【講師著書から読み解くビジネスの真髄】112

声を磨くだけで

「自分の声は好きですか?」・・・声を磨くだけで人前での自信や説得力が増す――そんなシンプルで力強いテーマを掲げたのが、中村優子さんの著書『なぜ「声」を磨くだけで「説得力」が増すのか?』です。同著はプレゼンや商談、面接など「ここぞ」という場面で力を発揮したい人に向けた実践的なボイスメソッドを紹介しています。

話し方のテクニックよりも「声」そのものを磨くことが人の心に届く説得力を生む、というボイストレーニングの実践書です。ビジネスやプレゼン、商談などで「通る声」を出すための具体的な方法が紹介されています。

中村優子さんについて

中村優子さんは、15歳から声楽を学び、声の専門家として活動され、30年以上にわたり500人以上を指導してきたボイストレーナーで、美呼吸ラボ「B-voice」を主宰し、声楽の経験を活かしてビジネスマンや起業家に「声を磨くことで説得力と自信を高める」指導を行っている人物です。

中村優子さんは、声を磨くことでビジネスや日常のコミュニケーションをより豊かにする指導を続けているボイストレーナーです。声楽の基礎と長年の指導経験を活かし、ビジネス・健康・美容の分野で幅広く活動しています。

ちなみに、オンライン講座プラットフォーム「ストアカ」では全国8万講座中おすすめ1位を獲得されおり、企業研修依頼も多数あります。

・・・「声は一生使うあなたの武器」という理念のもと、第一印象アップ、信頼される話し方、説得力のある声づくりなど、成果につながるコミュニケーションスキルを体系化、「伝わる声」「相手の心を動かす声」をつくる実践型プログラムとして高い評価を得ている講師です。

自分の声が嫌いな日本人

「自分の声は好きですか?」・・・日本人の約8割が自分の声にコンプレックスを持っているらしく、日本人の多くが声にコンプレックスを抱えている理由と、その誤解を解きほぐす内容です。

「良い声」や「上手な話し方」は生まれつきの才能だと思い込んでいる人が多いですが、実際には 声は鍛えれば変えられる、と強調されています。多くの人が「心地よい本来の声」を出せていないことが問題であり、その原因は呼吸や発声の習慣にあると説明されています。

「声に悩む日本人」に寄り添いながら、声は生まれつきではなく、磨けば必ず変わる という力強いメッセージを伝えています。ここで提示される考え方が、後の章で紹介される具体的なトレーニング法へとつながっていきます。

「声を磨くことが説得力を高める」という実践的な指南書であり、ビジネス現場や人前で話す機会が多い人に特に役立つ内容です。声+内容+誠実さの三位一体で説得力が完成すると考えるのがバランスの取れた理解ではないでしょうか?

声の3要素

「素晴らしいプレゼンやスピーチは3つの要素で成り立つ」と説明されています。

1.話の内容(伝えたいことの質や構成)

2.話し方(表情、間の取り方、言葉の選び方など)

3.声(響き、通りやすさ、安定感)

多くの人は「内容」や「話し方」に注力しがちですが、中村優子さんは「声」が整っていないと、せっかくの内容や話し方が相手に届かないと指摘しています。プレゼンや商談で成果を出すためには声を磨くことが最優先であると説く内容です。話の内容や話し方を活かすためにも、まずは「通る声」「響く声」を手に入れることが必要だと示しています。

・・・同著は「声を磨くことが説得力を高める」という新しい視点を提供してくれる一冊です。特に人前で話す機会が多いビジネスマンや商談で成約率を上げたい営業職の方にお勧め!です。声を鍛えることで、話し方のテクニックや内容がより効果的に伝わり、結果的に「人を動かす力」につながるのです。

伝わる声・届く言葉! 〜プレゼンテーションのための声磨き講座〜』(中村優子さん

・楽しくてあっという間の講座でした。 質問に関しても理論を交えてわかりやすく丁寧に説明して頂きました。 

・プレゼンは話術!と思い込んでいましたが、いまいち反応が得られなかった理由がわかりました!

・上手く伝えることに価値を置きすぎていました。伝わっているのか?相手目線で伝えることに気づかせて頂き感謝です。   

・AIからは受け取れない人間らしい感情。惹きつけられるプレゼンをする人は確かにここが違っていました!

・声の出し方を少し意識するだけで、こんなに印象が変わるとは驚きでした。

・プレゼンや会議での第一声に自信が持てるようになったという声が多数。

・実践が多くて楽しかった!その場で効果を実感できたのが良かった。呼吸法や発声練習をその場で体験し、変化を感じられたことが好評。

・話すことに苦手意識があったけれど、声を整えることで前向きになれた。声を磨くことで自己肯定感が高まり、プレゼンへの不安が軽減されたという感想も。