-支部研修会(オンライン開催)-
労働組合としては、組合員が成長を通じて自己実現できる組織を目指して、各種活動を行っております。
支部研修会は、「活動方針の確認と伝達」「活動経過の確認」「組合役員の役割確認」「各種活動への取組み進め方」「政策制度の勉強会」等、グループ討議も取り入れながら支部内の交流、人財育成の場として開催。
その中で本年度、〇〇〇支部としては、「理解・共感・参画」を運動目標としています。コミュニケーションを通じて、信頼関係を築くこと・情報収集を行うことは、社内外・公私を通じて重要なスキルです。
本講演を通じて、そのエッセンスを多くの組合員の方に楽しみながら学んでいただければと思います。
-元公安捜査官が教える「本音」「嘘」「秘密」を引き出す技術-
元警部補の稲村さんは警察学校を主席で卒業されて、同級生で最も早く警部補に昇任されました。元警視庁公安部捜査官として、多くの諜報活動の取り締まりおよび情報収集に従事。延べ1,000人以上から、さまざまな手段を用いて機微な情報を収集し、警視総監賞など多数受賞した元敏腕捜査官です。
経済安全保障に関わる技術流出等、諜報事案から得た知見や情報収集のスキル、人との交渉術や良好な人間関係の構築などを現場で体得してきました。
退職後は大手金融機関の社内調査や大規模会計不正などの調査に従事していますので、社内調査に関する多くの知見も有されているので、公安捜査官ならではの興味深い話が聞けると思います。
現在は元公安捜査官としての経験を活かして、こうした「スパイ活動から学ぶコミュニケーション術」などの講演をしています。
-ビジネスにも使えるスパイの人心掌握術-
みなさんは誰の本音や嘘、秘密を引き出したいですか? ちょっとイメージしてみてください。本音・嘘・一番知りたいのは秘密ですよね。これをどうやって引き出していくのか、イメージしていただきたいと思います。
私はこれまで、本当に数多くの方の本音や嘘、秘密を引き出してきた経験があります。ほとんどが情報収集の過程で引き出してきたものなんです。
本音や嘘、秘密を引き出すプロとはどういった人なのでしょうか。スパイ(=諜報機関)だと思います。私の中では日本で最強の諜報機関だと思っております。
-「秘密」を引き出すための、信頼関係を築く3つのステップ-
今日の流れの1つ目は「スパイとは」。2つ目に「スパイによる情報収集の3つのアプローチ」。3つ目に「信頼関係を築く3つのステップ」。4つ目は「『本音』『嘘』『秘密』を引き出す技術」。
「信頼関係を築いて情報を引き出す」というステップの中で、「本音」「嘘」「秘密」を引き出す技術が使われていきます。図にすると(ピラミッドの上から)秘密、本音、嘘。やっぱり、秘密が一番引き出しづらいですね。ということで、これを引き出していく土台には、絶対に信頼関係があります。
じゃあ、どうやって信頼関係を築いていくのか。これには3つのステップがあります。本当は5つぐらいあるんですが、それは本で紹介していますので、今日は3つに絞っています。
本日は大変お世話になり、ありがとうございました。事前の打ち合わせから、本番まで全てフォローしてくださったお陰で助かりました。支部行事なので仲々人手が割けない中、とても助かりました。
・「信頼関係を築く3つのステップ」という部分が大変参考になりました。 公安の方ということで難しい方かと思いましたが、親しみやすいキャラクターの方で良かったです。
・心理学を用いた内容が中心で、大変に引き込まれる内容でした。 講師の方の話し方が上手くて、集中して聞くことが出来ました。
・普段聞けないような興味深い話をしていただき、大変面白かったです。 刑事時代の話を盛り込んでいただき、眠くならずに楽しい講演でした。
・本音、嘘、秘密を引き出す「話術」を学び、多くのことに気づかせていただきました。 仕事・生活で参考になる内容でした。
『元公安捜査官が教える「本音」「嘘」「秘密」を引き出す技術 ~ビジネスにも使えるスパイの人心掌握術~』(稲村 悠さん)
変化を恐れていては何もできません。ピンチな状況こそチャンスの状況であるともいえます。
このコロナ禍をいかに乗り切るか?新たな壁を乗り越えることで、リニューアルした組合活動という形にいきつくかも知れませんし、我々はそのお手伝いをさせていただくべく、 日々学び続けることで進化していきます!