
-心身の調子-
新学期・新年度が始まったこの時期、「なんとなくしんどい」「気持ちが落ち着かない」と感じている方は、実はとても多いそうで、環境が変わる春というのは、良い変化であっても自律神経に負荷がかかり、疲れやすさ・緊張・不安・気分の揺れが出やすい季節だそうです。
しかし、これは“心が弱いから”ではなく、身体の仕組みとして自然な反応ということで、季節の移り変わりに合わせて心身の調子が変わる――

木村好珠さん著書『整え上手になるためのメンタル歳時記 ~ 春夏秋冬こころをラクにする秘訣~』は、そんな“季節性のメンタル変動”に着目し、春・夏・秋・冬それぞれで起こりやすい心の不調と、その整え方を精神科医の視点で解説した一冊です。
-春:新しい環境の始まりの時期-
同著は、季節ごとのメンタルの落とし穴・原因・対処法を、歳時記のように読みやすく紹介しています。季節ごとの心身の変化を“仕組み”として捉え、春夏秋冬それぞれに合ったメンタルケアをわかりやすく実践的に示す歳時記的ガイドです。

春は、環境の変化が最も大きく、心身が揺らぎやすい季節として描かれています。入学・異動・新生活など“良い変化”であっても、自律神経には負荷がかかり、緊張や疲労、気分の落ち込みが起こりやすくなります。
こうした「変化ストレス」の正体をわかりやすく解説し、五月病を含む春特有の不調を“弱さ”ではなく“仕組み”として理解することの大切さを強調。更に生活リズムの整え方、呼吸や休息の取り方、気持ちの切り替え方など、春をスムーズに乗り切るための具体的なセルフケアを紹介しています。新しい環境に適応するための“心の準備”を整える章となっております。
-夏:太陽の日差しがまぶしい時期-
夏は、強い日差し・高温・湿度の上昇により、自律神経が最も乱れやすい季節として描かれています。体力が奪われやすく、睡眠の質が低下し、集中力の低下やイライラ、無気力感が出やすい点が特徴です。

夏バテと“夏季うつ”の違いを明確にし、気分の落ち込みが起こる背景を科学的に解説。更に睡眠リズムの整え方、室内外の温度差への対処、光の浴び方、食事・水分補給の工夫など、夏特有のストレスを軽減する具体的なセルフケアを紹介しています。
・・・暑さに振り回されず、心身のエネルギーを守るための実践的な指南が詰まった章です。
-若手ビジネスパーソンへのメッセージ-
社会人になって最初の数年は、季節の変化以上に、環境の変化が大きくのしかかります。でも覚えておいてほしいのは、「しんどさは、あなたの能力不足ではなく“仕組み”によるもの」ということです。
春は新しい役割に慣れようと自律神経がフル稼働し、夏は暑さで集中力が落ち、秋は反動の疲れが出て、冬は日照不足で気分が沈みやすい。これは誰にでも起こる自然な反応です。

だからこそ、季節に合わせて自分を整える習慣を持つことが、長く働き続けるための土台になります。完璧を目指す必要はありません・・・「今日は少し早く寝よう」「朝の光を浴びてみよう」など、小さな調整で十分です。
我々の心と体は、季節と同じようにゆっくり変化します。焦らず、自分のペースで整えていけば大丈夫です。

・・・季節の移ろいが心身に与える影響に着目し、春・夏・秋・冬それぞれに起こりやすいメンタルの揺らぎと、その整え方を“歳時記”のように紹介する実践的な一冊です。冒頭では、自律神経の仕組みや季節変動との関係をわかりやすく解説し、「なぜ毎年同じ時期に不調が出るのか」という疑問に科学的に答えます。

春は環境変化によるストレスや五月病、夏は暑さや睡眠リズムの乱れ、秋は反動の疲れや気分の落ち込み、冬は日照不足による気分低下や年末の疲労など、季節ごとの“心の落とし穴”を具体的に提示。そのうえで、呼吸法・生活リズムの整え方・思考の切り替えなど、すぐに実践できるセルフケアを豊富に紹介しています。
「心の調子は季節とともに変わるもの。だからこそ、季節に合わせて整える習慣を持とう」 という、やさしくも本質的なメッセージが詰まった一冊です。


『ストレス社会を生き抜く方法 〜プレッシャーに強くなる思考法と行動術〜』(木村好珠さん)


・これまで“緊張する自分はダメだ”と思い込んでいましたが、 緊張は身体の正常な反応だと知り、必要以上に自分を責めなくなりました。 大事なプレゼン前の気持ちの整え方が変わりました。
・呼吸法やルーティンづくりなど、今日から実践できる方法が多くて驚きました。特に「吐く息を長くする」呼吸法は、会議前に試したらすぐに効果を感じました。
・自分の“認知のクセ”を知るワークが印象的でした。完璧を求めすぎて自分でプレッシャーを増やしていたことに気づき、 仕事の取り組み方が楽になりました。
・「他人の感情は自分の責任ではない」という言葉が刺さりました。上司や顧客の反応ばかり気にして疲れていましたが、 自分のコントロールできる範囲に集中する大切さを実感しました。

・ルーティンやプロセス目標など、スポーツ選手が使うメンタル技術が ビジネスにもそのまま使えることが新鮮でした。本番に強い人は“技術でつくられる”という言葉に納得です。
・姿勢や呼吸がメンタルに影響するという説明がわかりやすく、 仕事中のちょっとした習慣を見直すきっかけになりました。生活習慣の重要性も改めて感じました。
・「大丈夫?」ではなく「最近どう?」という声かけの違いなど、 相談を引き出すコミュニケーションがとても参考になりました。心理的安全性は日々の小さな言動で決まるという言葉が刺さりました。
・不安型・完璧主義型・自己犠牲型など、 部下の傾向に応じた関わり方はすぐに使える内容でした。 「同じ指導が全員に効くわけではない」と改めて理解しました。


