リアル開催からオンライン開催になって、様々なことが変わりましたが、“講師選定”もその一つです。
-著名人講師のオンライン講演事情-
いわゆる“著名人”講師に多いのですが、“オンライン対応はしない、出来ない”という著名人講師の方が一定数おられます。
主な理由としては、「今まで対面で目の前の参加者の反応を見ながら出来たのが、オンラインだとそれが出来ないから」、「著作権などの関係でオンラインだとよりそのリスクが高まる」といったものです。
-いざ、経験されると・・・!!-
先日、一度もオンライン講演経験がなかった某俳優さんにオンライン講演をご経験して頂きました。最初、話を持っていって時はあまり乗り気ではなかったのですが、オンライン講演の良さをプレゼンさせて頂き、受けていただくことになりました。
勿論、事前に打ち合わせやリハなどを積み重ね、入念なリハーサルを行いました。
ご本人もマネージャーさんも、オンライン講演の魅力にハマったようで、
『今回色々ありがとう。オンラインに少し偏見があったけど、その良さに気付くことが出来ました。またよろしく!』…と仰って頂けました。
-コロナの影響で-
エージェントとして、講師が「オンライン講演をしない」から、諦めるのではなく、何とか実現に向けて動くことも必要ではないかと思います。
現場感覚で言いますと、リアル開催の場合より2〜3割ぐらい相当する講師がいる感じです。お客さま側の事情で言いますと、コロナ禍で各事業を見送った影響で、予算消化のため通常より予算が残っていたり、
リアル開催では階層別など細かく分けて開催されていたのを、まとめて開催というご意向で、「出来ればより皆が知ってる講師で」というご要望が増えました。
-オンライン講演にベターなデリバリー-
オンライン講演に於いては、デリバリー形式で言うと、“講和型”より“参加型”、“巻き込み型”、“アクティビティ型”が好まれる傾向にあります。
決して“講和型”が劣るという意味ではなく、オンラインの特性でゲスト(参加者)がミュート状態で、日本人特有のリアクションの薄さと相まって、
お客さま(講演担当者)は、リアル以上にゲスト(参加者)を身近に感じる分、「真剣に聞いているんだろうか?」と不安になるんだと思います。
一回でもオンラインを経験して頂いたお客さまは、ほとんどと言っていいほど、「内容は勿論大事ですが、楽しく、盛り上がる講演が良いですネッ。」となります。
“講話型”が多い著名人講師の場合、「いかに双方向の形に持っていくか?」というアイデアもエージェントとしての腕の見せ所ですし、お客さまにどう納得して頂き、話を進めていくか?も、エージェントとして腕の見せ所では?と思っています。
・・・“ホスト(千里)の道も一歩から”。エージェント業界最高値となる200zoomを今日までに経験した塾長の実体験からの塾長なりの“ホスト道”、そして今後より“ホスト道を極める”ための考察をしていきたいと思います。