【講師著書から読み解くビジネスの真髄】③

上機嫌でいることは大人のマナー

通勤電車や職場などで残念ながら眉間にシワを寄せ、不機嫌な顔をした方を見かけることがあります。

イラッとしたら場の空気を読まず声を荒げてしまう

口を開けば不平不満や愚痴をこぼす

・・・そう、不機嫌でいることは自分にも相手にとっても良いことは一つもなく、大人のマナーとは言い難いのです。

人間の最大の罪は不機嫌である

ドイツの有名な詩人ゲーテの言葉のようです。少し大げさな気もしますが、不機嫌・怒りは連鎖するものなので、自分も周囲の環境も良くなることはないです。

その逆を考えると、上機嫌でいることは周囲にも上機嫌が伝染していくことなので、自分がより良い環境を作り出しているということが言えます。

リモートワークでも上機嫌な人が信頼される

新型コロナの影響などでリモートワーク(テレワーク)導入されている企業も少なくないと思います。リアルな集まりとは少しニュアンスが変わってくるので、その場の空気を軽くし、風通しよくすることが出来る人が上機嫌な人です。

具体的には、「画面上でも分かるぐらいの明るい笑顔」、「人の話にほどよく頷き」、「時に身振り手振りでリアクション」する方だそうです。

・・・確かにそういう上機嫌な人が画面上にいるだけで空気は明るくなるし、実りあるオンラインコミュニケーションになるイメージが湧きます。

オンライン会議中は仲間の変化を敏感に察知

各企業ともオンラインが導入されてまだ2年ほど。より気配りが出来、気持ちいい対応できる人が評価されるのでは?と今蔵さんは書かれております。

リアル会議であるあるだった“一人独演会”がオンラインでも行われると、想像しただけでも地獄です(笑)。

そうならないよう、“鳥の目”で画面にいるみんなを見渡し、ギクシャクしていないか?置いてきぼりになっていないか?細かく目配りしていく必要があります。

自分の機嫌は自分で取ろう!

以上のようなビジネス・プライベートで使える上機嫌になるコツ66が書いてある67個目は・・・「なにもかも全部嫌になった時は、とにかく寝てしまいましょう。」というもの。

上機嫌でいるためには、心も身体も元気であることが欠かせません。昔から言われている「よく食べて、よく寝て・・・」が意外と贅沢なことなのかも知れません。

上機嫌に働く67のコツ

「上機嫌に働く」というと、テンション高く・モチベーションをあげて・大きな声でハツラツ・パワフルといったイメージに捉えられるかも知れませんが、

今蔵ゆかりさんが言う言う「上機嫌」は心が安定していて・安心感があって・フラットで・居心地の良さ・信頼度が高いといったニュアンスで、「あの人がいると、安心して仕事ができるね」「あの人と一緒に仕事ができると、楽しいね」「あの人がいれくれると、場が和むね」という人を指しています。

仕事ができる不機嫌な人より仕事はそこそこでも、上機嫌な人の存在が、心理的安全性を与え、職場でいい影響をもたらす人だと言えるかも知れません。

自分も幸せ!周りも幸せ! 〜上機嫌な職場をつくるメソッド〜』(今蔵ゆかりさん

・・・いかがでしょうか?オンライン講演事業に取り組まれる執行部さんのご参考になれば、幸いです。