【講師著書から読み解くビジネスの真髄】①

ビジネスは戦争!?

世界中の将校が学び、ビジネスにも応用される戦いの勝利の法則として広く知られているクラウゼヴィッツの『戦争論』。

確かに、ビジネスは戦争や競争に例えられることが多いですし、

現在毎日のようにロシア-ウクライナの戦争報道がされており、「戦争のスキルがビジネスに!?」という方もいらっしゃるかも知れませんが、我々が日常仕事でよく使う言葉・単語を思い出してみてください。

・・・「ターゲット」「オペレーション」「戦略・戦術」「キャンペーン」etc.これらは全て軍事的用語として使われていたものなのです。

勝ち組と負け組

競合先に一歩先んじることが最も重視されるので、ビジネスの世界では絶えず競争が続いています。優勝劣敗はビジネスにとって避けて通れない道なのです。

競争である以上、勝ち組と負け組が出てくるのも確か。勝ったり負けたりで一喜一憂するビジネスの現場では、心の安まるときはないですよね。

クラウヴィッツの戦争論に学ぶビジネスの戦略

数多くのビジネス書がありますが、仕事で様々な問題を抱えている時に読むと、ヒントになることが満載の著書だと思います。

「攻撃は最大の防御」というのは果たして本当に正しいことなのだろうか?クラウゼヴィッツは検証と思案を重ねた結果、こう断言する。

防御は攻撃より強力な戦争形式である

例えば、「華やかな新規開拓・新規事業」と「日々の地味なルーティーン業務」をどう捉えるか?・・・この理論が腑に落ちるだけで、ビジネスにおける基本的発想は変わるような気がします。

・理論は実践に仕えるもの。両者は対立するものではない。

・不確実性は、戦略の技術を高めてくれる源泉

・規範的な理論の利用よりも、継続的に熟慮することの方が大事。規範的な理論は対立を解消させ緊張感を弱める。


・戦略は道具ではない。「モノ」としての戦略が有効だったのは、過去の安定した状況での話。精神力と自由な想像力を最大限に発揮して、現実を常に明確にとらえるように心がける。


・単純さと複雑さ。単純さには勇気があり、複雑さには利口さがある。危険が満ちている状況では、利口さよりも勇気を重んじなければならない

「戦争論」そのものを学ぶというより、数ある戦争論の中から特にビジネスでも使えるテーマを抽出し、「戦略について」「戦術について」「リーダーシップについて」の三章に分けられおり、

その本質を平たく理解した上で、知見を自分の仕事に具体的に活用していくための発想・ヒントが得ることが出来る構成になっております。

著者 新田 龍(にったりょう)さん

『本書は「戦争論クイズ本」でもあり、「戦争論のテーマに即した戦研究本」でもあり、「戦争論・現代ビジネス応用本」でもある。教養のため、話のネタのため、ビジネスヒントのため・・・いろいろな目的で本書を楽しんでいただければと思う。

クラウゼヴィッツ「戦争論」のエッセンスによって、どんな局面にも負けないビジネスの戦略・戦術を読者が掴み取ることを願って止まない。』(新田 龍)

新田 龍さん印刷用プロフィール資料
 (制作:リンクアップビズ)      

・・・いかがでしょうか?オンライン講演事業に取り組まれる執行部さんのご参考になれば、幸いです。