【オペレーション日記】vol.255 桐生純子さん

ヒューマンエラーを防ぐ“伝え方”と“聴き方”

桐生純子さんの安全大会講演は、労働災害を防止し、誰もが生き生きと働ける「安全・安心・魅力ある職場」を築くために不可欠なコミュニケーション術を伝えるものです。

形だけの挨拶や指示ではなく、相手の心に届く「伝える力」と「聴く力(傾聴)」の大切さを説きます。現場での的確な声掛けや密な情報共有は、誤解や判断ミスといったヒューマンエラーを防ぐための重要な基盤となります。

・・・今回某大手建設会社さま主催で桐生純子さんをお招きしての安全大会が開催されました。

お互いを尊重し、何でも気軽に相談し合える「心理的安全性」の高い職場環境をつくることが、メンバーのモチベーション向上や職場の魅力向上に直結すると指摘。日常の挨拶や声掛けの積み重ねが、組織全体の安全意識を高め、強固な信頼関係を生み出します。重大な災害を防ぐ最高の安全対策は「良好なコミュニケーション」であることを、実践的な手法とともに分かりやすく解説する内容で、好評です。

安全大会におけるワーク

従来の安全大会に多い「一方的に聴くだけの講話」とは一線を画す、体験型の安全講演です。

最大の特徴は、安全大会としては珍しい「2人一組」で行う実践的なペアワークを随所に導入している点で、周囲と実際に言葉を交わし、頭と身体を動かすことで、退屈さを吹き飛ばし、一人ひとりの主体的な気づきを強力に促します。

現場で最も重要な「伝える・聴く」の難しさをリアルに体感できるため、明日からの業務に即実践できる生きたコミュニケーション力が身につきます。ただ聴くだけで終わらせない、受講者同士の絆を深め、組織の安全意識を劇的に高める「全員参加型」のプログラムをぜひご体感ください。

危険信号を見逃す職場と防げる職場の違い

「危険信号を見逃す環境」と「防げる職場」の決定的な違いは、現場の小さな違和感や不調という「SOS」を、その場で迷わず声に出せるかどうかにあります。

「これくらい大丈夫」「言わなくても分かるだろう」という思い込みや、お互いの関心が薄い環境では、重大災害のトリガーとなる小さな危険信号が誰にも共有されずに見過ごされてしまいます。

一方で、日頃から双方向の対話が機能している「防げる職場」には、些細な疑問やヒヤリハットを誰もが即座に口にできる「心理的安全性」が確立されています。

両者の決定的な違いを分かりやすく比較。何でも率直に言い合える空気づくりこそが、ヒューマンエラーを未然に防ぎ、組織と仲間を守る「究極のリスクマネジメント」であることを浮き彫りにします。

安全コミュニケーションの心得

「明日から使える 安全コミュニケーションの心得」は、現場の事故やヒヤリハットの主因である「伝わったつもり」のすれ違いを防ぎ、安全意識を即座に変えるための実践的なアプローチです。

具体的な心得として、まず重要なのが「確認のひと言」の習慣化です。自分の基準による思い込みをなくし、指示は「短く・具体的に・一度で伝わる形」で行うことで、認識のズレと事故リスクを激減させます。

また多様化する現場で互いの価値観を認める「肯定力」を持ち、相手の立場に立った「思いやりのコミュニケーション」を意識することも不可欠です。焦りや不安といった感情を適切に扱い、安心を生む「魔法の言葉」や日常の声かけを徹底することで、些細な危険も躊躇なく共有し合える強い組織を明日から築いていきます。

・・・桐生純子さんの講演は、労働災害の根絶と誰もが生き生きと働ける魅力ある環境づくりを目指し、職場の「声かけ」と「聴き方」の改善を提案するプログラムです。

現場で起きるヒヤリハットやトラブルの多くは、技術不足ではなく「伝わったつもり」「言いにくい雰囲気」といったコミュニケーションのすれ違いが原因だと説きます。

講演では、自分自身の基準や価値観の違いから生じる認識のズレを防ぐため、「確認のひと言」や「短く具体的な指示」といった実践的な伝達技術を解説。更に多様化する現場で小さな違和感やSOSを誰もが躊躇なく口にできる「心理的安全性」の高め方、互いを認める「肯定力」や思いやりの関わり方を、豊富な事例や参加型ワークを交えて丁寧に伝えます。

作業前の相互確認を習慣化させて事故リスクを低減し、安全意識と職場の雰囲気を劇的に変える、明日からすぐに現場で実践できる内容で、お勧めです!

安心・安全・魅力ある職場を作るためのコミュニケーション ~今日からできる「声かけ」と「聴き方」で職場が変わる~』(桐生純子さん

・安全の話なのに“言葉のかけ方”がこんなに関係しているとは思わなかった。注意されても受け取りやすい言い方があると知って、明日から意識してみようと思った。

・怒られた経験が多くて、報告しづらい気持ちがあったけど、“心理的安全性が低いとヒヤリ・ハットが隠れる”という話がすごく腑に落ちた。

・自分の態度や表情が相手の安全行動に影響するというのは目からウロコ。まずは挨拶と返事を丁寧にしてみる。

・安全ルールの徹底だけでは限界があると感じていたが、コミュニケーションの質を上げることでヒヤリ・ハットが減るという視点は非常に参考になった。

・心理的安全性を高めることで“報告が増える→改善が進む→事故が減る”という流れが明確に理解できた。

・安全教育の内容に“伝え方・関わり方”を組み込む必要性を強く感じ、声をかけるだけで安全が変わるという話が印象的でした。挨拶や一言の確認が、ヒューマンエラー防止につながると分かり、今日から実践しようと思いました。

・聴き方のポイントが分かりやすかった。 ただ返事をするのではなく、“相手の意図を受け止める”ことが安全にも関係すると気づきました。

・心理的安全性って難しい言葉だと思っていたけど、実は日常の積み重ねなんだと理解できました。