【講演企画担当者が知っておくべきこと】vol.36

組合活動における組合役員に必要なスキルとして、「コミュニケーション」「リーダーシップ」「モチベーション」等が挙げられますが、残念ながら学校で体系的に教えてもらうスペックではないですね。

―組合役員におけるリーダーシップとは?―

今回は、「リーダーシップ」を取り上げてご紹介いたします。
組合役員は職場の皆さんを引っ張っていく立場にあります。

近年の労組界全体でよくお聞きする課題のひとつに、「組合役員の若年化」があります。職場でも下から数えた方が早い層の方が組合役員になっているということも、珍しくありません。しかし、執行部の皆さんは彼らに組合役員として「リーダーシップを発揮してほしい」と願っておられます。

―求められる下からのリーダーシップ―

そこで、必要となってくるのが、「上からのリーダーシップ」ではなく、「下からのリーダシップ」です。つまり、フォロワーシップ・サーバントリーダーシップ・ボスマネジメントです。

フォロワーシップ(部下力):集団の目的達成に向けて、フォロワーがリーダーを補助していく機能のこと。

サーバントリーダーシップ:職場やプロジェクトのメンバーを支援して、目標達成に導く、奉仕型のリーダーシップ。

ボスマネジメント:組合活動のみならず、仕事においても切っても切れない「上司」という存在。上司にマネジメントされるのではなく、自分が上司をマネジメントするという考え方。

実際、このような内容でオンライン講演を開催された執行部の皆さんからは、以下のようなご感想をいただいております。

今回、若手組合役員向けに“フォロワーシップの意識づけ”ということで、グループワークなどを通して、実際動くことで理解することが出来ました。』

ある意味“斬新な切り口”で参考になりました。今まで組合役員向けのリーダーシップと言うと、“上司目線”からの話が多かったので、“部下力”という新たな考え方に共感しました。』


・・・私たちは学生時代に体系的に「リーダーシップ理論」を学ぶ機会はほとんどありません。

社会人となり、リーダーシップを発揮しようとすると、まず理論を知り、スキルを理解する機会も設けていく必要があるのです。ご参考にして頂ければ、幸いです。

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・・・いかがでしょうか?オンライン講演事業に取り組まれる執行部さんのご参考になれば、幸いです。