議 3.進捗管理の会議 4.情報伝達の会議
Amazonの会議には不思議なルールがあり、会議は沈黙から始まり、資料は2種類のみ(1ページか6ページ)、パワーポイントは不可で文章で描くなど。Amazonの会議の効率化や意思決定の方法、アイデア出しのプロセスなどが詳しく解説されました。
普段あまり質問が出ない集まりということでしたが、今回は多くの質問が矢継ぎ早に出たので、執行部の方もビックリされていました。
・・・会議の質を向上させるためのヒントやアイデアも満載で、全てのビジネスパーソンにとって興味深い講演ではないでしょうか?
『アマゾンの会議術 〜ジェフ・ベゾスが生んだマネジメントの技法〜』(佐藤将之さん)
・「なんとなく良くない」と感じていたことを佐藤様に言語化いただいたことで様々な気づきにつながったのだと思います。また、効率的な会議は組合員のワークライフバランス向上にも大きく貢献できる可能性があるため、組合活動におけるセミナーとして、非常に有意義な内容だったと感じています。
・会議のあり方を見つめ直すきっかけになり、大変よい内容の講演であったと思います。ややもすると「この会議事は何のためにやっているのか」と、会議のための会議になっていることも少なからずあるのではないかと思います。
・本日は貴重なお話をありがとうございました。大変ためになる内容で、これからの会議の進め方に非常に参考になりました。質問も想定以上に出て、有意義な時間でした。
・昨日のセミナー運営および、昨日に至るまでの様々なご対応につきまして、心より感謝申し上げます。
・組合員に「効率的な会議」に対するニーズがあり、今回佐藤様にご講演をお願いしたところでありますが、非常に意識や行動変容につながる内容だったと感じています。
・実際に、セミナー後に部署の会議があったのですが、セミナーに参加した複数の同僚から「この会議はもっと効率化させていこう」や「参加する人をもっと考えていかないと」といった前向きな声を受けました。