
-「定期大会」記念講演会-
今回、某ディーラー系労組さまの「定期大会」記念講演会でした。
定期大会とは、労働組合における最高決議機関です。 毎年初夏~秋ごろにかけて各組合で開催され、過去1年間の活動や予算に関する審議と次の1年間の活動方針や予算案、労働協約の改廃についての決議が行われます。

大会後の記念講演会ということで、「よし!今期も頑張ろう!」というモチベーションアップに繋がる内容がニーズとして多い切り口でもあり、高村幸治さんには事前に三者オンライン事前打ち合わせもご対応いただき、リアル対応の部分でもとても協力的な方なので、主催側としても安心して話を進めることが出来る講師のお一人です。
-組合役員に必要なリーダーシップ-
「現場の意見を集め、会社と対等に協議ができるようにしたい」etc.・・・労働組合が目指す組合役員の人材育成のゴールは「活動してよかった」「活動を通じて成長した」「達成感を得た」などの実感が得られることではないでしょうか。
組合役員に求められるリーダーシップの形も様々で、リーダーシップスタイルは多様化しています。

リーダーシップと主体性の発揮に欠かせないのは当事者意識です。「自らが当事者である」 という認識から、自ら課題を解決しようとしたり、より良い成果を生み出すために自ら考え行動したりする主体性が発揮され、リーダーシップへと繋がります。
―組合員との関係性は構築できていますか?―
リーダーの関わり方は、相手の成長だけでなく、チーム全体の成果にも大きな影響を与えます。相手の話に耳を傾け、意見を尊重する関わりは関係の質を高め、心理的安全性が生まれます。すると相手は自由に考え、発言するようになり、思考の質が向上します。やがて自律的な行動の質が育ち、結果として成果の質も高まる・・・これがグッドサイクルです。

相手の成長を願うリーダーの声掛けが、実は相手のやる気や心理的安全性を損なっていることがあります。例えば、「早くやって」「普通こうでしょ」といった言葉は、善意から出ているつもりでも、命令・説教・決めつけとして受け取られ、相手の思考
や感情を閉ざしてしまうことがあります。

その結果、報連相が減り、挑戦や自律的行動への意欲も低下していきます。信頼関係の土台となる心理的安全性を築くには、まずリーダー自身が「どんな関わり方をしているか?」「どう届いているか?」に気づくことが重要です。
-外してはいけない心理的安全性-
私たちは組織の中で、常に他者の評価を気にしながら行動しています。だからこそ、「こんなことを言ったらどう思われるだろう」「怒られたらどうしよう」と感じる職 場では、誰も本音を言わなくなります。その状態が続くと、表面的な報連相や、波風を立てない無難な意思決定ばかりが優先され、本質的な問題提起や創造的な挑戦が生 まれにくくなります。

これに対して、心理的安全性とは、「このチームでは、自分の考えを安心して表現できる」「失敗しても人間性を否定されない」という感覚が、メンバーに広がっている
状態を指します。Google社の調査でも、この心理的安全性こそが高業績チームの最重要要素であることが示されており、組織における成果や学習の前提条件ともいえる
存在です。
―楽学メソッド―
高村幸治さんの講演は、モチベーション・コミュニケーション・リーダーシップ・世代間ギャップなど、組織や人材育成に関するテーマを中心に展開されています。
論語の「知・好・楽」の教えをベースにした「楽学メソッド®」という独自のスタイルで、エンターテインメント性を取り入れながら、参加者の気づきと行動変容を促す体感型の内容が特徴です。

企業や団体への年間100回以上の講演を行う人気講師です。難しいことを楽しく学べる教育と娯楽の融合を追求し、行動心理学を基にしたアクティビティ型の研修スタイルを展開しています。
仕事における「やりがい」を育み、次世代のリーダーや自立型人材を育成することを使命としています。単なる知識の伝達ではなく、参加者の行動を変える「きっかけ」を提供することに重点が置かれているので、企業研修や労働組合、教育機関など幅広い場面で活用されているお勧め講師のお一人です!!

『やる気を持続させる3つの秘訣〜職場でリーダーシップを発揮するモチベーション術〜』(高村幸治さん)


・貴重なお時間ありがとうございました。とてもためになりました。今後業務に活かしていきたいと思います。
・組合の支部長としての心構えや、将来自分にとっての人との関わり合いについてもプラスの講義であったと思います。それ以上に現在の管理職などに同じ講義を聞いてもらいたい。
・ためになるお話ありがとうございました。アッという間の90分で、とても分かりやすく充実した内容でした。
・難しい専門用語が一切なく、自然と内容が頭に入ってきました。また、「研修=講義」と思っていたのですが、予想に反してワークや実践が中心で、楽しく参加しているうちに、あっという間に時間が経過していきました。

・ありがとうございました。組合員だけではなく、当社管理職にも受講していただきたい講義でした。もっともっと聞いていたい!そう感じた研修でした。
・普段、あまりに当たり前になってしまっていたことがいかに重要なのか、そのことに気付くことができて良かったです。日頃、ついついスキルやノウハウに走ってしまいがちですが、一番大切なのは「あり方」だと再認識しました。
・新たな心持ちで上司・部下・同僚と向き合うことができそうです。貴重な気づきをありがとうございました。
・大変参考になりました。ストレス無く自然体で研修に臨めました。私もより安心して接してもらえるリーダーを目指して、引き続き学んで参ります。ありがとうございました。
・受講者からは、大変満足の声が多く聞かれ、よかったと思います。